INTEGRATED REPORT

三井 不 動産 統合 報告 書

2026


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix


Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026

INDEX


CONTENTS

マネジメントメッセージ

2

CEOメッセージ

11

CFOメッセージ

16

コーポレート・ガバナンスハイライト

17

社外取締役座談会

21

三井不動産グループの企業価値拡大に向けて

23

経営理念/三井不動産のDNAマークの理念

24

価値創造プロセス

25

1.経営の資源

26

2.持続的な成長を実現するビジネスモデル

27

3.三井不動産グループのマテリアリティ

30

4.価値創造の成果

31

ステークホルダーからの期待・関心

33

価値創造のあゆみ ~挑戦し続けるDNA

34

三井不動産グループの現在地

35

ひとめでわかる三井不動産グループの事業

  1. 三井不動産の価値創造


    マネジメントメッセージ

    1. 戦略を支えるインフラ

      52

      人材戦略

      60

      DX戦略

      64

      サステナビリティ戦略

      66

      特集:“終わらない森”創りがつなぐ、街づくり

      71

      コーポレート・ガバナンス

      83

      新任社外取締役メッセージ

      84

      リスクマネジメント

      86

      コンプライアンス

      88

      オフィス

      90

      商業施設

      92

      物流施設・データセンター

      94

      住宅(すまいとくらし

      96

      ホテル・リゾート

      98

      スポーツ・エンターテインメント

      100

      海外事業

    2. 事業別戦略



      38

      グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030

      41

      事業戦略

      45

      特集:「場」と「コミュニティ」で拓くインダストリアルアセット

      48

      財務戦略

  2. 価値創造に向けた戦略


105

財務ハイライト

106

財務分析

108

非財務ハイライト

109

賛同するイニシアチブ/社外からの評価

110

気候変動への対応

112

生物多様性の保全

116

会社概要/株式情報

117

編集方針

  1. Appendix

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略



将来の見通しに関する注意

本統合報告書のうち、業績見通しなどに記載されている将来の数値は、現時点で入手可能な情報に基づき判断したもので、リスクや不確実性を含んでおり、また、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。従いまして、これらの業績見通しのみに依拠して投資判断を下すことはお控えくださいますようお願いします。実際の業績はさまざまな重要な要素により、これら業績見通しとは大きく異なる結果となり得ることをご承知おきください。実際の業績に影響を与える重要な要素には、当社グループの事業領域を取り巻く経済情勢、対米ドルをはじめとする円の為替レート、日本の株式相場などが含まれます。

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

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INDEX

マネジメントメッセージ

CEO Message

変化の大きな時代を新たな価値創造の機会(チャンス)と捉え、

当社の競争優位性を最大限に活かし、

企業価値向上を力強く推進してまいります。

PICK UP



Q.1


まず、前期の業績の振り返りを踏まえた、 足元の株価に対する認識を教えてください。


三井不動産株式会社代表取締役社長


過去最高を更新しただけでなく、グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」で2026年度の目標として掲げていた事業利益、当期純利益、ROEといった主要指標を1年前倒しで達成することができましたP.39


んでいます。これは「& INNOVATION 2030」で掲げた2026

年度目標を150億円上回る水準です。

当社は、オフィス、商業施設、ホテル、物流施設、住宅、海外事業など、多様な事業領域において、「リアルな場だからこそ生

CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

皆様とともに創り上げたグループ長期経営方 針「& INNOVATION 2030」を対外公表して以来、2度目の決算となりましたが、2025年度決算は、私自身、当社グループの競争優位性と成長戦略の正しさをあらためて証明する決算であったと考えています。売上高、営業利益、事業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のすべてにおいて

これは単なる好業績ではありません。私たちが長年にわたり磨き上げてきた優良な事業機会を獲得する力、開発力、これらの付加価値を収益へと転換する力が、着実に収益として結実していることの証左であり、当社の持続的な成長力を示す結果であると確信しています。さらに、2026年度の業績予想では、親会社株主に帰属する当期純利益2,850億円を見込

み出せる価値」を徹底的に追求してきました。人々が集い、働き、学び、楽しみ、新たな価値を創造する場を提供することこそが当社の使命であり、その価値が収益として顕在化し始めていることを非常に心強く感じています。

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


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価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

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CEOメッセージ


一方で、株価については率直に申し上げて、当社の実力や将来の成長力が十分に評価されているとは考えていません。この1年間を振り返ると、好調な業績やインフレ環境への期待を背景に、当社株価は20262月に上場来高値を更新しました。しかし、その後は中東情勢をはじめとする地政学リスクや長期金利上昇への懸念などから、不動産セクター全体が軟調に推移しており、当社も例外ではありません。もちろん、マーケットにはマーケットなりの判断があります。しかし、私は経営者として、現在の株価水準は当社の本源的価値を十分に反映したものではないと考えています。なぜなら、当社には将来にわたり利益成長を実現するための極めて強固な競争優位性があるからです。

私は当社の強みを、「事業機会の獲得能力」「高付加価値な街・施設・サービスを創造する力」「その付加価値を収益へと転換する力」という3つの力に集約できると考えています。 第一に、圧倒的な事業機会の獲得能力です。国内外における長年の信頼関係やネットワーク、そしてトップクラスの実績を背景に、当社には他社にはない数多くの事業機会が集まります。 第二に、高付加価値な街や施設・サービスを創造する力です。単に建物を開発するのではなく、人々が集まり、新たな交流やイノ


ができると確信しています。


また、資産価値の観点から見ても、当社の評価余地は大きいと考えています。賃貸等不動産の含み益に加え、投資家向け分譲用資産の含み益も考慮した実質的な1株当たりNAVは約2,550円と試算しています。時価総額ベースでは約7兆円に相当する水準です。さらに、開発中資産や住宅分譲資産、マネジメント事業の価値など、現時点の数字には十分反映されていない将来価値も数多く存在しています。そうした観点から見ても、当社の企業価値には依然として大きな評価余地があると考えています。

(図1)保有資産の含み益および1株当たりNAV

※ 含み益①に加え、一部の「その他の有形・無形固定資産」および稼働中の「販売用不動産(投資家向け)」(含み益②)を考慮

含み益②

1.3兆円

含み益①

4.0兆円

その他資産

賃貸等不動産


このような観点から、当期は初めて期初段階で400億円の自己株式取得を決定し、すでに取得を完了しました(515日~ 27日で取得済み)。また、すでにアナウンスさせていただいているとおり、今期、追加の自己株式取得の検討も行ってまいります。私は株価水準によっては、自己株式取得が効率的な投資であることも十分認識しています。今後も資本効率や株価水準を踏まえながら、機動的な自己株式取得を含めた資本政策を実行していきます。


もっとも、私が最も重視しているのは、短期的な株価対策ではありません。持続的な利益成長を実現し、その成果を株主の皆様に還元し続けることです。私は「成長」「効率」「還元」を三位一体で捉えた経営を推進しています。

事業戦略である「三本の道」を着実に推進し、利益成長を実現すること。

投資有価証券の売却や自己株式取得などを通じて資本効率を高めること。

そして、その成果を株主還元としてお返しすること。

この好循環を力強く回し続けることで、2030年前後の目標であるEPS成長率+8%/年以上(CAGR)、ROE10%以上を当

ベーションが生まれる場を創出することが当社の強みです。 第三に、その付加価値を適正に評価いただき、収益へと転換する力です。どれほど優れた施設であっても、その価値を顧客に理解していただき、賃料や利用料金、ひいては販売価格と

販売用不動産

(個人向け住宅)

販売用不動産

(投資家向け・開発中ほか)

販売用不動産


その他の有形・

無形固定資産(その他)

3.7兆円

その他の

有形固定資産(一部)

0.5兆円

然に達成してまいります。


当社には、2031年度以降に収益貢献する日本橋・神宮外苑・築地等の豊富なパイプラインがあり、当社の強い事業機会獲

して表現し、収益化できなければ意味がありません。当社はこの点においても業界トップクラスの競争力を有していると自負しています。

この三位一体の強みこそが、当社の利益成長の源泉です。そして、この強みによって、投資家の皆様が不安視されている建築費や金利負担の上昇によるコスト上昇圧力を跳ね返し、良

(投資家向け・稼働中)1.1兆円


BPS


含み益①を考慮した

1株当たりNAV含み益②を考慮した 1株当たり修正後NAV


1,206


2,210

2,550

得力により、さらなるパイプラインの拡充も進んでいます。また、環境変化に左右されにくいバランスの取れた事業ポートフォリオがあります。さらに、これらの掛け合わせによる多様な利益創出機会があります。私は、当社が有するこうした強みを市場の皆様にこれまで以上に丁寧かつ力強くお伝えしながら、企業価値向上の実現に全力で取り組んでまいります。

質なリターンを確保し、継続的に利益成長を行っていくこと

0 1,000 2,000 3,000

2025年度末時点)

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CEOメッセージ

Q.2

株価が十分に評価されていない理由とし


に関する損失計上を見込む必要がない状況となっています。


(図32026年度竣工予定の主な海外物件

て、国内事業は非常に好調な一方で、海外事業においてここ数年損失計上が続いてきたという点も指摘されています。今後の海外事業についてどのようにお考えでしょうか?


海外事業については、投資家の皆様からご指摘いただくこと

このため、2026年度は海外事業利益として約600億円を計画しており、2025年度から大幅な増益を目指しています。 この利益成長を支えるのは、当社が世界有数の都市において長年かけて築いてきた優良資産群です。

9,000億円もの含み益を有するニューヨーク・マンハッタンの

50 Hudson Yards」、「55 Hudson Yards」などの3つの旗艦オフィスビルは、高い競争力を維持しており、今後も安

[インド•ベンガルール]

RMZ Ecoworld 30

[米国•ボストン]

Innovation Square Phase

も多いテーマですが、私は今後の成長に向けて重要な転換点

定的な賃貸収益を生み出していきます。加えて、これまで開発

(図42027年度竣工•開業予定の主な海外物件

を迎えていると認識しています。

振り返りますと、新型コロナウイルス感染拡大は、100年に一度の社会的インパクトを与えたといっても過言ではないと考えていますが、世界の不動産市場にも極めて大きな影響を与えました。特に米国では、ワーク・フロム・ホームの定着など、従来想定していなかった構造変化が生じました。また、急激な金利上昇に伴い、Cap Rateも大幅に上昇し、不動産市場を取り巻く環境は大きく変化しました。当社としては、そのような環境変化を踏まえ、将来に向けたリスクを適切にコントロールする観点から、必要な処理を着実に進めてまいりました。 その結果、2026年度については、これまでのような海外物件


(図2)今後の海外事業利益の見込み

してきた資産の回転も進めることで、分譲利益も黒字転換させ、今期のガイダンスを達成してまいります。

また、今後数年間にわたり、利益貢献が期待できる大型プロジェクトが続々と竣工・開業を迎えます。2026年度にはインド・ベンガルールの大規模オフィス「RMZ Ecoworld 30」、米国・ボストンのラボ&オフィス「Innovation Square Phase III」が竣工します。さらに2027年度には、オーストラリア・シドニーの「55 Pitt Street」、英国・ロンドンの「South Molton Triangle」、台湾・高雄市の「ららぽーと高雄」などが順次、竣工・開業を予定しています。さらに2027年度には、米国・サンベルトの賃貸住宅もリースアップし、売却時期を迎える物件が出てまいります。アジアの分譲住宅の契約も順調に積み上がってきています。中東情勢の不確実性が低下し、金融環境・

[オーストラリア•シドニー]

55 Pitt Street

[台湾•高雄市]

ららぽーと高雄

[英国•ロンドン]

South Molton Triangle

2027年度目標

1,000億円規模

海外の不動産マーケットが安定に向かうということが前提ではありますが、このような良質なパイプラインを背景に、賃貸利益の拡大と回転加速の両輪により、2027年度に1,000億円の事業利益を達成したいと考えています。

2026年度予想

600億円程度

2025年度実績

313億円

このほかにも、インドでデータセンターへの投資が決定するなど、さらなる優良資産への投資も進んでいます。

地球儀を俯瞰して、スマートに投資・回収の意思決定を行っていくことで、海外事業においても、資産規模に応じた利益計上

(図5)米国•サンベルトにおける賃貸住宅

[米国•サンベルト]

できるように取り組んでまいります。

Parkview Turtle Creek(ダラス)

Hanover Buffalo Bayou(ヒューストン)

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CEOメッセージ

Q.3

海外事業の利益を伸ばしていくというご説明がありましたが、そのほか、2030年前後


にとって大きな追い風であると考えています。

まずオフィス事業では、「行きたくなる街にある、行きたくなる


(図6)日本橋•八重洲エリア募集賃料の推移

「八重洲・日本橋・京橋」が東京主要エリアで募集賃料1位に

EPS成長率やROEといった数値目標達

オフィス」を追求してきた成果が花開き始めています。

日本橋本町・室町

丸の内・大手町

新橋・虎ノ門

成に向けた成長ドライバーについてどのようにお考えでしょうか?


私は、2030年度に向けた当社の成長戦略を考えるうえで最も重要なことは、「成長の確度」であると考えています。目標を掲げることは簡単です。しかし投資家の皆様が知りたいのは、

「なぜその目標を達成できるのか」「どのような利益成長の

例えば、日本橋においては、商業・オフィス・ホテル・住宅等が融合したミクストユースの物件の開発を行うとともに、官民地元一体となり、福徳神社を再興させ、裏路地の整備も行うなど、日本橋から八重洲にかけて、建物の開発にとどまらず平面でもミクストユースな街づくりを行うことで、平日・土日、昼夜を問わず多くの人で賑わうウォーカブルでウェルビーイングな街に仕立ててきました。

さらに、日本橋をライフサイエンス・宇宙・半導体ビジネスの

八重洲・日本橋・京橋

(円/月・坪)

50,000


40,000


30,000


20,000


10,000

20104

桜丘・南平台 六本木・麻布

185%

175%


20264

道筋があるのか」ということだと思います。

私は、「& INNOVATION 2030」で掲げたEPS成長率+8%/年以上(CAGR)、ROE10%以上という目標は当然に達成できると確信しています。その理由は、当社が成長を支える複数のエンジンを有しているからです。私は当社の成長ドライバーを大きく3つに整理しています。

第一は、既存アセットの収益力向上です。

第二は、新たなアセットクラスの収益の拡大です。

第三は、フィービジネスを中心としたアセットライトな収益の拡大です。

これらが相互に作用することで、持続的な利益成長を実現していきます。


第一の成長ドライバー:既存アセットの収益力向上

足元のインフレ環境において、当社は「デカップリング」を成長機会として捉えています。これまで長らく、日本では賃料やサービス価格が十分に上昇しない環境が続いてきました。しかし現在は、立地や品質、サービスによる差別化が適正に評価される市場へと変化しつつあります。私は、この変化は当社

「聖地」とすべく、新産業創造の拠点となるようなコミュニティづくりも行っていますが、会員数は順調に増加していますし、それぞれ、大企業からスタートアップまで幅広い企業群

(「産」)だけでなく、行政・研究機関・アカデミアといった「官」

「学」をも巻き込んだ実効性のあるエコシステムが構築できています。このエコシステムに参画すべく、さまざまな組織が日本橋に拠点を構えるようになっており、集積がさらに集積を呼ぶという「マグネット効果」ともいうべき現象が生じ、「産業クラスター」を生み出しつつあると考えています。このように、戦略的にコミュニティづくりを行ってきたことが、関連企業が日本橋という街にいなければならないという必然性を生み出すに至り、オフィスのリーシングにおいても大いに貢献するという段階に至っています。

このような戦略的な取り組みの結果、一昔前は「丸の内・大手町」をピークとする富士山型だったオフィス賃貸マーケットが、今や、「八重洲・日本橋・京橋」を最高峰として「丸の内・大手町」「日本橋本町・室町」等の複数のピークの連なる八ヶ岳連峰型へと変化しています。

※ ライフサイエンス分野のコミュニティ「LINK-J」:1,041

宇宙分野のコミュニティ「cross U」:371、半導体分野のコミュニティ「RISE-A」:101

※三幸エステート(株)データより作成。1フロア200坪以上の大規模ビルの共益費込募集賃料


(図7)東京主要エリア募集賃料の推移

2010年の募集賃料のイメージ 現在の募集賃料のイメージ

(富士山型) (八ヶ岳連峰型)


日本橋本町・室町

八重洲•日本橋•京橋

丸の内・大手町

新橋・虎ノ門

六本木・麻布

桜丘・南平台

日本橋本町・室町

八重洲・日本橋・京橋

丸の内・大手町

新橋・虎ノ門

六本木・麻布

桜丘・南平台

※三幸エステート(株)データより作成。1フロア200坪以上の大規模ビルの共益費込募集賃料


当社物件に対する需要も極めて堅調であり、2025年度には、 10%以上の増賃改定を実現したテナント数が前年度の約3倍に増加しました。また、一部では20%から30%を超える増賃改定も実現しています。

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さらに象徴的な事例として、現在開発中の八重洲二丁目中地区プロジェクトでは、月坪10万円という極めて高い賃料水準での契約も実現しています。このような実績も踏まえ、その取り組みをさらに加速し、特に希少性の高い都心物件を中心に数十パーセントの増賃を前提として、全国平均で2桁の増賃改定を実現していきます。さらに当社が業界のトップランナーとして導入を進めているCPI連動条項も原則として導入してまいります。

これは単なる市況の追い風ではありません。当社が長年にわたり積み上げてきた街づくりの力、経営課題解決に資するサービス提供力、BCP対応を含めた運営力、これらを包含するオフィス価値向上への取り組みが評価していただけている結果だと考えています。引き続き、当社がマーケットをけん引するという強い意志を持ち、インフレ時代に対応した契約形態への転換も進めていくことで、「稼ぐ力」を着実に高めてまいります。


商業施設についても同様です。

①日本の総人口の1割以上となる1,450万人もの会員数を誇る「三井ショッピングパーク」会員の平均世帯年収が日本の平均よりも高水準という顧客属性に加え、相次ぐ賃上げ、株

高の恩恵もあり、1人当たりの売上額が増加していることや、


のアリーナ事業との連携など、スポーツ・エンターテインメントとの連携フックとなるイベントの開催によって施設売上を増加させるとともに、並行して、賃料や共益費の増額交渉も進めていくことで、商業施設における賃貸収益も伸ばしてまいります。

私は、不動産事業の本質は「賃料成長」であると考えています。賃料が上がれば、賃貸利益が増えるだけではありません。資産価値も向上し、将来の売却利益も拡大します。つまり、賃料成長は賃貸利益と分譲利益の双方を押し上げる極めて強力な利益成長ドライバーなのです。2026年度は投資家向け分譲の営業利益と固定資産売却益等を合わせて1,450億円の資産回転に伴う利益を計上予定であり、すでにその利益の 50%以上分について契約済みですが、来期以降も、賃料増額等により付加価値を最大化したうえで、資産回転を加速していきます。


第二の成長ドライバー:新たなアセットクラスの収益の拡大

特に注力しているアセットは2つありますが、一つ目はアリーナ事業です。

AI等の浸透による生産性向上を背景とする可処分時間の増

加、高齢化による余暇市場拡大などにより、人はこれまで以


ななか、当社は首都圏での東京ドーム・秩父宮・「LaLa arena TOKYO-BAY」という5万、2万、1万人の全クラスに対応可能な施設ラインアップをそろえようとしています。また、名古屋でアリーナ建設を進めているほか、株式会社クボタのなんばの旧本社跡地活用プロジェクトとして、収容人数約1.25万人の多目的アリーナ「(仮称)Kubota LaLa arena」を核として、ホテルや商業施設を含む複合開発を進めており、日本の大動脈である東名阪の各エリアでのアリーナ整備を進めています。

5万人

規模

2万人

規模

(図8)東名阪エリアにおける多規模のアリーナ施設の展開

1万人

規模

1万人

規模

築地地区まちづくり事業 (仮称)新秩父宮ラグビー場



②後でもお話ししますが、スポーツ・エンターテインメントと

上に「意味のある体験」や「他者とのつながり」を求めるように

LaLa arena TOKYO-BAY

(仮称)名古屋アリーナ

の相乗効果、つまり、「コト消費」「トキ消費」という時代のニーズをしっかり捉えた結果、来館者数が増加していることなどにより、毎年、施設全体の売り上げが向上しています。施設売上の成長が賃料成長につながり、それが当社の利益成長へと結び付いています。オフィスの増益効果は徐々に効いてくるものでありますが、商業施設の売上増加に伴う増益効果はその年にすぐに効いてくるという即効性があります。引き続き、強い顧客基盤を背景として、来館したくなる施設づくりや、当社

なると考えています。エンターテインメントをリアルな場で提供するアリーナは、その受け皿として、人が集まる理由を提供する都市インフラとなるため、価値が高まっていくと考えていますし、経営理念に「& PEOPLE 人々とともに、感動をともに」を掲げる当社だからこそ取り組むべきアセットと私は考えています。なにより、スポーツ・エンターテインメントに関するニーズは今後、拡大していく一方で、受け皿となるアリーナは不足していて、成長の余地があると考えています。このよう

このように、さまざまな規模・エリアを網羅したアリーナのネットワーク・ポートフォリオを整備するとともに、スポーツ・エンターテインメントの聖地であり、他の追随を許さない東京ドームのブッキング力を活かすことで、あらゆるアーティストへのツアー提案等の企画提案力を向上させることができると考えています。アリーナ事業全体をネットワークとして圧倒的な地位を確立し、日本のスポーツ・エンターテインメント分野の国際競争力強化にも貢献してまいります。

1

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CEOメッセージ

さらに、これらの施設は当社の商業施設と隣接・連携していることも特徴です。「LaLa arena TOKYO-BAY」は「ららぽーと TOKYO-BAY」と隣接していますが、アリーナ開業により、周辺の当社商業施設への回遊も活性化し、イベント開催日に「ららぽーとTOKYO-BAY」来館者数が昨年同日比で140%程度まで増加した実績も出ており、売上に大きく貢献していま


(図9)インド主要都市でのデータセンター事業参画(全4物件)


また、コミュニティからの「場の整備」というニーズをいただき、2019年から始めた都心型の賃貸ウェットラボ「リンクラボ」は、従来の所有型施設の課題であった多額の設備投資、郊外立地による人材獲得などに対するソリューションとして、オープンイノベーションに適した都心賃貸型の研究施設として選ばれてきています。

す。また渋谷の「MIYASHITA PARK」では、東京ドームで開催されるコンサートやスポーツイベントに合わせてポップアップストアを展開していますが、大きな集客効果がみられ、施設全体の売上向上に寄与しています。世の中は「モノ」消費とは別次元で「推し活」に代表されるように「コト」「トキ」消費が爆発的に伸びています。リアルのショッピングセンターを持つ当社の強みとして、「コト」「トキ」と「モノ」を融合して、さらに次の次元に高めていきたいと考えています。

(仮称)CapitaLand DC Chennai



(仮称)CapitaLand DC Mumbai


(仮称)CapitaLand DC Hyderabad

スタートアップのみならず、大手製薬企業にもご活用いただく例が出てきています。さらにテナントのすそ野は、半導体・食品・エネルギー等の非製薬企業まで広がってきています。各物件のリーシングは非常に順調に推移していますし、第1号物件をリーシングしていた約5年前と比較すると、賃料水準は約1.5倍まで成長しており、都心型・賃貸型ラボへの需要の強さを実感しています。直近では、江東区でも新規事業機会を獲得するなど順調に事業規模を拡大させており、利益規模の

ムンバイ

2物件)

ハイデラバード

チェンナイ

二つ目としてはデータセンター、ライフサイエンス、サイエンスパークといったインダストリアルアセット領域です。私は、この領域こそ今後の日本の「令和の殖産興業」ともいうべき産業競争力向上と、当社の成長を同時に実現できる市場である

また、ライフサイエンス領域では、その分野のコミュニティである「LINK-J」からのニーズを捉えた賃貸型ラボ&オフィスである「リンクラボ」を中心に事業を拡大しています。私がビルディング本部長だった2016年に立ち上げた「LINK-J

拡大につなげていきます。

(図11)賃貸ラボ&オフィスの需要の拡大


非製薬企業

と考えています。

データセンターについては、国内で2035年度までに累計 6,000億円の投資を目指していますが、昨年度は関西に加え、さらにもう一件、新規の事業機会を獲得しており、順調に投資を積み上げています。AIの普及やデジタル化の進展によ

は、2026年に10年の節目を迎えます。会員数は2025年末に1,000を超え、シンポジウムや会員主催のイベント等も 1,250回以上開催され、非常に活発なレベルの高いコミュニティとなり、イノベーションを生み出すプラットフォームとなっています。

3


5年前と比較して、

賃貸ラボ&オフィスに入居する 企業属性


製薬企業

り、データ処理需要は世界的に急拡大しています。当社は国内のみならず、インドにおいても、全世界的に事業展開し、アジア有数の運用資産額・開発実績を持つ不動産開発・運用会社であるシンガポールの「キャピタランド」とのJVとして大型案件への参画を決定しました。キャピタランドから、データセンター事業を継続的に検討していこうというご提案をいただ

いていますので、今後は海外も含めてデータセンター事業を

(図10LINK-J特別会員数推移

854

955

687

565

370

446 450

137

254

バナンスと攻めのガバナンスを意識して、活発な議論を行っ

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三井不動産の価値創造

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価値創造に向けた戦略

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戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造

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CEOメッセージ


Q.5

最後に、さらなる企業価値向上に向けて、あらためて抱負をお聞かせください。


現在、世界は大きな転換点にあります。地政学リスクの高まり、サプライチェーンの再構築、インフレの進行、金利環境の変化、さらには人口動態や産業構造の変化など、私たちを取り巻く経営環境はかつてないほど大きく変化しています。こうした変化を前にすると、不確実性ばかりが強調されがちです。しかし私は、変化の大きな時代だからこそ、新たな価値創造の機会もまた広がっていると考えています。当社グループはこれまで、時代ごとの社会課題と向き合いながら、その解決を通じて成長してまいりました。街づくりを通じて人々の豊かな暮らしを支え、産業基盤の整備を通じて日本経済の発展に貢献し、新たなコミュニティやイノベーションの創出を支える場を提供してきました。

そして今、私たちは新たな成長ステージに立っています。当社には、他社を凌駕する圧倒的な事業機会獲得能力があります。また、インフレのなかで、賃料等として正当に評価していただけるようになっている高付加価値な不動産・サービスを提供しています。さらに、長年にわたり培ってきた顧客やテナント企業との信頼関係、国内外に広がるネットワークを梃子としたリーシング力や、多様なアセットにおける運営ノウハウも有しており、これらを基盤として多面的な付加価値を収益へと転換する力があります。そして、なにより、数多くの挑戦を通じて蓄積してきた知見と経験があります。

このような当社の競争優位性の源泉を最大限に活かすことにより、不確実性が高いなかでも、コストの上昇を上回る良質なリターンを見込むことができると確信していますし、将来にわたる利益成長を支え、圧倒的に優位なポジションを形成し続けられると確信しています。


また、データセンター、ライフサイエンス、サイエンスパークをはじめとするインダストリアル・アセット領域への挑戦は、単なる事業機会の拡大ではありません。日本の産業競争力の向上やイノベーション創出に貢献するという社会的価値と、当社グループの持続的な成長という経済的価値を両立させる取り組みであると考えています。私は、企業価値向上とは、経済的価値の追求だけで実現できるものではないと考えています。社会から必要とされる企業であり続けること。社会課題の解決に貢献し続けること。その結果として利益成長を実現し、株主の皆様への還元を拡大していくこと。この好循環を長期にわたり維持していくことこそが、本質的な企業価値向上につながるものと考えています。

その意味において、「& INNOVATION 2030」で掲げたEPS成長率+8%/年以上(CAGR)、ROE10%以上という目標は、通過点に過ぎません。私たちが目指しているのは、その先にある持続的な価値創造企業への進化です。これまでも申し上げてきましたが、企業価値向上、そして株主価値向上は、経営者


としての私の最大の使命です。当社には豊富な事業機会があります。そして、それを持続的な利益成長へ結び付ける競争優位性があります。私は、その強みを最大限に活かしながら、利益成長、資本効率向上、株主還元の充実を高い次元で実現していく自信があります。また、社会的価値と経済的価値を両輪で創出し、時代の変化を成長の機会へと変えながら、未来に向けて新たな価値を生み出し続けてまいります。このことにより、株主の皆様をはじめとするすべてのステークホルダーの期待に応え続ける企業でありたいと考えています。


繰り返しますが、企業価値向上は私の最大の使命です。「& INNOVATION 2030」の達成は私たちにとってゴールではありません。その先も、グループの総力を結集し、社会に新たな価値を創出し続けることで、持続的な価値創造を続け、企業価値向上への挑戦を続けてまいります。

今後の三井不動産グループに、ぜひご期待ください。

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CFO Message

金利ある世界においても、

「成長•効率•還元」の好循環を加速させ、 持続的なEPS成長と株価向上を実現します。


20263月期業績および今後の業績見通し

2024年に私がCFOとしてその議論と策定に携わった、当社のグループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」においては、投資家をはじめとしたステークホルダーの皆様との双方向の対話を深化させるため、2030年度のありたい姿と、ありたい姿に向けたマイルストーンとして、2026年度の成長性・効率性・株主還元等に関する数値目標をお示ししております。 2年目となる2025年度(20263月期)の実績といたしましては、売上高、営業利益、「& INNOVATION 2030」において新設した利益指標である事業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益(以下、「純利益」)のいずれも業績予想を上回り、過去最高を更新しております。

また、「& INNOVATION 2030」における2026年度(20273月期)の利益目標およびROE目標を1年前倒しで達成いたしました。

そして、株主還元については、「& INNOVATION 2030」において強化した還元方針(総還元性向50%以上、配当性向 35%程度)に基づき、570億円の自己株式の取得を実施し、


専務執行役員

藤岡 千春


また、年間配当金の期初予想33/株から35/株への増配を決定した結果、純利益2,786億円に対する総還元性向は 54.9%となりました。


また、2026年度の業績予想においては、国内外オフィスの賃料増加や国内外商業施設の売上増加等に伴う賃貸利益の伸長、固定資産・販売用不動産をトータルで捉えた資産入れ替えの加速による分譲利益の伸長等を織り込み、売上高、営業利益、事業利益、経常利益、純利益は、いずれも過去最高を更新する見込みです。事業利益は、対前年度比48億円増の4,500億円を、そして、純利益は対前年度比63億円増の 2,850億円を見込んでおります。将来の利益成長の「種」とな


る物件竣工に伴う「成長痛」があることにより、利益成長は前年度に比べ緩やかな水準となる見込みですが、オフィスにおける増額賃料改定やスポーツ・エンターテインメントの集客力を活かした商業施設売上の増加など、「稼ぐ力」は着実に高まっております。

成長性を示す指標であるEPS成長率については、「株主還元の原資」となる純利益の成長を「1株当たりの価値」として示す重要なKPIと位置付けています。「& INNOVATION 2030」では、2023年度予想純利益2,200億円を前提とした EPS78.5円を起点に、2024年度から2026年度までの3年間で+8%/年以上(CAGR)の成長を目標として掲げております。これに対し、2025年度のEPS実績は101.0円となり、


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CFOメッセージ


2023年度を起点とした年平均成長率(CAGR)は13.4%となりました。


さらに、2026年度の予想純利益2,850億円を前提とした EPSは、約105円を見込んでおりますので、2024年度から 2026年度の3年間のCAGRで「+8/年以上」の目標を大きく上回る見通しです。


全社を挙げて、「& INNOVATION 2030」でお示しした事業戦略「三本の道」を通じた成長を実現させることにより、事業利益・純利益といった利益目標、EPS成長率やROEといった成長性・効率性指標の目標達成に向けて取り組んでおりますが、私はCFOとして、引き続き、特に財務運営・キャッシュアロケーションの側面からこれらの目標達成を確実なものとしてまいります。

& INNOVATION 2030 KPIと進捗>




「成長•効率•還元」を

三位一体で捉えた経営推進に向けたキャッシュアロケーション

当社では、どのようにキャッシュを創出するのか、また、その創出したキャッシュの使途をどうするのか、財務運営についてどう考えているのかなどを投資家の皆様にご理解いただき、また、投資家の皆様とのコミュニケーションを深めさせていただくため、「& INNOVATION 2030」において、2024年度から2026年度の3年間のキャッシュアロケーション計画をお示ししています。

2024年度から2025年度の2年間の実績は、キャッシュイン・キャッシュアウトともに約2.2兆円と計画に対し概ね2/3と順調に進捗いたしました。

基礎営業キャッシュ•フローについて

当社の本業としてのキャッシュ創出力の拡大をより明確にお示しすることを企図して設定したものが、「基礎営業キャッシュ・フロー」となりますが、各セグメントの営業利益・事業利益が伸長するなどし、2年間で当初3年間で想定した1兆円程度まで進捗しています。


キャッシュアウト•資本配分について

2024年度から2025年度の2年間では、基礎営業キャッシュ・フローと資産回収による合計約2.2兆円のキャッシュをもとに、キャッシュアロケーション計画策定時の方針のとおり、借り入れの増加を抑制しながら、つまり、新規の借り入れや増資に頼らず、成長投資・戦略的資金・株主還元への適正な資本配分を行いました。

「成長投資」については、「& INNOVATION 2030」策定時には予定していなかった、優良な投資案件の獲得も含め順調に進捗いたしております。東京都・府中市における大型の商業施設計画や、アメリカ・ボストンにおける賃貸ラボ&オフィス事業「Innovation Square PhaseⅢ」、オーストラリア・シドニーのCBDエリアに位置するオフィス事業「55 Pitt Street」、イギリス・ロンドンにおける賃貸ラボ&オフィス事 業「(仮称)大英図書館再開発事業」などがその代表例です。加えて(株)トヨタオートモールクリエイト(現 エムエフオートモールクリエイト(株))※の取得や、三井倉庫HDとの資本業務提携に伴う株式取得など、戦略的資金の活用にふさわしい投資案件を獲得いたしました。これらを受け「、成長投資」と

「戦略的資金」は2カ年累計で約1.9兆円となっております。

※ カラフルタウン岐阜やトレッサ横浜を運営しており、20258月に当社が全株式を取得しております。

20242026年度のキャッシュアロケーション計画と20242025年度進捗>

3カ年累計(2024年度~2026年度)




1 2023年度業績予想EPS78.5円を起点とする ※2 一定の仮定を前提に算出

資産回収について

2024年度実績

2025年度実績

2026年度予想

2026年度目標

成長性指標:EPS成長率1

13.7%/

EPS89.3円)

13.4%/

CAGR

EPS101.0円)

約+10.3%/

CAGR

EPS:約105円)


8%/年以上

CAGR

効率性指標:ROE

8.0%


8.7%



8.5%以上2


8.5%以上



PL:事業利益

3,986億円

4,451億円

4,500億円

4,400億円以上

PL:当期純利益

2,487億円

2,786億円

2,850億円

2,700億円以上

また、「資産回収」については、資産回転を加速する方針のもと、

「& INNOVATION 2030」において3年間で2兆円程度の回収を計画しております。これは、20212023年度の実績に対して約1.4倍の水準です。2025年度までの2年間では、販売用不動産に加え、固定資産や有価証券の売却も進捗し、累計回収額は約1.2兆円となりました。計画に対する進捗率は約6割となっており、資産回転の加速は着実に進んでいると認識しております。

キャッシュイン

キャッシュアウト



資産回収

2兆円程度

成長投資

2兆円程度

戦略的資金

0.6兆円程度

株主還元

0.4兆円程度

基礎営業 キャッシュ・フロー

1兆円程度

資産回収

1.2兆円程度

(約6割)

成長投資+戦略的資金

1.9兆円程度

(約8割)

0.3兆円程度

(約8割)

株主還元

基礎営業 キャッシュ・フロー

1.0兆円程度

(約10割)

2カ年累計(2024年度~2025年度)キャッシュイン キャッシュアウト


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CFOメッセージ


引き続き、中長期的な企業価値向上に資する成長投資機会を厳選して確保するとともに、投資リターンと資本効率を強く意識した資本配分を徹底してまいります。加えて、株価を踏まえ、自社株買いと投資のリターン水準を総合的に勘案し、最適な資本配分を判断することが、CFOとしての重要な責務と認識しております。

今後も、「成長なくして還元なし」、「成長は効率的であるべき」という考え方、すなわち「成長・効率・還元」を三位一体で捉えた経営の進捗を、キャッシュアロケーションを通して、投資家の皆様にお示ししてまいります。


BSコントロールと 健全な財務体質の維持



極的に縮減することとしておりますが、2025年度においては約40%縮減、2026年度は約50%以上縮減見込みと、2026年度目標を着実に達成する見込みです。

また、純投資目的株式については、「これまでの売却実績に引き続き、今後の株価等を勘案しつつ、将来の成長投資などに振り向ける原資として、継続的・機動的に売却」することとしており、引き続き、時機を捉えた売却を推進してまいります。

23%

40%

50%

引き続き積極的な 縮減を推進

<政策保有株式の縮減状況と目標>


<格付の状況>


格付機関

長期

短期

アウトルック

ムーディーズ

A3

P-2

安定的

スタンダード&プアーズ

A-

A-2

安定的

フィッチ・レーティングス

A

安定的

格付投資情報センター

AA-

a-1+

安定的

日本格付研究所

AA

J-1+

安定的

202687日時点


<資金調達の状況>

連結有利子負債

ノンリコース外貨)

5.0%

ノンリコース円貨)

2.6%

2025年度末


コーポレート

(円貨)

62.9%


コーポレート

(外貨)

29.4%


調達金利の状況

円貨+外貨

1.84%

円貨

0.99%

外貨

3.45%

2025年度末

不動産開発や街づくり型の事業は、長期間にわたりバランスシートを大きく活用することが特徴です。2025年度末の当

2023 2024

2025

2026(目標)……

2030(年度)

長期・短期比率

社のバランスシートは、直近の為替変動による影響もあり、資産総額は約10.1兆円、有利子負債は約4.6兆円となっております。「& INNOVATION 2030」では賃貸利益と分譲利益の両輪での成長を意識しつつ、資産回転を加速し、付加価値

(評価益)を顕在化することなどを通じ、中長期的なバランスシートコントロールを推進することとしています。為替の変動要素はございますが、引き続き、固定資産・販売用不動産について聖域なく売却していくだけでなく、投資有価証券もトータルで捉えた資産回転により、ポートフォリオの強靭化・効率性の向上に取り組んでまいります。

なお、投資有価証券のうち政策保有株式については、「& INNOVATION 2030」において、2024年度から2026年度の3年間で50%縮減することを明示し、その後も引き続き積

加えて、国内では長期金利が約30年ぶりの水準となり、海外においても高金利環境や地政学リスクを背景に不確実性の高い市場環境が継続していることを踏まえると、当社の安定的な事業継続のためには、健全な財務基盤の維持・強化と純金利負担の抑制がこれまで以上に重要になっていると認識しております。

& INNOVATION 2030」においては、主要格付け機関におけるA格の維持が可能となるよう、D/Eレシオは1.21.5倍程度にコントロールする方針を掲げておりますが、これに対し、2025年度のD/Eレシオは1.41倍で落着し、2026年度は1.4倍台を見込むなど目標の範囲内で推移しております。引き続き、適正な財務レバレッジコントロールを推進し、財務の健全性維持に配意してまいります。


短期

10.0%


長期

90.0%

平均残存期間

4.72

※ ノンリコースを除く2025年度末


変動

19.4%


固定

80.6%

固定・変動比率


※ ノンリコースを除く2025年度末

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CFOメッセージ


また、昨今の国内外の金利の状況を踏まえ、純金利負担の見込みや調達方針について、投資家の皆様からお問い合わせいただく機会が増えておりますが、当社では、物件開発期間中における金融マーケット変動等のリスク低減に向け、国内の利上げによる影響が軽微に抑えられるよう、戦略的に、円貨借入の大部分を長期・固定化しております。

そして、2025年度の純金利負担は、国内では金利上昇の影響で増加したものの、海外における金利低下の影響もあり、業績予想(750億円)より低い水準で落着(734億円)させることができました。これは、純金利負担削減を企図した調達先・調達方法の厳選や、為替リスクを踏まえつつも円と外貨の金利差を活用した調達を行う工夫等、金利削減策を講じて対応した結果でもあります。

2026年度の金利については、国内外の投資進捗による影響や円貨の金利上昇の影響、そして海外においては中東情勢をはじめとする地政学リスクやインフレ懸念等を背景に高金利

環境が継続すると見込んでおり、純金利負担は850億円へと


株主資本コストを上回る

ROEの安定•継続的な向上による企業価値•株価向上

ROEについては、投資家の皆様からお預かりした「資本」の活用を通じて利益成長を実現する際の「効率性」を表す重要な KPIである一方、その水準について未だに課題がある状態という認識のもと、「& INNOVATION 2030」において、「2026年度にROE8.5% 以上、2 030 年度前後にROE10% 以上」という定量目標を設定しております。2025年度は、「& INNOVATION 2030」のデカップリング等の取り組みの成果が現れてきており、純利益が着実に成長していることを受け、 2026年度目標を1年前倒しで達成しました。

ROEの向上に向けては、分子となる「利益の拡大」、分母となる「自己資本のコントロール」の分子・分母双方の取り組みが

重要です。


分母である自己資本につきましては、総還元性向を「毎期 50%以上」とした「& INNOVATION 2030」の新たな還元方針に基づき、自己株式の取得を決定するなどにより、積み上がりをコントロールしております。


親会社株主に帰属する当期純利益(億円)

D/Eレシオ(倍)

純利益

2,786 2,850億円

2,487

2,246

1,969

1,769

1,839

1,686

1,295

9.4

9.8 10.1

7.7

8.2

8.8

6.8 7.3 1.45

1.42

D/Eレシオ 1.4倍台

1.40

1.42

1.40

1.41

1.24

2.9

1.31

3.6

4.4 4.4

4.6

3.4

3.6

4.0

有利子負債

4.8兆円

<純利益•総資産•負債の状況と今後の見通し>


増加することを見込んでおります。

金利上昇局面においては、財務健全性の維持と資金調達コストの適切な管理がこれまで以上に重要になると認識しております。

日本を含め各国の今後の金利動向は注視が必要と考えておりますが、CFOの重要な責務の一つとして、引き続き、借入年限・借入方法などその状況に応じて柔軟に対応し、資金調達の多様化や固定・変動金利のバランス管理などを通じて、金利リスクを適切にコントロールし、財務健全性の維持・向上に

分子の状況につきましては、「& INNOVATION 2030」で掲げた、マーケットからのデカップリング、つまり、付加価値を価格に反映する意識改革が進み、「賃貸」「分譲」「マネジメント」

「施設営業」の主要4セグメントのそれぞれにおいて、2025年度の事業利益が過去最高を更新する成果を上げております。加えて投資有価証券の売却も進捗することで、2026年度の「事業利益:4,400億円以上、純利益:2,700億円以上」の目標を1年前倒しで達成しました。

2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025


6.6%

6.9%

7.5%

7.4%

7.7%

8.5%

8.0% 以上

10%

以上

8.7%

ROE実績推移と今後の目標>


5.2%

2026(年度)

努めてまいります。

2018

2019

2020

2021

2022

2023

2024

2025

2026 …… 2030(年度)

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CFOメッセージ


また、昨年から取締役および執行役員等の報酬の一部を EPSROEと連動させる取り組みも開始しておりますが、私自身、CFOとしてEPS成長およびROE目標の達成に強くコミットし、利益成長と資本効率向上の両面から企業価値向上を実現してまいります。P.79

株主資本コストについては、さまざまな議論があることは承知しておりますが、最も一般的な算出方法であるCAPMを用いた計算上の資本コストは「、& INNOVATION 2030」を公表した2024年時点で「7%前後」とお示ししておりました。その後、金利上昇に伴い一定程度上昇しているものと認識しておりますが、当社は事業ポートフォリオの安定性やキャッシュ・フローの確実性、外部環境に対する耐性等も備えていることから、実際の資本コストはCAPMによる計算上の値よりも低い水準と考えており、2025年度のROE実績である8.7%は、資本コストを上回る水準であると認識しております。

いずれにしてもCFOとしては、企業価値や株価の向上のためには、ROEを向上させること、そして、ROEと株主資本コストのエクイティスプレッドを拡大させていくことが重要だと考えております。

引き続き「& INNOVATION 2030」に掲げたROEをはじめとする各定量目標の達成・向上に全力を傾けるとともに、IR対話の積極化等を通じて資本コストの低減に向けてしっかりと進めてまいります。


積極的なIR対話の継続


企業価値や株価の向上にあたっては、投資家の皆様の当社に対する深い理解が不可欠と認識しております。このため、投資家の皆様との対話はCFOとしての私の一番重要度の高い業務の一つと考えております。

2023年度にCFOに就任してから、投資家の皆様との数多くのミーティングを重ね、直接、率直なご意見を伺い、また、当社としての考えをご説明するなど、双方向での対話を心掛けてまいりました。

2025年度は、「& INNOVATION 2030」の実現に向けた進捗をご説明するだけでなく、投資家の皆様との対話の質をさらに高めることに注力いたしました。成長投資、株主還元の考え方などについて、より踏み込んだ議論を重ねるとともに、いただいたご意見を経営の議論や施策検討に反映することで、双方向のエンゲージメント強化に取り組みました。

また、私も自らCFOとして個人投資家向け説明会に登壇し、当社の取り組みについてご説明をさせていただいております。加えて、個人投資家向け情報提供オンライン媒体を通じた企業情報の発信など、個人投資家の皆様に向けた取り組みも強化しております。今後も、特に、当社の社会的価値と経済的価値の創出に向けて、競争優位性や差別化戦略、ESG推進への取り組み、資産ポートフォリオの強靭さ、将来における業績の安定性・継続性などについて発信を強化してまいります。


今年はCFOとして4年目を迎えますが、2026年度目標を1年前倒しで達成した今こそ、次の成長ステージを見据えた資本配分と財務戦略が重要になると認識しております。社内では

& INNOVATION 2030」に掲げる2030年度目標の実現に向けた戦略について議論を進めておりますが、インフレに伴い金利のある世界へと移行するなか、「成長・効率・還元」を三位一体で捉えた経営を着実に推進すべく、CFOとして全社をリードしてまいります。また、IR対話のさらなる充実を通じて、投資家の皆様をはじめとしたステークホルダーとの信頼関係を深め、企業価値の向上を通じた株価向上の実現に貢献してまいります。


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コーポレート•ガバナンスハイライト

③ 有意義な議論を行うための取り組み

国内外におけるプロジェクト見学会

国内外5物件でプロジェクト見学会を実施。物件視察・現地社員との意見交換を通じ、事業理解および現場力の理解深化につなげています。

2025年度プロジェクト見学会>

・日本橋の街づくり(ミクストユース物件・エリアマネジメント等)

・台湾(商業施設/住宅/ホテル)

MIYASHITA PARK(商業施設)

・神宮外苑計画(オフィス/スポーツ・エンターテインメント施設)

・ららぽーとTOKYO-BAY(商業施設)

社外役員ミーティング

当社の事業戦略や各事業に関して、社長取締役執行役員をはじめとする社内取締役と、社外取締役・社外監査役との意見交換の場として、社外役員ミーティングを

開催しています。

ららぽーとTOKYO-BAYでの見学会

業務執行状況報告

各所管本部が事業状況を取締役会で報告しています。社外取締役・社外監査役の事業理解促進を図るとともに、取締役会での意見や提言内容をさらなる企業価値

向上につなげています。P.75

① 取締役会の実効性評価におけるフィードバック

1 全取締役•全監査役へのインタビュー•フリーアンケート

2 取締役会における分析•評価

4 抽出課題の改善

取締役会の実効性評価に関するアンケートでは、各評価項目について、概ね高い評価となりました。また、社外取締役等からも、グループ長期経営方針のモニタリングやステークホルダーとの対話、取締役会付議基準の改定による議論の深化について、肯定的な意見が寄せられました。本分析・評価の結果を踏まえ、課題点を抽出するとともに、さらなる実効

性の向上に向けた取り組み方針を策定しました。P.73

3 課題点の抽出

② 取締役会における議論内容の充実化

<取締役会における審議•報告案件数の割合> <取締役会における議題別案件数の割合>

報告案件

34%    

コーポレート・

ガバナンス関連/ サステナビリティ関連

39%        

経営戦略・その他経営上重要な案件

  35%

審議案件

66%

※件数ベース、割合表示

個別事業案件26%

※件数ベース、割合表示

2025年度では、取締役会の付議基準の見直しにより、取締役会で扱う議題を精査するとともに、報告の効率化を進めることで、経営戦略やコーポレート・ガバナンス関連/サステナビリティ関連に関する議論を一層充実させています。今後も、成長性・収益性・リスクを多面的かつ慎重に検証し、取締役会の監督機能と意思決定の質を高めることで、当社の持続的な競争

優位性を支えていきます。P.74

20267月に公表されたコーポレートガバナンス•コードの改訂を踏まえ、当社は持続的な企業価値向上に向けて、取締役会における議論の充実や事務局機能の強化を進めています。本ページでは、取締役会の実効性向上に向けた主な取り組みやその成果を、ハイライトとしてご紹介します。



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三井不動産の価値創造

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価値創造に向けた戦略

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戦略を支えるインフラ

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事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 17

INDEX


マネジメントメッセージ

社外取締役座談会

当社が2024年に公表したグループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」が2年目を終えました。

その進捗と課題や、資本市場との対話、取締役会の実効性などについて、河合社外取締役、引頭社外取締役、本間社外取締役の3名による座談会を実施しました。その内容をご紹介します。


「ありたい姿」の実現に向けて

守りと攻めの両方の視点で、

当社の企業価値向上に貢献していきます

「ありたい姿」の実現に向けて

長期的な時間軸と社会的視点を議論に持ち込み、

良い未来を創造できるよう、尽力していきます

「ありたい姿」の実現に向けて

経営の最適なリスクテイクを支えることが

私の役割だと認識しています

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略


社外取締役|引頭 麻実 社外取締役|河合 江理子 社外取締役|本間 洋

Profile Profile Profile

大和証券(株)や(株)大和総研でのアナリスト・コンサルティング業務経験や、証券取引等監視委員会委員等を務めるなど、豊富な経験と幅広い見識を有する。20236月に当社取締役に就任。指名諮問委員会、報酬諮問委員会委員。

京都大学名誉教授。長年にわたり海外で活躍し、経営コンサルタント、国際決済銀行(BIS)や経済協力開発機構(OECD)などの国際機関での経験も豊富。20216月に当社取締役に就任。指名諮問委員会、報酬諮問委員会委員。

株式会社NTTデータグループ相談役。IT・デジタルテクノロジー等の情報通信分野での豊富な知見・経験と、経営全般に関する幅広い見識を有する。20256月に当社取締役に就任。指名諮問委員会、報酬諮問委員会委員。

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三井不動産の価値創造

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価値創造に向けた戦略

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戦略を支えるインフラ

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事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 18


社外取締役座談会


グループ長期経営方針の2年目を終えて

本間 就任1年目の立場から見ましても、当社の2025年度の業績は大変素晴らしいものだったと受け止めています。全セグメントで過去最高の収益・利益となり、事業利益・経常利益・純利益のいずれも過去最高を更新するという大変素晴らしい成果でした。業績にも表れているのですが、私がとても心強く感じているのが、当社らしいビジネスの推進を通じて、質を伴った成長が着実に前進している点です。日本橋の街づくりに代表されるように、

「行きたくなる街」にある「行きたくなるオフィス」を徹底して追求することで、当社の提供価値が磨かれ続けていると思いますし、その結果として、市場からのデカップリング、差別化に成功しています。当社はすでに、収益源の多様化も進めていますが、賃貸、分譲、マネジメントに加え、スポーツ・エンターテインメント事業を含む施設営業が、新たな第4の柱として存在感を増してきている点も重要なポイントです。当社ならではの企業価値の向上とブランド力の強化が着実に進んでおり、心強く感じています。 河合 そうですね。グループ長期経営方針の2年目も各セグメントがバランスよく成長し、収益を伸ばしており、社外取締役としては非常に安心してモニタリングに専念できていると感じます。足もとでは金利上昇や建築費・人件費の高騰といった事業環境の変化がありますが、当社はトップラインの伸長やプランの見直し等により、事業採算性の改善を図るなど当社らしい方法で採算性を確保して事業を進めています。これも、本間さんが言及されたように「行きたくなる街」づくりで培った総合的な力が実現できている証拠だとポジティブに捉えています。加えて、ガバナンスの観点では、2025年から役員報酬制度の考え方や算定式をより明確化したことで、業績だけでなくガバナンス、資本効率の向上と役員報酬の関係性に関する説明の透明性も高まりました。これは資本市場との信頼をより強固にするものだと感じます。一方で、円安の進行によって、バランスシートや有利子負債が拡大してい


ますので、引き続きこれらを慎重にコントロールしていく必要があると認識しており、その動向を注視していきたいと思います。 引頭 実は、私の着任した時期がちょうどこのグループ長期経営方針の策定と重なっていました。当時「、三本の道」という考え方が示されましたが、第1の道(コア事業の成長)は見通しやすい一方で、第2の道(新たなアセットクラス)、第3の道(新事業領域)は、相応の努力が必要な領域だと感じていたのが正直なところです。しかし、2年目を終えた今、第2の道では、スポーツ・エンターテインメント事業はもちろん、新しいアセットクラスのビジネスモデルの輪郭が明らかになってきており、ラボ&オフィスやデータセンターなど、今後の成長が期待できる領域の方向性が明確になってきたように感じます。また第3の道でも、LINK-Jcross URISE-Aを通じて、各業界のコミュニティ形成を支え、そこに参加されている方々と当社の信頼関係が構築されてきています。くまもとサイエンスパークへの事業参画も、その好例だと感じています。2年目を経て、数値目標を前倒しで達成するなど好調な業績が、目指していた方向性に向けて、着実に実績を積み上げているという、質を伴った成果が出てきていることが、この2年間を振り返ってとても重要だと考えています。河合さんからも言及されたように、海外事業の拡大と円安の進行によって、以前とはPLBSも構造が変化していますので、こうした財務構造の変化を踏まえて、より強固な経営基盤を構築していくことも今後の重要な課題だと考えています。


事業戦略の「三本の道」

新事業領域


新たなアセットクラス

コア事業の成長


1.コア事業のさらなる成長

(深化と進化)

2.新たなアセットクラスへの展開

3.新事業領域の探索、事業機会獲得


グループ長期経営方針3年目への期待と課題 本間 経営においては、決めたことを徹底してやり続けることが重要です。3年目となる2026年度は、まずは第1の道で磨き上げた当社らしい付加価値やブランドを適切に価格に反映させていくことに期待しています。加えて、第1の道から第3の道までを掛け合わせた新しいビジネスを生み出し、しっかりとマネタイズしていくことも大切です。第3の道は、「産業デベロッパー」としてエコシステムを形成していく当社らしい取り組みで、私はとても応援しています。また、海外事業についても、米国・ニューヨークの旗艦物件が安定稼働に入り、強固な収益岩盤になった今、現地パートナーとの信頼関係を維持しながら、回転アセットの売却を加速することで利益成長フェーズに移行することを期待しています。

河合 海外事業については、総資産のうち海外資産が3割を占めるまでになっていることから、全社の利益成長を支える存在になってほしいと考えています。また海外で得た先進的な知見やビジネスモデルを国内に還流させ、新たな当社らしいビジネスモデルへと昇華してくれることを期待しています。一方で、マクロの外部環境を見ると、金利の上昇や建築費・人件費高騰などのインフレ環境下での不確実性があります。今の取り組みを着実に進めることで、2030年前後の定量目標であるEPS成長率+8%/年以上・CAGRROE10%以上の達成は可能だと考えますが、今後はさらなる効率性を伴った利益成長に向けて、有利子負債のコントロールに関して他人資本の活用も考えていくなど、フィービジネスを拡充していってほしいと考えています。

引頭 今、河合さんのお話しされたマクロ環境の不確実性によって、2026年度はグループ長期経営方針のなかで最も難しい年になる可能性があります。2年目で定量目標を前倒しで達成したからこそ、3年目はその先の未来を見据えた経営の

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三井不動産の価値創造

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価値創造に向けた戦略

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戦略を支えるインフラ

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事業別戦略

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PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

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社外取締役座談会


かじ取りが必要です。例えば、これまで成果を上げてきた回転アセット戦略も、金利やインフレの状況を踏まえれば、同じ速度で進めるのが良いのか、あるいは状況に応じて変えていくのかスマートに判断していく必要があります。外部環境の変化に柔軟に対応しつつ、投資回収の時間軸や資本配分とともに、今後の成長につながる事業ポートフォリオのあり方を深く議論していきたいと考えています。

当社株価の認識と資本市場とのコミュニケーション

河合 株式市場では、短期で目に見える数値や来期のコンセンサスが注目される傾向があり、短期的な予測数値を上回ったかどうかという視点で株価が形成されているところもあるように感じます。しかし当社の真の価値は、築地地区まちづくり事業や日本橋川沿いの再開発事業のように、1年先の数字だけでは測りにくい長期的な都市開発力にあります。当社の事業は、時間をかけて価値を創出していくということを丁寧に説明し、株式市場でも同じ時間軸でプロジェクトや事業価値を評価していただけるよう、発信してほしいと思います。また、販売用不動産を含めた含み益や開発パイプラインの豊富さを踏まえた実質的なNAV(純資産価値)は、株価の下振れ局面における下支え要素になると思います。株式市場では不可避なセクターローテーションにおけるダウンサイド時を支えるためにも、将来の成長性と同時に、当社が保有する資産の価値についてもしっかりと説明していく必要があると考えています。

引頭 私も河合さんと同じように、株価の評価は、その企業が行っているビジネスのスパンを踏まえることが非常に重要だと思います。プロジェクトの期間が長期にわたることは不動産事業の特性でもあります。そのため、短期的な株価の動


向だけで当社の経営のかじ取りの良し悪しを判断することには限界があると考えます。一方で、会社が考える企業価値と時価総額の間にギャップがあるのであれば、その要因を丁寧に分析しなければなりません。短期的な株価対策を講じるのではなく、要因を探り、長期的な視点に立ったメッセージを資本市場に発信し、理解を深めていただくプロセスが重要です。本間 当社の実力や成長力からすると、現在の株価にはまだ大きな上昇余地があると私は感じています。株価向上に向けては、個人株主をさらに増やし、当社のファンを増やしていくことが重要です。当社には、商業施設、ホテル、アリーナ・東京ドームなど、一般の方々に当社ブランドを体験いただける強力な接点があります。その強みや魅力を、株主層の拡充に十分つなげられているとはまだ言えません。個人の方々に対しては、「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く」お伝えしていくことがカギとなります。また、機関投資家の方々に対しても、「三本の道」をそのまま概説するだけでなく、当社の成長ストーリーとして理解しやすい形で発信していく工夫が必要です。例えば「& EARTH for Nature」として発信している環境との共生の取り組みなどについては、当社が経済的価値だけでなく、どのような社会的価値を生み出しているのか、生み出している価値を統合して成長ストーリーとして翻訳して届けることが、適正株価に近付けていくためには必要だと思います。P.66


取締役会の実効性

本間 当社の取締役会は、運営面においても議長の采配が的確だと感じています。また議論の在り方についても、事業やマーケットを非常に高い解像度で理解されている執行側の皆様とそれぞれの専門的な知見を持つ社外取締役との間で活発に指摘や質問が交わされるなど、健全な緊張感のもとで深


い議論ができていると評価しています。また、当社は取締役会において、各部門から年に一度、事業の状況や課題、対応について詳細な報告を行っていただく業務執行状況報告を実施しています。これは私たち社外取締役が現場の理解を深める貴重な機会であると同時に、現場の方々にとっても自部門の課題を整理・議論する良い機会になっていると思います。報告で終わらずにPDCAを回す仕組みとして機能している点が素晴らしいです。P.75

河合 取締役会の開催前に事務局から丁寧な事前説明があるため、当日は議題への理解を深めたうえで、率直に意見を述べやすい環境が整っています。また、執行側の経営会議での議論の内容も共有していただいています。執行側の課題感を把握できますので、取締役会で議論する際にも論点が明確になり、有効な議論につながっています。さらに、毎年実施される取締役会実効性評価では、社外役員からのフィードバックや改善提案を事務局が丁寧に整理・分析し、取締役会の運営改善に継続的に活かしていると感じています。P.75

引頭 経営会議の内容が共有されるようになり、取締役会で本来すべき議論に、より集中できるようになってきました。こうした取り組みが取締役会の議論の質を高めることにつながっていると思います。また、国内外の現地視察の機会も大変有意義です。昨年の台湾視察では、現場の方とも直接話す機会もあり、資料からでは理解しきれないビジネスモデルや戦略、現場の課題を肌で感じるこ

とができました。現場の方々と直接話すことは社外取締役にとって重要な機会ですので、今後も継続してほしいと思います。

P.75


台湾・ららぽーと台中での見学会

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三井不動産の価値創造

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価値創造に向けた戦略

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戦略を支えるインフラ

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事業別戦略

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Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

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三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

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社外取締役座談会


グループ長期経営方針3年目へ向けた抱負

引頭 私の役割は、経営の健全なリスクテイクを支えることと考えています。「さあ、街から未来をかえよう」というメッセージを実現するためには、AIなどのテクノロジーを街づくりに取り込み、産業デベロッパーとして次世代のイノベーションを支えていく必要があります。一方で、歴史ある企業であっても、不祥事一つで企業価値を大きく損なう事例はあります。ステークホルダーの皆様からの信頼を守ることも、社外取締役の重要な責務です。成長を支える攻めの視点と、企業価値を毀損させない守りの視点の両輪で、今後も当社の持続的な価値向上に貢献していきたいと思います。

本間 私は、守りのガバナンスと攻めのガバナンスをバランスよく担い、企業価値向上に貢献していきたいと考えています。守りの視点では、有利子負債、金利負担、地政学リスクなどをしっかり注視すると同時に、攻めの視点では、グループ


長期経営方針の後半に向かうなかで、事業機会を逃さないよう、執行側の挑戦を後押ししていきたいと思います。


ありたい姿の実現に向けて

長期投資家の視点から、成長と資本効率の両立を後押ししてまいります

社外取締役|日比野 隆司

グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」の2年目を振り返りますと、2025年度において、2026年度の利益目標およびROE目標を1年前倒しで達成した点は、率直に高く評価できると考えております。建築コストの急騰や金利上昇など、必ずしも容易ではない事業環境のなかで、計画を上回る実績を確保できたことは、当社の事業モデルおよび経営に対する信頼を一段と高めたと受け止めております。

その一方で、目標の前倒し達成を踏まえますと、今後は 2030年度水準への早期到達がより一層期待されます。特に効率性指標であるROE10%以上の持続的な実現は、多くの投資家からの期待が寄せられる重要な課題であると考えます。コア事業の着実な成長に加え、グループ長期経営方針で示された「新たなアセットクラス」や「新事業領域」といった取り組みが有機的に結び付き、収益成長と資本効率の向上を両立させていくことが求められます。

社外取締役としては、長期投資家の視点に立ち、資本市場との対話の深化や資本の適切な活用を通じて建設的な議論を促し、本方針の着実な推進に貢献してまいります。また「、産業デベロッパー」を標榜する当社のビジョンは、強い経済を掲げ新たな成長戦略を展開する我が国の取り組みとも軌を一にするものであり、その実現に向けた歩みをしっかりと支えてまいりたいと考えております。

河合 社外取締役には、株主の視点や社会全般の視点、そして将来世代の視点を持つことが求められると考えます。当社が手掛ける都市開発は、築地地区まちづくり事業や日本橋川沿いの再開発事業のように、長い時間をかけて街そのものを変えていくプロジェクトです。経営陣と同様に課題を深く理解して考えることは重要ですが、同時に、今の世代だけでなく、将来その街を使う人々や地域社会にとっての価値も考える必要があります。社外取締役としての客観的な視点を失わずに、違和感があれば率直に伝えることも私たちの役割です。そして長期的な時間軸と社会的視点を議論に持ち込むことで、当社がより良い未来を創造できるよう、尽力していきます。


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三井不動産の価値創造

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価値創造に向けた戦略

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戦略を支えるインフラ

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事業別戦略

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Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 21


三井不動産グループの企業価値拡大に向けて

資本コストを低減させながら成長性を向上させ、「社会的価値」「経済的価値」を両輪とした価値創造に努めることで、三井不動産グループの企業価値を拡大させていきます。


「社会的価値」「経済的価値」を両輪とした価値創造 向上

& INNOVATION 2030」の推進を通じた三井不動産グループならではの価値創造により、着実なキャッシュ•フローを創出します。

主な関連報告

三井不動産グループのマテリアリティ


P.27

サステナビリティ戦略

P.64

気候変動への対応

P.68

生物多様性の保全

P.112

CFOメッセージ

P.11

持続的な成長を実現するビジネスモデル

P.26

市場からのデカップリング

P.42

特集:「場」と「コミュニティ」で拓くインダストリアルアセット

P.45

事業別戦略

P.87

主な関連報告 主な関連報告


三井不動産グループの

企業価値

主な関連報告

社会的価値 経済的価値の創出 の創出

CEOメッセージ

P.2


経営理念

P.23

資本コスト

低減

三井不動産のDNA

マークの理念

P.23

ESGへの対応とステークホルダーとの 対話を通じて当社の持続可能性を高め、資本コストの低減につなげます。

主な関連報告

成長性

向上

コア事業のさらなる成長と、

価値創造につながる新たな戦略の実行により、成長性を向上させていきます。

主な関連報告

ステークホルダーから P.31

の期待・関心


サステナビリティ P.64

戦略

気候変動への対応 P.68


コーポレート・ガバナンス P.71

リスクマネジメント P.84


コンプライアンス P.86

生物多様性の保全 P.112




三井不動産グループの現在地

P.34


人材戦略

P.52


DX戦略

P.60


事業別戦略

P.87

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三井不動産の価値創造

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価値創造に向けた戦略

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戦略を支えるインフラ

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事業別戦略

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Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 22

INDEX

経営理念/三井不動産のDNAと マークの理念

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マネジメントメッセージ

1 三井不動産の価値創造


価値創造プロセス

  1. 経営の資源

  2. 持続的な成長を実現するビジネスモデル

  3. 三井不動産グループのマテリアリティ

  4. 価値創造の成果

ステークホルダーからの期待・関心

価値創造のあゆみ ~挑戦し続けるDNA~三井不動産グループの現在地

ひとめでわかる三井不動産グループの事業

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

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価値創造に向けた戦略

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戦略を支えるインフラ

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事業別戦略

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Appendix


三井不動産の価値創造


経営理念


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

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INDEX

マネジメントメッセージ

GROUP DNA ~私たちに受け継がれている精神~

コーポレートメッセージ

マークの理念

共生•共存•共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける。

~経営理念を凝縮し、当社グループが進む方向性を示すメッセージ~

GROUP MISSION ~私たちが果たしたい使命~

& EARTH 自然とともに、未来をともに & INNOVATION 創造とともに、輝きをともに & PEOPLE 人々とともに、感動をともに


三井不動産グループがつくっているもの。それは本当は、かたちのないものです。

たとえば、いろいろな考えの人と人が出会って混ざって、この世界をより良くする創造が生まれる瞬間だったり。今日という営みのなかで、ふと心が動く瞬間だったり。

共に生きるための場やコミュニティをつくっている。そこに輪郭が生まれ、建物や街になっていく。 創業以来、進取の気性と人を想うアイデアで道を拓いてきた私たちが誰よりも熱く持っている妄想、

構想、実現の精神をフルに使って、輝かしい未来に向けて、人も自然も産業もつなぐ「&」の存在でありつづけます。


三井不動産のDNAと マークの理念

三井不動産グループの起源は1673年、三井高利が江戸・日本橋で創業した「三井越後屋呉服店」(越後屋)にあります。越後屋は「現金安売り掛け値なし」という革新的な商法で、呉服を庶民にも手の届く商品とし、飛躍的に発展しました。既製品販売や現金取引、生地の多様化、流行を取り入れたマーケティングなど、「進取の気性」と「顧客志向」により成功を収めました。その後、越後屋は「三井合名会社」となり、1941年に不動産部門が独立して三井不動産が設立されました。


2026

現在の日本橋

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略



1673

江戸時代の日本橋/鳥居清長筆

「駿河町越後屋正月風景図」

(三井記念美術館蔵)

三井不動産グループは、越後屋から受け継いだ「進取の気性」と「顧客志向」をDNAとして、工業・貿易立国としての機能強化のため臨海部に工場用地を供給した埋立事業、日本初の超高層ビル

「霞が関ビルディング」の建設、業界の先駆けとして取り組んだ「不動産証券化」など、時代ごとの社会・経済の「パラダイムの転換」をチャンスと捉え、多様な価値観や知識を結集し、新たな価値を創造してきました。「OR」ではなく「 」で共生を目指す「 マークの理念」に基づき、共生・共存、多様な価値観の連携、持続可能な社会の実現を目指し、時代を超えて顧客に求められる企業として、さらなる価値創造に取り組んでまいります。

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三井不動産の価値創造

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三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

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INDEX

価値創造プロセス

コーポレートメッセージ

マネジメントメッセージ

ありたい姿

産業デベロッパーとして社会の付加価値の創出に貢献

  1. 経営の資源 P.25

    豊富な顧客基盤


  2. ビジネスモデル P.26

    街づくりを通じた付加価値の創出

    インカムゲイン


    4. 価値創造 P.30


    社会的価値

    世界のイノベーション・産業発展への貢献


    PICK UP

    多様な人材


    良質な不動産ストック

    キャピタルゲイン

    マネジメント

    感動体験の創出社会課題の解決

    CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会

    顧客志向の徹底

    人材戦略

    強固な財務基盤

    幅広い

    バリューチェーン

    DX戦略

    サステナビリティ戦略

    街づくりのノウハウ自然資本


  3. GROUP MATERIALITY

P.27


産業競争力への貢献

あらゆる 商品セグメント


環境との共生 健やか・活力 安全・安心


ダイバーシティ&インクルージョン


コンプライアンス・ガバナンス

経済的価値

持続的成長および

資本コストを上回る効率性の実現

株主への安定・継続的な「利益還元」と

1株当たり価値の向上」


外部環境 人口減少 高齢化 AIの加速度的な進化 地政学リスクの高まり 価値観の多様化・分散化 ESGに対する高い意識

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三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 25


価値創造プロセス

オフィステナント数

3,000

賃貸等不動産残高

3.7兆円

商業施設テナント数

2,500

賃貸等不動産含み益

3.9兆円

当社グループサービス会員数1

1,714万人

販売用不動産残高

2.6兆円

グループ従業員数

27,704

D/Eレシオ

1.41

女性従業員比率2

38.8%

借入長期比率(ノンリコース除く)

90.0%

キャリア入社正社員比率3

26.4%

コミットメントライン 円貨4,000億円、外貨8億米ドル

未使用枠

  1. 経営の資源

    三井不動産グループは創業以来、街づくりを通じて経営の資源を着実に積み上げてきました。

    これらの資源が、グループ長期経営方針で「ありたい姿」に掲げる「産業デベロッパーとして社会の付加価値の創出に貢献」を実現するための礎となります。


    豊富な顧客基盤2025年度末)

    P.87-104

    良質な不動産ストック2025年度末)

    P.26

    街づくりのノウハウ

    各事業で有する膨大な「場」、培ってきた多種多様な顧客との「コミュニティ」を最大限に活用。顧客基盤を一つにつなげ、三井不動産グループ独自の「三井不動産グループネットワーク」を確立しています。

    国内外における優良な資産ポートフォリオ:「東京ミッドタウン」や「ららぽーと」、「三井ガーデンホテル」など、あらゆるアセットクラスにおいて高い付加価値を生み出す、良質な不動産ストックを有しています。

    日本最大の不動産デベロッパーとして、あらゆるアセットを展開し、多様な稼ぎ方を包含しながら、ミクストユース型の街づくりを推進可能なノウハウを有しています。


    ソフトとハードを融合し、「働く」「暮らす」「楽しむ」「憩う」など人々のさまざまなニーズに対応した街づくり


1 20266月末時点


多様な人材2025年度末)

P.52-59

強固な財務基盤2025年度末)

P.48-50

自然資本

P.112-115

新しい価値を創造し続けるための原動力として、多様な価値観・才能・ライフスタイルを持った人材が、それぞれの持てる力を最大限に発揮しています。

街づくり型事業では長期間にわたりバランスシートを大きく活用します。安定的な事業継続のために適切な資金調達、レバレッジコントロールを行い、強固な財務基盤を維持・構築しています。

三井不動産グループのみならず、人々の暮らしやビジネスを支える、経済・社会の発展のために必要不可欠な資本として用いるとともに、その保全および持続的利用に取り組んでいます。


人々の暮らしやビジネスを支えるすべての環境資源


2 単体、202641日時点 ※3 202641日時点

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三井不動産の価値創造

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価値創造に向けた戦略

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戦略を支えるインフラ

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事業別戦略

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Appendix

INDEX

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DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 26


価値創造プロセス

  1. 持続的な成長を実現するビジネスモデル

    不動産の「インカムゲイン」「キャピタルゲイン」「マネジメント」を最適、かつ柔軟に組み合わせ、利益の最大化を実現。


    三井不動産グループ総資産 約10.1兆円

    有形•無形固定資産


    グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030

    1の道「開発利益の強化~付加価値の顕在化」も併せてご覧ください。| P.41

    その他資産

    2.8兆円

    28

    10.1兆円

    2025年度末)

    4.6兆円

    46

    インカムゲイン

    稼働資産の保有を通じた、安定的な「賃貸利益」

    「施設営業利益」の享受


    キャッシュ・フロー


    賃貸 賃料収入


    販売用不動産

    2.6兆円

    26

    キャピタルゲイン

    資産の売却による 付加価値の顕在化、

    「開発利益(売却益)」の享受


    加速

    資産回転の


    付加価値

    マネジメント

    預かり資産等を通じた、継続的な

    「マネジメント利益」の享受


    管理•運営•

    テナント

    オフィステナント数 3,000


    商業テナント数 2,500

    分譲•売却

    売却売上

    (評価益)の顕在化

    仲介等

    手数料



    関連リートの一覧

    顧客 投資家 関連リート


    預かり資産 約5.31兆円

    主な投資基準の目安

    (国内例:NOI利回り)

    都心プライムオフィス 5程度

    商業(土地保有) 8程度

    商業(借用地) 12程度

    ※時点の記載がない数値は20263月期末時点のものです。

    1

    三井不動産の価値創造

    2

    価値創造に向けた戦略

    3

    戦略を支えるインフラ

    4

    事業別戦略

    5

    Appendix

    INDEX

    PICK UP


    CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

    DX戦略

    サステナビリティ戦略

    マネジメントメッセージ


    三井不動産の価値創造

    価値創造に向けた戦略

    戦略を支えるインフラ

    事業別戦略 Appendix

    Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 27


    価値創造プロセス

  2. 三井不動産グループのマテリアリティ

    三井不動産は、「共生•共存•共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける。」という「 マーク」の理念に基づき、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪として考え、取り組んでいます。社会的価値の創出を経済的価値の創出につなげ、そして、その創出した経済的価値をさらに大きな社会的価値の創出につなげていくために、マテリアリティ「GROUP MATERIALITY

    (重点的に取り組む課題)」の策定を行いました。これらのマテリアリティに本業を通じて取り組み、サステナビリティに貢献していきます。



    目指す姿

    GROUP MATERIALITY(重点的に取り組む課題)

    目指す姿

    企業や社会、そこに生きる人々の英知を結集する役割を担い、社会の付加価値の創出や、新産業の創造に貢献します。

    重要な課題項目のテーマ分類

    新産業創造

    産業競争力の強化

目指す姿

持続可能な地球環境を次世代へつなぐために、気候変動への対応をはじめ、

広く自然環境との共生を目指します。


産業競争力への貢献


健やか•活力

一人ひとりが健やかに、生きがいとともに生きていくために、感動体験を届け、活力に満ちた社会の実現に貢献します。

重要な課題項目のテーマ分類

建物利用者のウェルネス促進

体験価値の向上

従業員の健康

目指す姿

ハード・ソフトの両面において、

重要な課題項目のテーマ分類

建物の安全性

災害への備え

少子高齢化への対応

安全・安心な社会の実現に努めます。

重要な課題項目のテーマ分類

気候変動の緩和

循環型経済への移行

生物多様性の保全

緑あふれる環境整備、景観への配慮

環境との共生

安全•安心



目指す姿

すべての人が能力を最大限発揮し活躍できる社会の実現に向けた取り組みを進めます。


ダイバーシティ&インクルージョン


コンプライアンス•ガバナンス

目指す姿

法令・社会規範の遵守はもとより、

重要な課題項目のテーマ分類

強固なガバナンスの構築

コンプライアンスの徹底

リスク・クライシスマネジメント

人権対応

企業倫理に従った公正で透明性の高い企業活動を遂行します。

重要な課題項目のテーマ分類

インクルーシブな社会の実現

多様な人材の活躍

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


詳しくはこちら

三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Miitsuii Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 28


価値創造プロセス — 3.三井不動産グループのマテリアリティ


4

Step

べき「重要な18項目」を抽出。

重要な社会課題18項目を分類し、社長執行役員が議長を務める経営会議、取締役会長が議長を務める取締役会にて議論を行い、マテリアリティを策定。

重点的に取り組むべき重要な課題項目のテーマ分類


重要な課題項目

STEP2〉社会視点での重要性評価

新産業創造 産業競争力の強化

気候変動の緩和 循環型経済への移行

生物多様性の保全

緑あふれる環境整備、景観への配慮

建物利用者のウェルネス促進

体験価値の向上従業員の健康

建物の安全性災害への備え

少子高齢化への対応

インクルーシブな社会の実現

多様な人材の活躍

強固なガバナンスの構築

コンプライアンスの徹底

リスク•クライシスマネジメント

人権対応


グループ マテリアリティ(重点的に取り組む課題)


STEP3〉当社視点での重要性評価

産業競争力への貢献


環境との共生


健やか・活力


安全・安心

ダイバーシティ&インクルージョン

コンプライアンス・ガバナンス

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 29

価値創造プロセス — 3.三井不動産グループのマテリアリティ


1 定量KPIの対象は単体

2 サステナビリティレポート等での開示を想定

3 法定雇用率(20254月時点2.5%20267月より2.7%に引き上げ)以上を目指す



マテリアリティ

評価指標

達成時期

数値目標

2025年度進捗


産業競争力への貢献

産業競争力の強化「人々の生活や多様な企業活動を支えることで社会の付加価値の創出に貢献する取り組み」新領域拡大への挑戦「産業創造プラットフォームの深化によって新産業の創造に貢献する取り組み」

1回の取り組み内容の開示※2

進捗事例:くまもとサイエンスパークでの半導体産業のエコシステム構築


環境との共生

脱炭素行動計画の進捗

緑地増大、森林活用「開発により都心に緑を増やすとともに、日本の森を再生する取り組み」

1回の取り組み内容の開示※2

進捗事例:東京ミッドタウン(六本木)の緑地を活用し

た価値創出

CO2等排出削減比率(千tCO2

2030年度

2019年度比 ▲40%

3年平均 ▲12.5

20182020年度と20232025年度の比較)

2050年度

実質ゼロ

事業活動で使用する電力の再生可能エネルギー割合(RE100

2050年度

100%

37.6%(前年度比+2.1pt

新築物件外部環境認証取得率

※対象はオフィス、商業施設、物流施設等の賃貸物件、ホテル・リゾート施設に限る

毎年

100%

100%

エネルギー消費原単位( k/m²・年)

毎年

年間1%削減

2.4%(前年度比)

取水量原単位(m³/m²・年)

毎年

前年度より低減

0.8%(前年度比)

一般廃棄物排出原単位(t/m²・年)

毎年

前年度より低減

3.4%(前年度比)

産業廃棄物排出原単位(t/m²・年)

毎年

前年度より低減

変動なし

廃棄物再利用率(本社事業所分)

2030年度

90%

81.8%(前年度比+3pt

健やか•活力※1

体験価値の向上「感動体験を届けることによる、行きたくなる街づくりへの取り組み」

ウェルビーイングな社会の実現「働く人や訪れる人が健康的で、活力にあふれる社会を実現する取り組み」

1回の取り組み内容の開示※2

進捗事例:スポーツ・エンターテインメントと商業施

設の相乗効果発揮

有給休暇取得日数

毎年

年間14

15.6

健康診断/人間ドック受診率

毎年

100%

100

安全•安心

安全・安心「ハード・ソフト両面において不断の努力を続け、安全・安心な社会を実現する取り組み」

1回の取り組み内容の開示※2

進捗事例:日本橋・八重洲エリアにおける安全・安心

への取り組み実施

入居企業を含む防災訓練の実施

毎年

2

2


ダイバーシティ& インクルージョン※1

インクルーシブな社会の実現「すべての人が能力を最大限発揮し活躍できる社会を実現する取り組み」

1回の取り組み内容の開示※2

進捗事例:人材戦略を通じた東京ミッドタウン八重洲

での価値創出事例

従業者エンゲージメント向上

毎年

80%以上

94

1人当たり研修時間

毎年

前年実績水準

32.1時間(前年度比 -1時間)

1人当たり研修投資額

毎年

前年実績水準

13.4万円(前年度と同水準)

女性管理職比率

2025

10%

11.1

2030

20%

女性採用比率

毎年

40%

40.9%

障がい者雇用率

毎年

2.5%以上※3

2.55%

男性育児休業等取得率

毎年

100%

103%

育児休業復帰率

毎年

100%

100%

コンプライアンス•ガバナンス

コンプライアンス研修実施受講率

毎年

100%

100

人権DD実施および改善

毎年1回※2

1

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 30


価値創造プロセス

  1. 価値創造の成果

親会社株主に帰属する当期純利益 4期連続

配当

1998年以降、減配なしで配当を継続

事業利益 2期連続

営業収益 14期連続

収益•利益

各利益指標で 過去最高を更新

P.112-115

P.66-67

社会課題の解決

地球規模での持続可能な社会の構築に貢献。

P.46


P.47

取り組みの一例

世界のイノベーション•産業発展への貢献

場とコミュニティの提供を通じ、さまざまな人々・企業の英知を結集させ、イノベーション創出・新産業の創造を加速。

2025年度

101.0

2024年度

89.3

EPS

2023年度

80.2

2025年度

8.7%

2024年度

8.0%

ROE

2023年度

7.5%

持続的成長および

資本コストを上回る効率性の実現

三井不動産グループは、2030年前後の「ありたい姿」を「産業デベロッパーとして社会の付加価値の創出に貢献」することと位置付けています。社会的価値と経済的価値の両方を創出し、三井不動産グループの持続的成長と企業価値向上につなげていきます。


株主への安定•継続的な

「利益還元」と「1株当たり価値の向上」


感動体験の創出

魅力ある街づくりを進化させ、人々の心が感動であふれる、活力のある社会を実現。

P.43


P.99

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 31

INDEX


マネジメントメッセージ

ステークホルダーからの期待•関心

三井不動産グループは、 マークの理念「共生•共存•共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける。」に基づき、

ステークホルダーの皆様の期待や関心に対応し、価値を共創することで、社会課題解決と企業としての持続的成長の両立を目指しています。


関わり事例 ネットワーキングイベントの開催

過ごせる空間の創出

関わり事例

「名橋『日本橋』橋洗い」 への参加

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 32

INDEX


マネジメントメッセージ

ステークホルダーからの期待•関心

Topics | 株主•投資家の期待•関心に応える

当社は、株主•投資家の皆様への的確な情報開示と建設的な対話を行うことで長期的な信頼関係の構築に努め、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を図ります。


1 2

対話 経営陣へのフィードバック

対話促進に関する当社窓口はIR室とし、担当取締役等が統括します。株主の皆様から信頼される情報開示の充実に加え、各関係部門は適切に情報交換を行います。

株主総会


2023年度実績

2024年度実績

2025年度実績

株主総数(3月末時点)

64,064

133,197

144,500

議案可決率

100

100

100



経営陣への

1 フィードバック

対話内容は、経営陣幹部、社外取締役を含む取締役および監査役に適宜共有しており、取締役会においても年間複数回にわたり報告しています。これらは経営判断や戦略立案に反映され、経営の質の向上およびIR活動の充実に資する重要な要素として位置付けています。

その他 23%

決算実績・見通し

7%


事業環境認識

賃貸事業 24%

分譲事業

15%


成長戦略

13%


PICK UP


CEOメッセージ

株主•投資家の皆様との対話実績

エンゲージ 2

対話

活動内容

2023年度実績

2024年度実績

2025年度実績

個別ミーティング

382

464

515

投資家・アナリスト向け決算説明会

6

7

6

社長スモールミーティング

4

4

4

個別事業説明会・物件見学会

11

17

20

海外ロードショー

1

5

8

個人投資家向け説明会

1

2

8

メントプロセス

3

開示の充実

(外部評価)


IR活動全般

8% 海外事業 10%


3

開示の充実(外部評価)

IRウェブサイト

CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略


※ セルサイド・バイサイド向けのミーティングを各々カウントしています。


<個別ミーティングで対話した相手先>

公益社団法人日本証券アナリスト協会

ディスクロージャー優良企業

(建設•住宅•不動産部門)

統合報告書

日興アイ・アール(株)

2025年度全上場企業ホームページ充実度ランキング

総合部門•最優秀サイト

(株)ブロードバンドセキュリティ

SR

29

セルサイド

51


バイサイド

435

国内機関投資家

67


バイサイド対話内訳


海外

機関投資家

368

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF

マテリアリティの観点から

『優れたサステナビリティ開示』に選定

5回日経統合報告書アワード

準グランプリ

Gomez IRサイトランキング2025

優秀企業:銀賞

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 33

INDEX


マネジメントメッセージ

価値創造のあゆみ ~挑戦し続けるDNA

三井不動産グループは、日本経済や社会の発展とともに、時代の要請やお客様の声に応える形でビジネスを革新し、新しい価値を生み出してきました。

1941(設立)

1970

1980

1990

2000

2010

2020

高度経済成長下で

安定成長に向けた

グループ総合力を活かし

バブル崩壊後の

資産デフレが収束し、

市場が成熟するなかで、

産業デベロッパーとして

事業基盤を確立

多角化経営へ

「豊かな暮らし」の実現へ

デフレ下で事業を再構築

街づくりの推進へ

ミクストユースの街づくりを推進

社会の付加価値の創出へ貢献

事業の方向性


新たな価値の創造

1950年代後半~ 1981199320012007

埋立事業を通じて、

日本最大規模の大型商業施設により、 都心の住宅課題を解決へと導く

「健全で開かれた新しい

「東京の国際都市としての

首都圏のインフラ整備に貢献

新しいライフスタイルを提案

ウォーターフロント開発

不動産市場による都市再生」の推進

競争力強化」の実現


PICK UP



京葉臨海地区の埋立事業 ショッピングセンターの先駆け


東京湾岸タワーマンションの先駆け


国内初のJリート上場


ミクストユース型の街づくり

CEOメッセージ

CFOメッセージ

1968

高度経済成長期における、新たな都市空間の創造

「ららぽーとTOKYO-BAY

「大川端リバーシティ21 西ブロック」

日本ビルファンド投資法人

「東京ミッドタウン」


社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略


日本初の超高層ビル

「霞が関ビルディング」

アセットクラスの拡大

オフィス


住宅

商業施設

     ホテル•

リゾート

物流施設• データセンター

スポーツ• エンター テインメント

海外事業エリアの拡大


APAC 北米 欧州


Hudson Yards テレビジョンセンター

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

当社の強みを活かしたミクストユースの街づくり

2004

「日本橋再生計画」開始

2007

「東京ミッドタウン」開業

2014

2018

2023

「柏の葉スマートシティ」開業 「東京ミッドタウン日比谷」開業 「東京ミッドタウン八重洲」開業


三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 34


三井不動産グループの現在地

三井不動産グループは、国内トップクラスの総合不動産会社として、多様なアセットクラスによる不動産事業を展開しています。国内だけでなく海外においても進出エリアの経済や都市の状況等に合わせてアセットクラスを厳選し、事業を拡大しています。

主なアセットクラス


「海外事業」も併せてご覧ください。| P.100




オフィス


商業施設

物流施設• データセンター


住宅

ホテル•リゾート

スポーツ•

エンターテインメント


主要データ※1

貸付面積2 3,586m2

貸付面積2 3,048m2


総施設数3 89施設

20266月末時点)

マンション

(中高層) 2,747

引渡戸数


当社直営施設

52施設

13,100

20266月末時点)


東京ドームシティ年間来場者数

4,000万人

2019年度)


戸建引渡戸数 407

企業数 3,000

テナント

企業数 2,500

テナント


総延床面積 650m2

20266月末時点)

件数※4 36,220

仲介取扱


主な収益の源泉


  • テナントからの賃料収入

  • リートへの分譲収入


  • テナントからの賃料収入

  • リートへの分譲収入


  • テナントからの賃料収入

  • リートへの分譲収入

  • 個人•リートへの分譲収入

  • 賃料収入

  • 仲介手数料

  • 管理費


  • 宿泊料


  • イベント開催収入

  • 飲食/物販収入

  • 広告収入


主なブランド








1 時点の記載がない数値は2025年度末時点のものです。 ※2 貸付面積には転貸面積を含みます。 ※3 既存施設および開発中の施設を含みます。 ※4 三井不動産リアルティグループの消去前仲介件数です。


アセットクラスの割合 エリア別資産残高


ホテル・リゾート

3%


住宅

21%

その他

6%

不動産等

7.2兆円

2025年度末)

オフィス

47%

物流施設・ データセンター

7%

商業施設

16%

その他資産

28%

(約2.8兆円)


三井不動産グループ総資産

10.1兆円

2025年度末)


不動産等

(有形・無形固定資産

+販売用不動産

72%

(約7.2兆円)


国内

APAC

0.7兆円

海外資産残高

英国

0.4兆円

3.1兆円

2025年度末)

米国

1.9兆円

三井不動産グループ総資産

10.1兆円

2025年度末)

海外

32%

(約3.1兆円)

68%

(約7.0兆円)

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 35


ひとめでわかる三井不動産グループの事業

三井不動産グループでは、主な事業活動として「賃貸事業「」分譲事業「」マネジメント事業「」施設営業事業」に取り組んでおり、これらの形態に合わせ、2023年度より「賃貸「」分譲「」マネジメント「」施設営業「」その他」の5つの会計セグメントを採用しています。なお、個別のプロジェクトごとに発生する収益や利益は、これらのセグメントごとに分解され、単一もしくは複数のセグメントに計上されます。


2025年度実績



連結営業収益 27,097億円

連結事業利益 4,451億円

※ 四捨五入により、合計値が100%にならない場合があります。

賃貸


34%

9,366億円

39%

1,770億円

分譲

27%

7,292億円


43%

1,931億円

マネジメント

19%

5,114億円

施設営業 その他


2,441億円

11%

2,882億円

9%

18%

808億円


10%

463億円


消去又は全社

14%

624億円

セグメント別営業収益 およびサブセグメント別内訳

セグメント別事業利益 およびサブセグメント別内訳

賃貸

不動産の賃貸によりテナント等の借主から得た賃貸収益を計上しています。

サブセグメント

(億円) 8,150

8,723

1 6

1 1

(億円) 1,690

1,764

1,770

2

2,991

3,349

4

6

4 4

2023

2024

2025 (年度)

2023

2024

2025 (年度)

分譲

投資家・個人への不動産の売却により得た売却収益を計上しています。

サブセグメント

(億円)

7,580

7,292

(億円)

1,931

6,276

1,670

3,444 2,899 1,351

3,132

3 4

4

3

1 0

2023

2024

2025 (年度)

2023

2024

2025 (年度)

497


964


,12


853

706


811

,14

4,39

,135

4,66

,460


,86

,865

823

,06

,15

2% 101億円


会計セグメント概要



主な

アセットクラス


オフィス


商業施設


物流施設・データセンター


中高層


住宅


戸建


ホテル・リゾート


スポーツ・エンター テインメント


P.88

P.90

P.92

P.94


P.94

P.96

P.98


オフィス









商業施設









その他










個人向け

国内住宅









海外住宅









投資家向け








1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 36

ひとめでわかる三井不動産グループの事業


セグメント別営業収益 およびサブセグメント別内訳


セグメント別事業利益 およびサブセグメント別内訳


主な

アセットクラス


オフィス


プロパティマネジメント









仲介


法人向け









個人向け








アセット

マネジメント








P.88


商業施設


P.90


物流施設・データセンター

P.92


住宅

中高層

P.94


戸建

P.94


ホテル・リゾート

P.96


スポーツ・エンター テインメント

P.98



マネジメント プロパティマネジメント プロパティマネジメント

  • 仲介・アセットマネジメント等 仲介・アセットマネジメント等

(億円) 5,114 (億円) 808

不動産の管理・運営および仲 4,628 4,862 662 716

介等により得た手数料収益 1,158 1,248 1,351 365

を計上しています。 277 331


3,470 3,614 3,763

サブセグメント 385 384 443

  • プロパティマネジメント

  • 仲介・アセットマネジメント等 2023 2024 2025 (年度) 2023 2024 2025 (年度)


施設営業 ホテル・リゾート サブセグメント合計

  • スポーツ・エンターテインメント

2,441 463 ホテル・リゾート

(億円) 2,240 (億円) 386

ホテル・リゾートや、東京ドー 1,945 665

ムシティ等の施設営業により 619

得た収益を計上しています。 539 263

サブセグメント 1,405 1,621 1,775 スポーツ・エンター

  • ホテル・リゾート テインメント

  • スポーツ・エンターテインメント 2023 2024 2025 (年度) 2023 2024 2025 (年度)


その他 新築請負・リフォーム等 サブセグメント合計

  • その他

(億円) (億円) 101

木造住宅等の新築請負や、リ 2,833 2,846 2,882

フォーム事業により得た収益 373 402 409 65

を計上しています。 新築請負・

リフォーム等

41

2,459 2,443 2,473

サブセグメント

  • 新築請負・リフォーム等

  • その他 2023 2024 2025 (年度) 2023 2024 2025 (年度)

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 37

INDEX

グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」

38

41

45

48

マネジメントメッセージ

2 価値創造に向けた戦略

事業戦略

特集:「場」と「コミュニティ」で拓くインダストリアルアセット財務戦略

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 38

INDEX

マネジメントメッセージ

グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030

「& INNOVATION 2030」の骨格

2030年度前後における三井不動産グループの「ありたい姿」を「産業デベロッパーとして社会の付加価値の創出に貢献」することと位置付け、それを実現する事業戦略として「三本の道」を通じた成長と、財務戦略として「成長・効率・還元」を三位一体で捉えた経営の推進に取り組んでいきます。


経営理念、マテリアリティとの関係

新たな「経営理念」に基づき、重点的に取り組む課題「GROUP MATERIALITY」を策定しました。グループ長期経営方針

& INNOVATION 2030」を推し進めることで、マテリアリティの解決を目指します。

経営理念 GROUP MATERIALITY 「& INNOVATION 2030


世界のイノベーション・産業発展への貢献


感動体験の創出


社会課題の解決

ありたい姿:産業デベロッパーとして社会の付加価値の創出に貢献



事業戦略

「三本の道」を通じた成長の実現

社会的価値の創出

経済的価値の創出


財務戦略

「成長•効率•還元」を 三位一体で捉えた経営の推進

PICK UP



持続的成長および資本コストを上回る効率性の実現


株主への安定・継続的な「利益還元」と

1株当たり価値の向上」

CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

1.

コア事業のさらなる成長(深化と進化)

2.

新たなアセットクラスへの展開

3.

新事業領域の探索、事業機会獲得

1.

安定・継続的な「利益成長」と

「キャッシュ創出力の拡大」

2.

BSコントロールを通じた

「効率性の改善」と「健全な財務体質の維持」

3.

成長性と効率性を踏まえた「株主還元の強化」

戦略を支えるインフラ

ESG

DX

人材

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 39


グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」の進捗


& INNOVATION 2030 KPIと進捗 親会社株主に帰属する当期純利益•ROE•総資産•負債の状況と今後の見通し

2,786

純利益

2,850億円

2,487

8.7

ROE

8.5%以上

2,246

8.0

7.5

9.4

9.8

10.1

1.42

1.40

1.41

D/Eレシオ 1.4倍台

4.4

4.4

4.6

有利子負債

4.8兆円

2024年度実績

2025年度実績

2026年度予想

2026年度目標

成長性指標:EPS成長率1

13.7%/

EPS89.3円)


+13.4%/CAGR



+10.3%/CAGR

EPS:約105円)



8%/年以上•CAGR

EPS101.0円)



効率性指標:ROE

8.0%


8.7%



8.5%以上2


8.5%以上



PL:事業利益

3,986億円

4,451億円

4,500億円

4,400億円以上

PL:当期純利益

2,487億円

2,786億円

2,850億円

2,700億円以上

BS:有利子負債

4.42兆円

4.63兆円

4.80兆円


4.5兆円程度

D/Eレシオ:格付けを意識した財務健全性の維持

1.40

1.41

1.4倍台2

1.21.5倍程度

有価証券:政策保有株式

23% 縮減

累計約40% 縮減

累計50%以上 縮減


50% 縮減(3カ年累計)

ROE%

親会社株主に帰属する当期純利益(億円)

335

<分譲>& INNOVATION 20302026年度目標:2,100億円程度

1,931

652

億円) 2,100


2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024

2025(年度)

2002 2005 2010 2015 2020

2025 2026(年度)

(予想)


2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025


2026(年度)

(予想)


キャッシュアロケーション

202441日に株式分割(1株→3株)したため、20212023年度は分割後ベースに調整し、小数点以下を四捨五入



億円)

808

750

538

<マネジメント>& INNOVATION 20302026年度目標:700億円程度

& INNOVATION 20303カ年累計見通しに対し、2年累計でキャッシュイン・アウトともに約2.2兆円(約8割)の進捗


& INNOVATION 2030 3カ年累計

2024年度~2026年度)

2025年度における累計進捗状況


2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025


2026(年度)

(予想)

キャッシュイン

キャッシュアウト

キャッシュイン 2.2兆円



基礎営業 キャッシュ・フロー

4,900億円

5,300億円

10,100億円(約10割)

販売用不動産・固定資産をトータルで捉えた資産回転の加速により、2024年度では、Otemachi Oneタワー、ららぽーと愛知東郷、横浜三井ビルディング等の物件を売却、2025年度では、三田ガーデンヒルズ、(旧)日比谷U-1ビル、米国賃貸住宅、ダイバーシティ東京プラザ等の物件を売却したほか、投資有価証券の売却が進捗。

資産回収

2024年度

6,100億円

2025年度

6,300億円

12,400億円(約6割)

資産回収

2兆円程度

成長投資

2兆円程度

基礎営業 戦略的資金 キャッシュ・フロー 0.6兆円程度 1兆円程度 株主還元

0.4兆円程度

親会社株主に帰属する2024年度純利益2,487億円および2025年度純利益2,786億円に、固定資産および販売用不動産の減価償却などを加味。

<施設営業>& INNOVATION 20302026年度目標:300億円程度

億円)


2023 2024

463


386

263

2025


450


2026

(予想)


(年度)

※ 株式会社トヨタオートモールクリエイトは2025829日の親会社変更に伴い、2026

2022年度までは営業利益、2023年度以降は事業利益ベース 年41日付で会社名を「エムエフオートモールクリエイト株式会社」に変更しています

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 41


グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030

事業戦略

2030年までに取り組む事業戦略は、大きく「三本の道」で構成しています。第1の道が「コア事業のさらなる成長」、第2の道が不動産領域における「新たなアセットクラスへの展開」、第3の道が不動産領域を超えた「新事業領域の探索、事業機会獲得」です。 3つの道は「or」でどれかを選ぶのではなく「and」で結ばれ、既存の不動産領域における成長戦略に加え、不動産領域を超えた新事業領域でも収益の柱を増やしていくという、両利きの経営を実践していきます。


2の道

新たなアセットクラス


3の道

新事業領域


1の道

コア事業の成長


1の道 コア事業のさらなる成長(深化と進化):これまでの当社グループの価値創造を支えてきた「コア事業」のさらなる成長(深化と進化)を実現。


市場からのデカップリング

P.42

開発利益の強化~付加価値の顕在化

P.26

海外事業の深化と進化

P.100-104

低い空室率•安定した賃料収入•さらなるトップラインの成長の源泉

2025年度末時点オフィス空室率

当社(首都圏•単体)

1.6%

⇄ マーケット(都心5区)

2.2%

※出典:三鬼商事(株)

オフィス賃貸収益

6年間で約1.4

2025年度

4,865

2019年度:3,602億円

オフィス(都心•ミクストユース物件)

商業施設&スポーツ•エンターテインメント

当社にしかできない、商業施設と スポーツ•エンターテインメントとの連携

イベント チケット

認知 購入

商業施設

スポーツ•エンタメ施設

グッズ イベント

購入 当日


住宅(すまいとくらし)

都心•高額マンション分譲の開発•販売力の強さ

都心6区の取り扱い総戸数※ 市場シェア約4割(2025年度)

JV物件の場合は幹事会社に戸数カウント

顧客基盤の強さ

さまざまな業種のテナント企業数3,000

企画•開発•運営力

  • 好立地・高スペック ソフトサービス

  • 築浅・ミクストユース 場とコミュニティ

マーケットを牽引するリーシング力

<当社主要開発エリアの募集賃料(2010年比)12

街の価値を高める「街づくり」により、開発エリアの賃料水準が向上 都心部においてトップクラスの成長率となり、「八重洲•日本橋•京橋」エリアの募集賃料は、東京主要エリア「トップ」(20264月時点)

八重洲•日本橋•京橋 日本橋本町•室町

185%20264月時点 175%20264月時点

51,412/39,600/

当社オフィスは各エリアの募集賃料を大きく上回る水準でリーシング

1 出典:三幸エステート(株)※2 1フロア200坪以上のビルの共益費込募集賃料

1の道

1 MFLPLOGIFRONT東京板橋・MFLP船橋・MFIP羽田等の事例

2 CBRE調べ/2026.1Q 首都圏大型マルチテナント型物流施設空室率(築1年以上)

⇄ マーケット 9.2%2

空室率(首都圏•築1年以上)

20263月時点)

当社開発物件

1.7%

街づくり型施設マーケット比

1.3倍の賃料での

成約事例1

高い競争力

競争優位性の高いハード(立地•スペック)

×ソフト(サービス)による魅力的な物件群

強固な顧客基盤を活かした荷主への直営業、物流企業との強いリレーション

物流施設(ロジスティクス)

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

これまでの実績:市場からのデカップリング

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 43

グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」— 事業戦略


2の道 新たなアセットクラスへの展開:コア事業で培った強み・ノウハウを活かした「新たなアセットクラス」への展開を加速。


スポーツ・エンターテインメントを活かした街づくり

P.98-99


2030年度まで

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 45

INDEX

マネジメントメッセージ

特集 「場」と「コミュニティ」で拓くインダストリアルアセット


サイエンスパーク

ラボ&オフィス


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

海外デベロッパーとのリレーション

サステナビリティ戦略


現地パートナー数

73

海外事業

50

産官学の幅広いネットワーク

オフィステナント約3,000社 他 国・地方自治体・大学・研究機関 等

各産業におけるコミュニティ

圧倒的な不動産開発ノウハウ

オフィス/住宅/商業/物流/ホテル・リゾート/スポーツ・エンターテインメント 他

総合力を持つ当社だからこそ、強みを発揮できる領域

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 46

INDEX

くまもとサイエンスパーク

20264月、熊本県、合志市と「くまもとサイエンスパーク」事業推進パートナー基本協定を締結

半導体産業に必要な「場」の提供

くまもとサイエンスパークでは、産官学が集い、研究開発から量産までを支える幅広いエコシステム

インキュベーション

マネジメントメッセージ

工場用地 施設

半導体産業向けの「場」と「コミュニティ」を整備するイノベーション創発エリア(約31ha)を開発

の構築を目指します。当社は、これまで賃貸ラボ&オフィス事業で培ってきた知見を活かし、その形成に必要な工場用地の整備や賃貸製造施設の開発を行い、産官学に提供することでエコシステムを支える「場」の提供を推進していきます。

産官学が連携した「コミュニティ」の形成

「場」の整備にとどまらず、産官学が連携する「コ


共同利用型 クリーンルーム

量産拠点


R&D施設

小規模製造拠点


オフィス・R&D施設・シェアオフィス


くまもとサイエンスパーク イノベーション創発エリア イメージ

ミュニティ」を運営します。熊本県とともにくまもとサイエンスパークコミュニティ&マネジメントを共同設立し、RISE-Aのネットワークを活用しながら、


コミュニティの形成

国外アカデミア国外企業

国内アカデミア国内企業

県内アカデミア県内企業

中九州横断道路

(開通予定)

プロジェクト概要



所在地

熊本県合志市竹迫



敷地面積

309,444

(約93,607坪)

国内外の企業・アカデミアがつながる産官学コミュニティを形成します。情報交換やネットワーキングを通じて、産学連携やオープンイノベーションの機会を創出し、研究開発や人材育成の取り組みを後押しするとともに、ビジネス機会の拡大を図ります。

当社の熊本県関連事業


JR 豊肥本線

国道325号

肥後大津駅

原水駅

アセットの整備

くまもとサイエンスパークコミュニティ&マネジメント


イノベーション創発エリア

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略



開発スケジュール

九州道

国道443号

新駅

三里木駅

光の森駅

熊本電鉄

2027年以降:段階的に施設竣工(予定) 2030年:全体竣工


くまもとサイエンスパークは、阿蘇くまもと空港に近接し、周辺県道の新設・拡幅に加え、整備が進む中九州横断道路の(仮称)合志ICから約2kmに位置するなど、広域交通アクセスに優れた立地にあります。また、阿蘇くまもと空港とJR豊肥本線を結ぶ空港アクセス鉄道の計画も進められており、今後さらなる交通利便性の向上が見込まれます。

さらに、同パーク周辺には、半導体関連企業が集積しており、国内有数の産業集積エリアに近接しています。加えて、熊本県北エリアは農業振興地域が大半を占めるため、新たな大規模産業用地の確保が困難な地域でもあります。こうした交通利便性、産業集積との近接性、用地の希少性を兼ね備えた立地が、くまもとサイエンスパークの大きな特長です。

※ 自治体が将来的に農業上の利用を確保すべき土地として指定した区域であり、開発が禁止されている。

くまもとサイエンスパークだけでなく、その周辺の街づくりを一体で行うことにより地域の発展を支えています。

阿蘇くまもと空港

20204月から阿蘇くまもと空港の運営を担い、20233月に新旅客ターミナルビルが竣工しました。当社の多様な事業ノウハウを活かし、イベント広場や商業エリアの整備、最新設備の導入を通じて利用者が快適に過ごせる空港づくりを推進しています。当空港は、SKYTRAX社が発表する「WORLDS BEST NEW AIRPORT TERMINAL」部門で世界第1位を受賞するなど、国際的にも高い評価を得ています。

(仮称)原水駅周辺土地区画整理事業

202411月、九州旅客鉄道(株)とともに事業検討パートナーに選定されました。半導体企業の集積に伴う今後の経済発展や人口増加に対応するために、JR豊肥本線「原水」駅と今後開業予定の新駅を中心とした約63haの街づくりに菊陽町とともに取り組む予定です。

DX戦略

サステナビリティ戦略

(仮称)西合志 IC


御代志駅

(仮称)合志 IC

本計画地

(仮称)

IC(協議中)

(仮称)大津西 IC

大津 IC

原水駅周辺

土地区画整理事業

国道57号

空港アクセス鉄道

(2034年開通予定)

阿蘇くまもと空港

北熊本駅

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 47

INDEX


ラボ&オフィス

ラボ&オフィスを通じた国内外での「場」の提供

2020年に開始した賃貸ラボ&オフィス「三井リンクラボ」シリーズは、国内稼働物件が9拠点、開


マネジメントメッセージ

ライフサイエンス領域での「場」と「コミュニティ」の組み合わせによる経済的価値

従来、賃貸ラボ&オフィスの入居企業は製薬企業

発中物件を含めると11拠点まで拡大しています。20267月に竣工した三井リンクラボ東陽町 1は、三井リンクラボシリーズ初となる工業専用地域における物件で、ライフサイエンス領域にとどまらず多様な事業領域の研究開発ニーズに対応しています。海外では、米国・サンディエゴの Torrey HeightsにおいてPfizer社の入居が進み、稼働率は100%となっています。また、米国・ボストンのInnovation Square PhaseⅢでは、Vertex社による一棟借りが決定しており、2026年の竣工が予定されています。このように、国内外で着実に「場」の提供が進んでいます。

が中心でしたが、近年では半導体、食品、エネルギーなど、非製薬企業にも裾野が着実に広がっています。こうした需要の多様化に加え、賃貸ラボ&オフィスに対する市場認知の高まりを背景に、賃料水準は約5年前と比較して約1.5倍に上昇しています。また、当社のライフサイエンスビルに入居

非製薬企業3


賃貸ラボ&オフィスに入居する 企業属性


製薬企業

2026

7月竣工

2023

竣工


三井リンクラボ東陽町1 Torrey Heights


2026

竣工予定


Innovation Square Phase

していた企業が事業成長を遂げ、より大規模なラボ&オフィスやオフィスへ拡張移転する事例も生まれています。今後も、「場」と「コミュニティ」の相乗効果を通じて、さらなる価値創造を目指します。


5年前と比較して、

賃貸ラボ&オフィス賃料が1.5倍程度の水準

2025年度末時点


PICK UP

ライフサイエンス領域の「コミュニティ」の拡充

20163月に設立されたライフサイエンス領域の共創コミュニティであるLINK-Jは、特別会員数が202512月に1,000を超え、コミュニティの拡充が着実に進んでいます。また、会員の属性も多岐にわたり、ベンチャー企業や製薬企業、異業種企業のほか、非営利団体、アカデミア、自治


特別会員数


370


446


450


565


687


854


1,041

955


知財・法律 1%

医療・福祉 2%

VC 4%

その他 8%

教育・研究 8%


バイオ・医薬品・

再生医療

32%

コンサルティング・

CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会

2017

体や大使館等の公的機関、VC・アクセラレーターなど、ライフサイエンスプレイヤーに限らず幅

137

254

医療機器・

事業化支援

人材戦略

広い分野の組織が集積するプラットフォームへと成長しています。


データセンター

MFIP印西 MFIP印西Ⅱ


8

2018

2019

2020

2021

2022

2023

2024

2025

2026

海外におけるデータセンター事業の展開

検査機器等 14%                            16%

8

8

8

8

8

8

8

8

2

医療IT・サービス15%


DX戦略

サステナビリティ戦略

国内におけるデータセンター事業の着実な進展 海外では、インドのムンバイ、チェンナイなどの主要都市において、CapitaLand Investment

を事業パートナーとする4物件のデータセンター事業への参画を決定しました。これは、当社が

2014年以来、MFIP印西・MFIP印西Ⅱおよび(旧)MFIP多摩の

3物件を開発してきました。2026年度には、国内4物件目となる相模原DCの竣工を予定しています。今後も、日野DC計画や関西エリア計画をはじめ、複数の開発計画を予定しており、幅広


(旧)MFIP多摩

※売却済み


MFIP印西・ MFIP印西Ⅱ

※売却済み

長年にわたり海外事業で培ってきた実績とネットワークが結実したものです。今後も当社の強みを活かし、国内外におけるデータセンター事業のさらなる拡大を推進していきます。

いエリアで豊富な開発パイプラインを有しています。これらの計画は、当社の強みである多様なアセットでの開発ノウハウ、設計・施工・電力会社とのリレーション、他アセット本部との用地情報の連携による相乗効果等を活かして推進しています。

相模原DC計画

2026年度建物工事完了予定


関西エリアDC計画 日野DC計画


(仮称)CapitaLand DC Mumbai (仮称)CapitaLand DC Chennai (仮称)CapitaLand DC Hyderabad

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 48

グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030

財務戦略20244月策定)

「主な定量目標に対する進捗状況」も併せてご覧ください。| P.39-40

「財務戦略」の要旨 1. 安定•継続的な「利益成長」

安定•継続的な

「利益成長」と

「キャッシュ創出力の拡大」

BSコントロールを通じた

「効率性の改善」と

「健全な財務体質の維持」

成長性と 効率性を踏まえた

「株主還元の強化」

「成長•効率•還元」を三位一体で捉えた経営の推進に向けて





ROEとのスプレッド拡大




<固定資産•販売用不動産•有価証券の売却益の推移>



付加価値顕在化

ROE

スプレッド拡大

株主資本コスト

3カ年(2024年度~2026年度)



固定資産


賃貸等不動産

<簿価と開発による付加価値(評価益)> 簿価 評価益

3.4兆円 3.2兆円


販売用不動産


投資家向け

分譲資産

<簿価と開発による付加価値(評価益)イメージ> 簿価 評価益イメージ

1.4兆円


個人向け住宅

分譲資産

<簿価と開発による付加価値(想定売却益)イメージ> 簿価 想定売却益イメージ

0.6兆円


その他資産


投資 有価証券

<簿価>

1.2兆円

※主に、市場価格のある株式、および不動産の保有・開発を目的とした持分法適用関連会社株式

数値は2022年度末時点

累計 約6,700億円


996億円

1,910億円

ROE実績推移と今後の目標>

向上

8.7%

10%

以上

7.4% 7.7%

8.0%

7.5%

8.5%

以上

6.6% 6.9%

株主資本コストとのスプレッド拡大

5.2%

2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2026 …… 2030(年度)

2018 2019 2020 2021 2022 2023 2026(年度

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 50


グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」— 財務戦略


還元強化

安定•継続的な株主還元

総還元性向


2015 2016

意識した成長投資・戦略的資金・株主還元に適正配分。

52.7% 52.7%

54.9%

44.2%

46.6%

44.9%

25.2%

25.5%

基礎営業CF1兆円程度

最大化 安定・継続


資産回収:2兆円程度ポートフォリオ強靭化加速


成長投資:2兆円程度


戦略的資金:0.6兆円程度株主還元:0.4兆円程度

3カ年(2024年度~2026年度)

コア事業への成長投資

35.0%

35.1%

36.9%



2017


2018


2019


2020


2021


2022


2023


2024


2025(年度)

※基礎営業キャッシュ・フロー:営業活動によるキャッシュ・フローから運転資金等の増減(販売用不動産増減を含む)を控除し、資産回収にかかる損益等を加算したキャッシュ・フロー


配当性向 毎期 35%程度累進配当導入

配当強化

持続的な利益成長と連動した増配

1株当たり配当金

(円)


10 11 13 15 15 15


18 21


28 31

35

戦略的資金の設定


配当性向%

2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024

2025(年度)

総還元性向 毎期50%以上



自己株式の取得

(億円)

202441日に普通株式1株につき3株の株式分割を実施。分割後ベースに数値を調整。


150


300


400


450


570


コア事業への成長投資


機動的•継続的な自己株式の取得

1株当たり価値の成長•向上

戦略的資金の設定


総還元性向 毎期50%以上

資産ポートフォリオの強靭化•収益基盤の強化

25%程度

30%程度

35%程度

150

150

100

160

150

2017

2018

2019

2020

2021

2022

2023

2024

2025(年度)

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 51

INDEX

人材戦略

52

60

64

66

71

83

84

86

マネジメントメッセージ

3 戦略を支えるインフラ


DX戦略

サステナビリティ戦略

特集:“終わらない森”創りがつなぐ、街づくりコーポレート・ガバナンス

新任社外取締役メッセージリスクマネジメント

コンプライアンス

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造


人材戦略


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 52

INDEX


マネジメントメッセージ

さまざまな挑戦を通じ、社員一人ひとりが「光る個」へ。

「光る個」の力を結集させ、

当社グループの強みである「チーム力」発揮へ。


取締役

副社長執行役員

徳田 誠


三井不動産グループは 、グ ループ長期経営方 針「 & INNOVATION 2030」における「ありたい姿」の実現に向け、価値創造の源泉である「人材」への取り組みを一層強化して いきます。社員一人ひとりが多様な個性や能力を発揮し、互 いに刺激し合いながら成長できる環境を整えるとともに、そ の力をOne Teamとして結集することで、社会的価値と経済 的価値の創出を両輪で進め、社会へのさらなる付加価値創出 につなげていきます。

これまでのキャリアで、私自身幾度となく大きな環境変化や困難に直面した時に、One Teamの必要性を度々感じてきました。担当時代、バブル崩壊後の厳しい局面の中で、日本初のREIT立ち上げにチームの一員として携わった時の経験、グループ長時代、リーマンショックの影響でプロジェクトが頓挫して苦しんだ経験、本部長時代、コロナ禍のさなかで行った東京ドーム社のTOBを推進した経験。いずれも容易な挑戦ではありませんでしたが、苦しい時こそ、どんな立場であっても多様な力を持つ仲間がそれぞれの役割をもって知恵を出し合い、チームとして困難に向き合ったことで、大きなことを


成し遂げることができたと実感しています。

三井不動産グループの「ありたい姿」は、「産業デベロッパーとして社会の付加価値の創出に貢献」することであり、その実現には、多様な視点やキャリアを持つ人材が、互いを尊重しながら挑戦を重ね、その力を掛け合わせていくことが不可欠です。D&Iの推進は、多様な人材の活躍を支える取り組みにとどまらず、イノベーションを加速し、社会的価値と経済的価値を創出していく経営基盤そのものだと考えています。

困難な局面においてこそ、組織の真価が問われます。そして、その真価を支えるのは、ほかならぬ「人」です。三井不動産グ ループは、多様な個を尊重し、その力をOne Teamとして結 集することで、社会に新たな価値を創出します。

こうした組織を目指すために、当社は3つのことに取り組みます。 1つ目は「価値創造の源泉である『人材力』の底上げ」です。社員 一人ひとりに向き合うタレントマネジメント、新たな知見と気づ きに向けた教育投資を強化し、社員の付加価値創出力を高めま す。また、当社のみならずグループ全体で従業者エンゲージメン トをさらに強化し、グループ一体となってパフォーマンスの向


上につなげます。2つ目は「イノベーションを加速させる人材・知見の積極的な獲得」です。異業種・専門人材の獲得を行うことで、多様な視点や専門性を持つ人材が集まり、イノベーション創出を加速させます。3つ目は「多様な人材の活躍を支え、グループの力を結集させるOne Team型組織への深化」です。社員の力を結集し、付加価値を生み出す組織となるために「個よりもチームの成果を重要視」等の三井不動産グループの価値観の浸透や、研修等でのグループ内交流・連携、従業者還元の拡充等にグループ一体で取り組んでいます。また、多様な人材の活躍を支えるためには、すべての従業者が働きやすい職場にすることが重要だと考えます。そうした環境実現のために、例えば、育児・介護等の両立を含めた多様なライフスタイルや価値観を尊重し合い長く働き続けられる環境整備を行い、さらには組織の意識改革を進めるとともに、自律的なキャリア支援を行うなど、女性活躍推進等のD&Iをグループ一体で推進していきます。これらの取り組みの成果や現状を、人事部員と全社員との面談やエンゲージメントサーベイを毎年実施すること等で、定量・定性両面で把握し、人材戦略と施策をさらに進化させていきます。


PICK UP


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DX戦略

サステナビリティ戦略

1

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価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 53

多様な人材の活躍を支え、グループの力を結集させる

One Team型組織への深化

3

イノベーションを加速させる人材・知見の積極的な獲得

2

価値創造の源泉である

「人材力」の底上げ

1

多様な価値観•能力を結集させて、

チームとしてのさらなる付加価値創出を実現する組織

多様な視点•キャリアを持ち、モチベーション高く、イノベーション•付加価値の創出に挑戦する人材

人材戦略

詳しくはこちら

https://www.hrm.mitsuifudosan.co.jp/


研修参加者のべ人数

20252月~20265月末)

9,148

新たな知見と気づきに向けた教育投資の強化

オフィスビル

商業施設・スポーツ・エンターテインメント

ホテル・リゾート

1

ロジスティクス

3

海外事業

コーポレート・その他

(住宅、街づくり、DXなど)

企画事業

部門 営業

運営事務

2

3

1

2

1

3

2

社員が新たな知見と気づきを得るために、新入社員からマネジメント層までの階層別必修型研修や、社員一人ひとりの学びを促進させる体系的な選択型研修、また、越境学習やグローバル研修などの指名型研修等、100を超える多様なプログラムを設け、社員の自律的な能力伸長やキャリア形成を支援しています。


1人当たり研修時間

32.1時間

1人当たり研修投資額

13.4万円

研修プログラムの詳細

https://www.hrm.mitsuifudosan.co.jp/training/

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

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サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造


人材戦略

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 56


キャリア入社社員向け各種施策例

  • 自己の振り返りと目標設定および当社主要プロジェクトを実査する

    2日間のオンボーディング研修

  • 同期入社社員の紹介

  • キャリア入社社員同士のつながり醸成・社内ネットワーク形成を支援するためのメンター制度

  • 入社後1年間、所属長との1on1ミーティングを月1回実施

  • 業務負荷や心の状態を把握するサーベイを毎月実施

  • 会長との懇談会(三井不動産グループのDNA伝達)


イノベーションや付加価値創出のためには、三井不動産グ ループ全体がOne Teamとなり連携を行っていくことが重要

と考えています。

三井不動産グループの価値観を組織全体に浸透

グループ全体がOne Team型組織へ深化するためには、社員一人ひとりが三井不動産グループの経営戦略や「徹底的な顧客志向」「個よりチームの成果を重要視」といった大切にしている価値観を理解したうえで、高いモチベーションで業務に取り組むことが重要だと考えています。そのため、社長や経営層と社員との対話機会創出や、経営層からのメッセージ発信等に取り組んでいます。


事例1:代表取締役社長 植田俊から三井不動産グループ社員全員へメッセージを発信

三井不動産代表取締役社長 植田俊とグループ各社社長からグループ全社員に対し、「& INNOVATION 2030」の実現に向けたメッセージを発信しました。「当社グループの価値創造の源泉は

『人材』であり、創出した付加価値を最大化させるには『個の力を磨いてチームの推進力にする』ことが重要だ。」と三井不動産グループが大切にしている価値観やOne Teamとなることの重

要性をあらためて共有しました。

グループの力の結集

多様な人材の活躍を支え、グループの力を結集させるため、グループ一体でさまざまな取り組みを行っています。

例えば、グループ横断でのD&I・女性活躍推進や、研修等を通じたグループ間の人材交流を行っています。


事例1:グループ横断のD&I•女性活躍推進体制

グループ一体で多様な人材が活躍できる環境を実現するため、グループ共通での定量目標設定やD&Iに関するアンケートの実施により、グループ全体で現状把握や進捗管理をしながら、取り組みを進めています。

取り組み例

  • グループ各社の部長間・担当者間での情報共有の場の設置

  • グループ各社の社長を集め、活動・成果を報告し、議論できる場を設置


事例2:「つながる•成長するプロジェクト」

D&I・女性活躍推進のグループ共通施策として、2022年度より開始した三井不動産グループ合同の研修や交流会を実施する

「つながる・成長するプロジェクト」に累計12,000人以上が参加しています。スキルや能力の獲得に加え、グループ合同で実施することにより、会社を越えたグループ社員間のつながりや業務での連携のきっかけ、多様なロールモデルを見付ける機会となっています。

プロジェクト活動の一例

  • 三井不動産グループ社員必修D&I e-learning

  • グループの管理職手前ゼミ、若手ゼミ

  • 女性管理職フォーラム(管理職の視座獲得、女性管理職同士のネットワーキング)

  • スポット研修・交流会(女性特有の健康課題セミナー、育児相

談会など)


女性若手社員向けゼミ型プログラム 育児座談会

1

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価値創造に向けた戦略

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戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

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三井不動産の価値創造


人材戦略

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 58


すべての従業者が「自分らしさ」と

②組織の意識改革ならびに本人のモチベーション向上•キャリア形成支援

事例4LGBTQ+に関する取り組み

当社は、多様な価値観・才能・ライフスタイルを持った人材が、それぞれの持てる力を最大限に発揮できる組織づくりをグループ一体となって進めていくなかで、LGBTQ+に関する各種制度・体制整備や研修等での理解促進・風土醸成に取り組んでいます。

取り組み例

  • 性別に関わらず、所定の手続きを経て会社が認めれば婚姻として扱い、各種制度が適用される

  • 社内にLGBTQ+についての相談窓口を設置

  • LGBTQ+に関する基礎知識や当社の関連制度についてまとめたLGBTQ+ハンドブックを社内で公開

  • LGBTQ+への理解を広めることを目的としたLGBTQ+トーク

イベントを他社と共同開催

「最大限の力」を発揮できる組織環境の整備


取り組み例


  • 女性管理職対象のメンター制度で活躍を支援

  • 各本部・部門で女性管理職手前層への育成計画を策定し、組織的に育成

詳しくはこちら https://www.women.mitsuifudosan.co.jp/




事例2:育児との両立(男性育休•子育て)


性別を問わない仕事と育児等との両立のため、フォローし合う風土醸成に取り組んでいます。


取り組み例


  • 産婦人科医を講師に招いた、経営層向けの勉強会や社員向けのセミナー

  • 男性育休復帰者と、その上長に向けた必修研修

グループ合同での

ワーキングファザー座談会


事例3:障がい者の支援•活躍推進


取り組み例


  • 当社の人事部内に、知的障がい者および専任の指導員等から構成される「チャレンジドセンター」、身体障がい者がヘルスキーパーを務める「リフレ」を設置

  • 企業での精神障がい者の雇用拡大と、雇用後におけるキャリアアップの支援を行うSUPERYARD株式会社を、株式会社博報堂と連携し設立。当社においても精神障がい者のスタッフが安定した活躍を見せており、今後も拡大見込み

  • グループ各社の障がい者雇用担当が定期的に集まり、好事例

の共有等を実施

多様な人材の視点をとり入れることで、付加価値やイノベーションの創出につなげるため、多様な価値観・才能・ライフスタイルを持った人材が、最大限の力を発揮できる組織環境を整えています。

女性活躍をはじめとするエクイティの推進

エクイティとは、一人ひとりの違いや状況に配慮した支援が施され、個々人が公平になる機会・環境を得ている状態を指します。当社はエクイティの推進の取り組みとして、各種制度の整備に加え、研修等での理解促進・風土醸成に取り組んでいます。



事例1:ジェンダーギャップの解消(女性活躍推進)

当社では、D&Iの重要テーマの一つとして女性活躍推進を位置付け、意思決定層における女性比率の向上を目指しています。その実現に向け、女性社員が長期的に活躍し続けられる組織づくりについて、以下の2軸を重視し、取り組みを進めています。

社長を責任者とし、経営トップのコミットメントのもと、取締役会や経営層が出席する会議体においてD&I・女性活躍推進に関するKPIや施策の進捗確認・議論を行い、取り組みの推進およびモニタリングを実施しています。

<当社グループの女性活躍推進における2軸>

①性別を問わず多様なライフスタイルや価値観を尊重し合い、長く働き続けられる環境整備

取り組み例

  • 組織長対象の心理的安全性研修

  • 毎年実施の人事部員による全社員との面談、D&Iアンケート等を通じ、社員の状況や要望を把握し、さまざまな制度・環境を整備

  • 女性特有の健康課題の予防や治療を行うためにオンラインで健

康チェックやピル、漢方の処方を受けられるサービスを導入

当社オフィスビルテナントの5社共催でLGBTQ+への理解を広めるイベントを開催



多様な社員の活躍を支える環境整備


働く場所と時間の柔軟性のための取り組み例

  • 全社員対象リモートワーク制度、スーパーフレックス制度

  • 有給休暇取得日数の目標や休暇取得推奨日を設定

仕事とプライベートとの両立支援の取り組み例

  • 事業所内保育所、ベビーシッター・家事代行費用等の補助制度

  • 男性の出生時育児休業の100%有給化

  • 介護コンサルティング制度・介護費用補助制度

1

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5

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Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 59



当社グループ一体でのD&I推進は、グループ全体の業務改革や認め合う風土醸成、エンゲージメント向上等に寄与しています。また、多様な顧客やライフスタイルをサポートするサービス創出や各種外部認定への選定など、社会的評価の向上にもつながっています。

当社で働くことを誇りに思う

94

離職率

1.28

社内インパクト

社外インパクト


健康経営

TOPICS D&I推進による主な成果

多様な人材が最大限力を発揮できる組織づくりのため「、社員一人ひとりの健康と安全」を経営課題と捉えています。代表取締役社長が責任者となって、社員がそれぞれのライフスタイルに応じ、活き活きと働くことのできる職場環境を整備し、社員の

プロセス•イノベーション

組織としての生産性・業務改革

直接的成果(財務的価値)

お客様の満足度を維持しながら、 多様な人材が活躍できる環境整備へ

一部住宅販売センターの

プロダクト•イノベーション

商品・サービスの開発、イノベーション

精神障がい者の雇用拡大とキャリア アップを支援する会社「SUPERYARD

健康保持・増進に積極的に取り組んでいることに加え、社外のビジネスパートナーへも健康経営の普及・拡大等を推進することで、社会課題の解決に貢献しています。

こうした取り組みが評価され、健康経営に特に優れた企業として「、健康経営優良法

日曜定休日

住宅販売手法の 新たなスタイルを導入

販売現場のデジタル化デジタル化による お客様の利便性向上


女性・ママにやさしい高機能トイレにアップデート

人(大規模法人部門、ホワイト500)」にも

10年連続で認定されています。

職場内の効果

認め合う風土、職場環境改善、社員の成長、エンゲージメント向上

外的評価の向上

取り組みの一例

  • 人事部員による全社員への個別面談で健康状態等把握

  • 社員と配偶者への人間ドック等の受診費用補助や、婦人科がん検診、男性の前立腺がん検査の費用補助

  • 企業の健康経営支援サービスとして当社が提供する「&well」による健康増進イベント・セミナー・歩数対抗戦・コラム配信等を実施

  • 社員の健診データ・健康活動データの分析を通じて、経営課題の

抽出や健康経営のPDCAを推進

顧客満足、市場評価の向上、優秀な人材獲得


間接的成果(非財務的価値)

社員の90%以上が当社で 働くことを誇りに思うと回答

(単体)


離職率は1%程度と低水準

(単体・正社員)


グループ合同研修により グループ間の交流・理解促進

2022年度より累計12,000人以上参加)

女性活躍に優れた企業を選定する

「なでしこ銘柄」に5年連続で選定


女性活躍推進を積極的に取り組んでいる企業として「えるぼし認定」取得

(グループ複数社が取得、当社単体は2段階目)

高い水準の取り組みを行っている

「子育てサポート企業」として

「プラチナくるみん」に認定


LGBTQ+に関する取り組み評価制度である「PRIDE指標2025にて最高評価であるゴールド認定を受賞


健康促進イベント「&BIZ Well-beingフェス」


※「PRIDE指標」は、LGBTQ+など性的マイノリティが働きやすい職場づくりを日本で実現するためにwork with Pride2016年に策定した日本で初めてとなるLGBTQ+に関する企業・団体等の取り組みの評価指標

1

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マネジメントメッセージ

産業デベロッパーとして、

社会の変化を捉えた価値創出と 事業変革に取り組んでまいります。


取締役

専務執行役員(DX担当)

持丸 信彦


グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」において、DX は「産業デベロッパーとして社会の付加価値の創出に貢献」と いう当社グループの「ありたい姿」を実現するための戦略を支 える重要なインフラであると位置付けています。近年、生成AI をはじめとするデジタル技術の進化は、社会や産業構造に大 きな変化をもたらしています。当社は、「産業デベロッパー」と して、こうした社会・産業構造の変化を的確に捉え、各事業の 付加価値向上と新たな事業機会の創出を目指してまいります。各事業においては、リアルとデジタルを組み合わせながら、多 様化するニーズに対応したサービスや体験価値の向上に取 り組んでいます。また、これまで構築してきたさまざまなネッ トワークや顧客基盤を活かし、「場」や「コミュニティ」の提供 を通じたデジタルソリューションの創出など、DXによる価値 提供に努めます。

生成AI活用については、AIの活用が社会全体に広がるなか、不動産業界においても、AIを介した新たな顧客接点を前提と した事業運営やマーケティングの重要性が高まっていくと考


えています。当社グループでは、資料作成や情報整理といった個人業務の効率化に加え、企画立案や分析、意思決定支援など、業務そのものの質を高める領域へ活用を広げています。今後は、人とAIの役割分担を見極めながら、業務プロセスや組織共通業務のあり方を見直すとともに、各事業に蓄積された知見やデータを活かし、お客様への提案やサービス提供の高度化につなげてまいります。AIを単なる効率化ツールにとどめず、事業競争力強化につながる基盤として、活用をさらに推進してまいります。

これらのDX推進を支えるため、安全・安心なデジタル基盤の整備にも取り組んでいます。近年、企業を標的としたサイバー攻撃が高度化・巧妙化するなか、サイバーセキュリティ対策を経営上の重要課題と位置付け、継続的な対策強化を推進しています。また、生成AI活用の拡大に伴うリスクにも適切に対応するため、AI利用ガイドラインの整備や社員教育など、ガバナンス強化にも取り組んでいます。加えて、グループ横断で進めているインフラ・セキュリティ基準の高度化や運用最適


化についても、スピード感持って着実に推進しています。 今後も当社グループ一体となって、DXを通じた新たな事業機会の創出と持続的な成長の実現を目指してまいります。


DX白書」を毎年発行

株主・投資家・お客様・取引先企業等の皆様に広く当社グループのDX推進状況をご理解いただくために、2020年度より当社グループのDX推進事例、成果、および顧客への提供価値を集約した「DX白書」を毎年度発行・公開しています。


DX ⽩書 2025-2026


0


詳しくはこちら https://www.mitsuifudosan.co.jp/dx/dx_hakusyo.pdf


PICK UP


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DX戦略

サステナビリティ戦略

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戦略を支えるインフラ

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5

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詳しくはこちら

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戦略を支えるインフラ

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Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 61


DX戦略


当社は、グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」において、DXを戦略を支える重要なインフラと位置付けています。これに基づき、DX方針「DX VISION 2030」を策定し、リアルとデジタルを組み合わせたビジネスモデルの確立とイノベーションの推進に向けて、全社一丸となってDXを推進しています。


戦略を支えるインフラ


https://www.mitsuifudosan.co.jp/dx/dx_hakusyo.pdf

人材

DX

ESG

DX戦略:「DX VISION 2030

多様化するお客様のニーズに合わせた体験価値向上へ



コンセプト


&Customer | リアル×デジタル ビジネス変革



&Crew | AI /デジタル人材変革



&Platform | デジタル基盤変革

デジタルの力

デジタルを活用し、リアルの“場”の価値を最大化

カスタマー•ジャーニー

顧客の解像度向上、データ活用の打ち手増

共創型サービス開発

共創により自社の枠を超えたサービス展開


AI伴走による仕事の変革

ナレッジの集積化、人が得意な領域へのマンパワーシフト

デジタル•インクルージョン

DXビジネス人材の育成、エキスパート人材の採用強化


システムの戦略的刷新

計画的かつ安定したシステム開発

インフラ•セキュリティのグループ標準化

グループ統一化へ向けた仕組みの標準化・高度化

2030

当社DXのありたい姿

  • 全事業・あらゆるシーンでのデジタル活用

  • 事業横断でのシームレスな顧客体験

  • 共創による打ち手の多様化、領域拡大


  • DXビジネス人材が全社員の25%へ拡大

  • データ基盤の最新化、AI活用による業務生産性・質向上


  • 海外を含むグループ全社でセキュアかつ先進的なデジタル環境を整備

  • 共通ルール・ガバナンスのもと運用

  • 戦略的なシステム刷新、開発ノウハウの組織知化


DX推進による 成果事例

デジタルの力で三井不動産グループネットワークを強化主な会員組織

2021101,364万人 202661,714万人


社員の生成AI活用

生成AI利用人数:全社員2,000生成AI月間利用者率:80%以上

※ 当社は202510月よりChatGPT Enterpriseの全社員導入

AI推進リーダー:120名(85部門)

20266月時点、三井不動産単体の取り組みとなります。


主要システム刷新による

業務効率化1 削減時間:90万時間

1 計画金額(イニシャル+5年ランニング)1億円以上の案件について、稼働後6カ月以降の実績測定値を20184月~20243月に稼働したシステムを対象に集計

従業員IT満足度※23

システムによる業務効率化を実感:89%

2 当社単体の数値

3 20266月実施(調査対象の従業員約2,000人)

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造


DX戦略

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 62



TOPICS DX VISION 2030

&Customer | リアル×デジタル ビジネス変革

&Platform | デジタル基盤変革

株主優待での三井ショッピングパークポイント進呈開始 ITインフラのグループ標準化によるセキュリティ•ガバナンス強化およびコスト•リソース合理化

当社商業施設等の利用を通じて当社事業への理解促進と株式の長期保有を目的として、株主優待制度を導入。


東京ドームのTDポイントを三井ショッピングパークポイントに統合

三井ショッピングパークポイント対象施設に東京ドームグループを追加。東京ドームグループのポイントサービスが三井ショッピングパークポイントへ移行し、グループ間でのより強固な連携へ。


1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造


DX戦略

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 63



TOPICS DX VISION 2030

&Crew | AI /デジタル人材変革

AI活用による顧客価値向上と業務効率化の実現へ

基盤整備

AIを現場で活用し、顧客価値の向上と生産性向上を同時に実現。さらに、AI基盤整備を基盤として、全社での価値創出と競争力強化を加速します。


AIチャットボットで リアルな暮らしの声を提供

などの生活情報を自然な対話で取得

AI3D空間を自動生成

VRで住戸を体験

デジタルで情報提供•見学と商談を自由に選択

AI AIAIアプリ


AIエージェントデータ連携基盤

認可 監査・追跡 接続・連携

(アクセス制御) (ログ管理) (外部/内部システム)

AIからの社内データアクセスを一元化

顧客体験と営業プロセス改革

営業支援生成AI

三井不動産レジデンシャル社では「三井のすまい 新宿サロン」において、AIとデジタルを活用し、「実際の暮らし」を自然にイメージできる環境を整備。お客さまの体験価値向上と販売プロセスの改革に伴う営業社員の「土日祝定休」を推進し、多様な人材が活躍できる働く環境の整備を同時に実現しています。

三井ホーム社では営業ナレッジを言語化・共有し、組織全体で活用。顧客データと営業ナレッジを融合させることで、一人ひとりに最適な提案を実現。

AIエージェントデータ連携基盤は、ChatGPTCopilotなどから社内データを安全に活用できる共通基盤です。これまで業務ごとに分散していたデータをAIで横断的に活用し、業務効率化やナレッジ活用を推進するとともに、社内データを企業価値につながる資産へと転換します。




期待される効果

顧客体験向上と働き方改革を両立し、提案力・組織力を強化


顧客体験価値の向上

営業社員の働く環境整備

実現

提案高度化

期待される効果

×

受注率向上・提案力強化

1,000超のカスタムGPTが現場業務を支援(20265月時点) AI

最適な提案

AI

AFTER

顧客データ × 営業ナレッジ営業支援AI

社員自ら業務を効率化

※ 三井不動産単体の取り組みとなります。

期待される効果

AI活用により日常業務の効率化と生産性向上を実現

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 64

INDEX

マネジメントメッセージ

サステナビリティ戦略

豊かな「環境」を未来へつなぎ、 街づくりを通じて持続可能な社会と

新たな価値創造を実現していきます。


取締役

常務執行役員(サステナビリティ推進関連業務担当)

海藤 明子


三井不動産グループは、共生・共存・共創により新たな価値創出を目指す「&マーク」に象徴される理念のもと、街づくりを通じて社会課題の解決に取り組んでいます。私たちが街づくりにおける環境との共生を通じて目指す姿を表すため、20254月には、「街づくりにおける環境との共生宣言『& EARTH for Nature』」を策定しました。自然と人・地域を一体で「環境」と捉え、それぞれの魅力が循環し、時を経るごとに輝きを増す、豊かな「環境」を生み出すことが、街づくりに求められる重要な使命であると考えています。今後も、持続可能で豊かな「環境」のネットワークを広げ、次の世代へとつないでいく街づくりを進め、社会に貢献していきます。

その象徴的な取り組みの一つが、伊勢志摩国立公園内に位置する「NEMU RESORT」です。今年度、三重県産の木材も一部使用した新たなヴィラの開業に加え、「里山水生園」の再整備を実施しました。敷地内で利用した水を浄化し、水生園へ循環させる仕組みを通じて、水の魅力を活かす取り組みを進めています。伊勢志摩の豊かな自然環境のなかで、生き物


との触れ合いや環境学習の機会を提供することで、人が自然と関わりながらその価値を次世代へつないでいくという、「& EARTH for Nature」の理念を実践しています。

日本橋エリアでは、街づくりを通じた新たな価値創造を進めています。「日本橋本町三井ビルディング&forest」(2027年竣工予定)では、国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビルとして、「日本橋に森を創る」というコンセプトのもと、木ならではのやすらぎとぬくもりを感じられる「行きたくなるオフィス」の実現を目指しています。三井不動産グループが保有する北海道の森林で植えられ、育てられた木が、日本橋の地で豊かな緑とともに木造賃貸オフィスビルとして生まれ変わります。こうした都市と自然をつなぐ「“終わらない森”創り」に取り組むとともに、木造・木質化による木材活用を推進し、自然資源を循環させ、未来につないでいく街づくりを進めていきます。

気候変動への対応についても、当社グループにとって重要な責務であると認識しています。すべての新規開発において建


設時のCO2排出量を算定し削減検討を進めるとともに、既存物件においても省エネルギー化や再生可能エネルギーの活用を推進しています。加えて、木造・木質化による国産木材利用に積極的に取り組み、サプライチェーンと一体となって脱炭素社会の実現に向けた取り組みを着実に積み重ねてまいります。こうした脱炭素社会に向けた取り組みは環境との共生と切り離されたものではなく、持続可能な街づくりの両輪として取り組んでいきます。

さらに、持続可能な社会の実現には、人権への配慮が不可欠です。サプライチェーンも含めた事業活動全体において、継続的な人権デュー・デリジェンスを通じた人権リスクの把握と改善に取り組み、取引先や協力会社との対話・協働を重ねながら、責任ある事業運営を進めています。多様な価値観を持つ人々とともに、社会課題の解決に向き合いながら社会的価値の創出を目指し、これからも未来へ向けた新たな価値創造への挑戦を続けてまいります。


PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 65


サステナビリティ戦略


ESGの位置付け


戦略を支えるインフラ


詳しくはこちら


https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/

人材

DX

ESG


三井不動産グループは 、2 030 年度を見据えたグループ長期経営方 針「& INNOVATION 2030」において、社会的価値と経済的価値の創出を両輪とし、持続的に社会の付加価値の創出に貢献することを目指しております。

この方針のもと、私たちは地球規模での持続可能な社会の構築に貢献するとともに、企業としての持続的な成長を実現するために、サステナビリティ経営の推進を当然の責務と捉えております。そのなかでも、ESG(環境・社会・ガバナンス)を、「人材」や「DX」とともに、「& INNOVATION 2030」の事業戦略および財務戦略を支える重要なインフラと

して位置付け、このインフラをさらに強固なものとするために、さまざまな取り組みを積極的に展開しています。

具体的には、気候変動への対応や再生可能エネルギーの導入、地域社会との共創、サプライチェーンマネジメントの推進、コーポレート・ガバナンス体制の強化など、多岐にわたる分野での取り組みを進めております。これらの活動を通じて、ESGの視点を経営判断や事業運営に組み込み、社会課題の解決と企業価値の向上を同時に実現することを目指してまいります。


サステナビリティ推進体制



サステナビリティ推進部

方針の企画・総括 / 行動計画の全社総括

連携

各事業本部・部門・グループ会社

ESG推進部会

ESG推進委員会

サステナビリティ推進本部

社長

経営会議

取締役会

当社グループのサステナビリティ課題への取り組みを推進するため、三井不動産(株)単体において「ESG推進委員会」(委員長:社長執行役員)および下部組織である「ESG推進部会」(部会長:サステナビリティ推進本部長)を設置しています。ESG推進委員会では、サステナビリティ課題における理念整理および方針策定、各部門における活動の目的・目標・計画の調整、進捗状況の監督・評価の機能を担っています。取り組みの推進にあたっては、ESG推進部会において部門別の年度目標を設定し、進捗管理などを行っています。なお、気候変動をはじめとするリスクについては、国や地方公共団体、一般社団法人日本経済団体連合会、一般社団法人不動産協会などの多様なチャネルから国内外の動向・要請などの情報収集を行い、専門性の高いESG推進部会でリスクの特定を行い、ESG推進委員会でその影響を評価しています。また、重要なリスクについては、業務委員会およびリスクマネジメント委員会にて当社事業への影響や、本業を通じた課題解決について対応検討を行うこととしています。このような取り組みについては、定期的に取締役会に報告され、目標および進捗状況のモニタリングが実施されるほか、必要に応じて都度取締役会における検討を行っています。

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 66

INDEX

マネジメントメッセージ

特 集 “終わらない森”創りがつなぐ、街づくり

街づくりにおける環境との共生宣言 「木の旅」から生まれる持続的な価値創造

& EARTH for Nature

私たちは、自然と人・地域を一体で「環境」と捉えています。

それぞれの魅力が循環し、時を経るごとに輝きを増す、持続可能で豊かな「環境」を生み出していきます。

日本では、林業従事者の高齢化・人材不足による人工林の老齢化、放置林が増加し、再造林が進んでおらず、森林資源を適切に活用し、持続的に循環させることが重要な課題となっています。三井不動産グループは、「“終わらない森”創り」のコンセプトのもと、北海道の保有林で育まれた木々について、下草刈りや間伐等の計画的な管理を行い、適正な時期に伐採・再造林する森林資源の循環利用を推進しています。保有林で生まれ、長い年月をかけて成長した木々は、伐採を経て森を旅立ち、木材として

加工され、その“木の旅”の先にある2027年竣工予定の木造賃貸オフィスビル「日本橋本町三井ビルディング &forest」に活用されます。木々は建物の一部として新たな価値を創出し、人々が働き、集い、交流する都市空間を支える存在となります。森から街へ、そして再び植樹から始まる「“終わらない森”創り」へ。木々が紡ぐ循環を通じて、森林資源の持続的な活用と価値創造を実現し、持続可能な森林経営と地域社会の好循環の形成を目指しています。


自然

緑や水、

そこに住まう生き物たちを生き生きと輝かせる


重点的に取り組む課題

人・地域

その土地の歴史や魅力、地域や人々の想いを 大切に受け継いでいく

使

保建

有林の木材を 築資材などに活用

植える

苗木を1本ずつ植える

植樹

人の手で11本苗木を植える。社員による植林研修も


下草刈り

下刈り、間伐などの 定期的なメンテナンス

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略



木の旅動画

~森を旅立った木々が国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビルになるまで~

加工

集成材などの 建設資材に加工


使う

建築資材・ オフィス家具など


育てる

下刈り、伐採など


伐採

適齢期になった樹木を伐採

木の旅動画はこちら https://www.mitsuifudosan.co.jp/business/development/earth/mokuzai/kinotabi/

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


特 集

三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 67

INDEX

“終わらない森”創りがつなぐ、街づくり

国内最大•最高層の木造賃貸オフィスビル

日本橋本町三井ビルディング &forest

マネジメントメッセージ

日本橋に森をつくる

「“終わらない森”創り」のサイクルの実践に向けて、三井不動産グループ

日本橋本町三井ビルディング &forestの社会的価値と経済的価値

として初となる木造賃貸オフィスビルを実現。三井不動産グループの保有林を含む国産材を構造材として使用

し、仕上げ材・内装としても積極的に保有林木材を活用しています。「&forest」には、三井不動産グループの「&マーク」における「共生・共存・共創」の理念のも

と、三井不動産グループの保有林、「“終

木造オフィス機能提供

(国産木材活用等)


社会的価値

テナント企業の経営課題支援環境性能•快適性向上

選ばれるオフィス賃料水準の向上

わらない森”創り」に取り組むとともに、木造化による木材活用を推進し、自然資源を循環させ、未来につないでいく街づくりに取り組んでいくという想いを込めています。


オフィス専有部 イメージパース


日本橋本町三井ビルディング &forest

外観イメージ

当社グループが推進する「“終わらない森”創り」の一環として、本物件では、構造材として1,100m³を超える国産木材を使用します。このうち約100m³については、当社グループ保有林由来の木材を使用する予定です。また、エントランスホールの壁材にも同保有林由来の木材を採用するなど、森林資源の循環利用を推進しています。こうした木材活用により、本物件で使用する木材のCO2固定量は約800t-CO2を見込んでおり、同規模の一般的な鉄骨造オフィスビルと比較して、躯体部分における建築時CO2排出量を約30%削減する効果を想定しています。また、「日本橋に森をつくる」のコンセプトのもと約480m²の緑地を整備するとともに、内装・仕上げ材にも国産木材を活用し、自然や木のぬくもりを身近に感じられる「行きたくなるオフィス」の実現を目指します。


建築規模

地上18階、約84m

延床面積

28,000

用途

事務所、研究所、店舗

竣工時期

20271月予定

経済的価値


エントランスホール完成予想イメージ

※林野庁「建築物に利用した木材に係る炭素貯蔵量の表示に関するガイドライン」に基づく木材利用に伴う二酸化炭素固定量および林野庁「森林による二酸化炭素吸収量の算出方法について」に基づく製造に要した木の伐採後植林した木が吸収するCO2量を含む


PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

その他の木造物件

オフィスの木造化や環境性能向上などの価値を、社会的価値だけにとどめず、テナント企業の経営課題解決につながるオフィス価値として提供しています。本物件では、国産木材の活用、建築時CO2排出量の削減、木質空間による快適性、BCP対応、省エネルギー性能などを組み合わせることで、テナント企業の人的資本経営、事業継続、環境経営を支える次世代オフィスの実現を目指しています。実際に本物件に入居予定のホーチキ株式会社様からは、こうした価値に対する期待や評価の声をいただいています。このように、テナント企業の経営課題の解決に資する高付加価値オフィスを提供することで、選ばれるオフィスとしての競争力を高め、価値に見合った賃料水準の形成につなげています。

サステナビリティ戦略


三井不動産インダストリアルパーク(MFIP)海老名 &forest


(仮称)日本橋本町一丁目5番街区

本物件に入居予定のホーチキ株式会社様の声


2024529日 ホーチキ株式会社「本社移転に関するお知らせ」より作成

建築規模

地上4

延床面積

40,219

用途

事務所、倉庫

竣工時期

20266

建築規模

地上11

延床面積

18,000

用途

事務所、店舗等

竣工時期

20282月予定

木の温もりが感じられる快適なオフィス環境を整備することにより、従業員エンゲージメントの向上と健康増進を図るとともに、中期経営計画の目標達成に向け、新たな付加価値を創出できる、多様な人材確保を目指し、人的資本経営を推進してまいります。

Scope12領域のCO2排出量削減目標の達成に向けて、省エネルギービルである「ZEB Ready認定予定」のオフィスへの移転により、環境経営の実践を強化してまいります。

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三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造


サステナビリティ戦略

価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix


Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 68


40%

CO2排出量)


438t-CO2


263t-CO2


0t-CO2

2019年度 2030年度 2050年度


Scope1Scope22030年度までに46.2%削減(2019年度比)


<気候変動への対応に関するイニシアチブへの参加>




SBTイニシアチブより

1.5℃目標」認定取得済み P.111

2025年度実績

2019年度対比 14.6%

「気候変動への対応」も併せてご覧ください。| P.110-111


脱炭素社会実現に向けたグループ行動計画 進捗状況


行動計画

2025年度の主な進捗状況

行動計画①

  • 新築物件:全物件で、ZEB/ZEH水準の環境性能を実現

  • 既存物件:物件の省エネ性能向上を図るリニューアルオンサイトでの再生可能エネルギーの創出

  • 新築物件:「脱炭素行動計画」後の着工物件は、原則全物件でZEB/ZEH水準の環境性能を実現

  • 既存物件:随時、省エネ性能向上リニューアルを実施

行動計画②

  • 2022年度までに首都圏25棟の物件共用部・自用部の電力グリーン化

  • 2030年度までに物件共用部・自用部の電力グリーン化

  • 首都圏25棟の物件共用部・自用部の電力グリーン化達成済

  • 物件共用部・自用部の電力グリーン化は約36%まで進捗

行動計画③

  • 入居企業・購入者の皆様へのグリーン化メニューの提供

  • グリーン電力導入契約済み 330区画

行動計画④

  • 2030年度までに総出力:約17.5kWのメガソーラー開発

  • 累計58カ所・計22.2kWまで拡大

行動計画⑤

  • 建築時CO2排出量を正確に把握するツール整備

  • 建設会社等に削減計画書の提出を義務化

  • 202310月から当社の「建設時GHG排出量算定マニュアル」を用いた建築時CO2排出量算出および削減計画書提出を建設会社等に義務化


行動計画(その他)

  • 外部認証の取得

  • ICP(社内炭素価格制度)の導入

  • 行動計画推進のための体制

  • GRESBリアルエステイト評価」において、「GRESB ディベロップメント・ベンチマーク」では 5 スター、「GRESB スタンディング・インベストメント・ベンチマーク」では 5 スターを取得

  • すべての新築建物について外部認証を取得

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三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 69


サステナビリティ戦略


3 指名諮問委員会

2 報酬諮問委員会

5 執行役員

6 経営会議

5 社長執行役員

4 監査役室

4 監査役会

1 取締役会

8 委員会

業務委員会

リスクマネジメント委員会

ESG推進委員会

グループDX委員会

ブランド戦略委員会

公正採用選考・人権啓発・

ダイバーシティ推進委員会

コーポレート•ガバナンス体制における各組織


代表取締役会長菰田正信を議長として、社内取締役8名、社外取締役5名の取締役13名で構成され、当社の重要事項を決定し、取締役の業務の執行状況を監督しております。また、取締役会には監査役が出席し、必要に応じて意見を述べております。


2 報酬諮問委員会

独立社外取締役日比野隆司を委員長として、独立社外取締役 5名、代表取締役社長植田俊、社内取締役1名(徳田誠)の取締役7名で構成され、取締役会が取締役の報酬に関する事項につき決議を行うにあたっては、本委員会に諮問することとしております。2025年度は3回開催し、全委員が出席しました。



具体的な諮問事項

  • 近時の役員報酬動向

  • 取締役の基本報酬・賞与・株式報酬

  • 取締役の基本報酬・賞与・譲渡制限付株式報酬



3 指名諮問委員会

独立社外取締役日比野隆司を委員長として、独立社外取締役 5名、代表取締役社長植田俊、社内取締役1名(徳田誠)の取締役7名で構成され、取締役会が取締役・監査役の指名および経営陣幹部の選解任に関する事項につき決議を行うにあたっては、本委員会に諮問することとしております。2025年度は1回開催し、全委員が出席しました。



具体的な諮問事項

  • 代表取締役、取締役候補者内定

  • 常勤取締役の業務分担

  • 役付執行役員および執行役員選任ならびに担当業務委任および委嘱・解嘱

  • グループ上席執行役員およびグループ執行役員選任



4 監査役会

5 執行役員

社内監査役2名および社外監査役3名の監査役5名で構成され、監査方針、業務の分担等の策定を行うとともに、その方針および分担に基づき行われた監査に関する重要な事項について報告を受け、協議しております。なお、監査役の職務を補助する専任の組織として監査役室を設置し、専任の使用人(2名)を配置しております。


事業環境と業容に最適な業務執行体制を構築することを目的として、「執行役員制度」を導入しており、従来、取締役が担っていた経営機能と執行機能の分離・強化を推進し、経営


の健全性と効率性をより高めております。また、グループ全体での経営者層の幅や厚みを増すことにより、グループ経営をさらに強固なものとするべく、「グループ執行役員制度」を導入しております。


6 経営会議

役付執行役員を構成員とする「経営会議」を設置し、業務執行上の重要事項の審議・報告ならびに内部統制およびリスクマネジメントを統括しております。また、重要な意思決定の過程および業務の執行状況を把握するため、常勤の監査役が出席し、必要に応じて意見を述べております。


7 会計監査人

8 委員会

会計監査についての監査契約を有限責任あずさ監査法人と締結しており、監査を受けております。なお、同監査法人および当社監査に従事する同監査法人の業務執行社員と当社の間には、特別の利害関係はありません。


社長取締役執行役員を長とする委員会を設置しております。

「リスクマネジメント委員会」を業務リスクを管理する組織とし、「業務委員会」を事業リスクを管理する組織として、リスク課題の抽出・把握や対応策の立案を行っております。「ESG推進委員会」では、当社のサステナビリティに関する取り組みを管理しております。ほか、「グループDX委員会」「ブランド戦略委員会」「公正採用選考・人権啓発・ダイバーシティ推進委員会」を社長執行役員の諮問機関として設置しております。

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

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DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造


コーポレート•ガバナンス

価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix


Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 73


取締役会の実効性の評価

当社は、毎年、取締役会の実効性について分析・評価を行い、課題点を抽出して対応していくことにより、取締役会のさらなる機能向上に継続的に取り組んでおります。分析・評価の手法として、アンケート作成およびその分析において第三者機関を活用しており、取締役会の実効性の評価・改善プロセスは右記(1)のとおりです。

2025年度(今回)の実効性評価においては、(2)のとおり前年の抽出課題に対し改善が進むなど、各評価項目について概ね高い評価となり、取締役会の実効性が適切に確保されていることを確認いたしました。

今後においても、課題の抽出、取り組み方針の策定など、改善に努めております。



2 取締役会における分析•評価

1 全取締役•全監査役へのインタビュー•フリーアンケート

4 抽出課題の改善

3 課題点の抽出

  1. 評価•改善プロセス


    第三者機関の活用プロセス


  2. 取締役会における分析•評価


2025年度

2026年度

2024年度(前回)の抽出課題に対する主な取り組み

社外取締役等からの主な意見

2025年度(今回)の抽出課題および取り組み方針

グループ長期経営方針のモニタリングについての議論

グループ長期経営方針の目標達成の進捗を図るうえで、下記取り組みを実施

  • 取締役会において、財務戦略・事業戦略両面から進捗状況を継続的に確認し、資本効率等の重点指標についても多面的に議論を行った。

  • 社外役員ミーティングにおいて、海外事業やイノベーション推進等の事業戦略上の重点分野に加え、戦略を支えるインフラ等(DX・人材・ESG)について議論を行った。

  • 各事業の進捗状況の理解を深めるために、現地見学会を複数回実施した。

  • グループ長期経営方針のモニタリングは適切に行われており、重点指標を意識した多面的な議論ができている。

  • 今後も外部環境の変化(金利・地政学リスク等)も踏まえながら、機動的に対応できるよう継続的にモニタリングを実施していく必要がある。

  • 国内外の現地視察は、事業理解や現場力の把握に大変有用である。今後も、国内主力事業や海外事業、新規アセット等も含め、継続的に実施することが望まれる。


グループ長期経営方針のモニタリングの高度化

  • グループ長期経営方針の目標達成に向け、財務戦略および事業戦略において、継続的なモニタリングを取締役会にて実施する。

  • 特に金利上昇、地政学リスク等、当社グループ全体に影響を及ぼしうるリスクについては、事業環境の変化を注視しつつ、継続的に議論を行い、適時適切なモニタリングとリスク認識の共有を図る。

ステークホルダーとの対話の充実

  • 機関投資家との対話状況や市場からの関心事項について、取締役会において定期的に報告を行った。

  • 個人株主向け施策として、当社商業施設にて株主向け内覧会を実施。

  • 統合報告書その他の情報発信においてもステークホルダーに対する当社事業の理解促進の観点から、共有・議論を行い、「日経統合報告書アワード準グランプリ」を受賞。


  • 今後は、長期保有の個人株主と海外投資家の両面を意識しつつ、対話内容のフィードバックを一層充実させていくことが望まれる。

  • 日経統合報告書アワード受賞等、ステークホルダーとの対話を意識した取り組みは着実に前進している。


取締役会運営の効率化

  • 取締役会の議論を一層深化させるため、主要論点の明確化や執行側における議論内容の共有等アジェンダ設計の工夫を行う。

  • 事業戦略上の重点テーマや戦略を支えるインフラについて、社外役員ミーティングを継続的に実施するとともに、国内外の現地見学会を行う。

取締役会付議基準の改定による議論の深化

  • 取締役会のモニタリング機能としての役割や機動的な業務執行の観点から、取締役会付議基準を改定し、議事を絞りこむことで、より規模・リスクの大きな個別プロジェクトや、会社の方向性に関わる重要な案件に関する議論に充てる時間を確保。

  • 取締役会では自由闊達な議論が行われており、審議に必要な時間も十分に確保されている。

  • 付議基準の見直しについても環境変化を踏まえ、今後も柔軟に対応していくべき。

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造


コーポレート•ガバナンス

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 74

取締役会での決議•報告事項 取締役会における議論内容

当社は、取締役会において、法令、定款および取締役会規則等の社内規則に定められた以下の事項について、決議·報告することとしています。また、「取締役会」で審議される議案は、原則としてあらかじめ、役付執行役員を構成員とする「経営会議」の審議を経ており、「経営会議」には、重要な意思決定の過程および業務の執行状況を把握するため、常勤の監査役が出席し、必要に応じて意見を述べています。

決議·報告事項 年度財務報告に係る内部統制の評価および監査(いわゆる J-SOX

2025年度の取締役会においては、2024年度の実効性評価で確認された課題である「グループ長期経営方針のモニタリング」や「事業戦略上の重点分野や戦略を支えるインフラについての議論」に加え、「ステークホルダーとの対話の充実」および「取締役会運営の効率化」についても重点的に議論を行いました。

  1. 株主総会に関する事項

  2. 取締役に関する事項

  3. 組織に関する事項

  4. コンプライアンス等に関する重要事項

  5. 人事に関する重要事項

  6. 資産•財務に関する重要事項

  7. その他会社経営上もしくは業務執行上特に重要な事項

まず、「グループ長期経営方針のモニタリング」については、グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」の進捗状況を取締役会で報告するとともに、四半期ごとの決算の審議においても、財務戦略・事業戦略の両面から各事業の進捗を確認し、資本効率等の重点指標や金利上昇・地政学リスク等の外部環境も踏まえ、今後の対応方針について議論を重ねました。

また、「事業戦略上の重点分野や戦略を支えるインフラについての議論」では、海外事業やイノベーション推進等の重点分野に加え、人材・DXESGといった戦略を支える基盤について、取締役会および社外役員ミーティングで議論を行いました。「ステークホルダーとの対話の充実」においては、機関

投資家との対話状況や市場からの関心事項について取締役

2025年度では、取締役会の付議基準の見直しにより、取締役会で扱う議題を精査するとともに、報告の効率化を進めることで、経営戦略やコーポレート・ガバナンス関連/サステナビリティ関連に関する議論を一層充実させています。今後も、成長性・収益性・リスクを多面的かつ慎重に検証し、取締役会の監督機能と意思決定の質を高めることで、当社の持続的な競争優位性を支えていきます。

<取締役会における審議•報告案件数の割合> <取締役会における議題別案件数の割合>

会に定期的に報告するとともに、社外役員へのアナリストレポートの共有や株主構成の定期報告を行いました。

また、個人株主の事業理解の深化に向けて、当社商業施設における株主向け内覧会を実施しました。併せて、議論時間の

確保に向け、資料や説明方法の工夫、サマリー資料の活用、事


報告案件

34%    


※件数ベース、割合表示


審議案件

  66%

コーポレート・

ガバナンス関連/ サステナビリティ関連

39%          


個別事業案件26%

経営戦略・その他経営上重要な案件

  35%


※件数ベース、割合表示

業環境の変化に応じた取締役会付議基準の見直し等を行い、より重要な案件に関する議論の充実に努めました。

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

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戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

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DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造


コーポレート•ガバナンス

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 75

有意義な議論を行うための取り組み

当社では、取締役や監査役が取締役会において有意義な議論ができるよう、事務局がさまざまなサポートを実施しています。

国内外におけるプロジェクト見学会

当社は、社外取締役・監査役の事業の理解を深め、取締役会における実効的な議論につなげることを目的に、国内外の主要プロジェクトを対象とした見学会を実施しています。見学会では、物件視察に加え、現地社員との意見交換を通じて、各事業の特性や課題、現場力の理解を深めています。2025年度は国内外5物件で実施し、海外事業への理解促進に向けて、台湾において海外初となるプロジェクト見学会を開催しました。台湾では、ららぽーと台中、三井アウトレットパーク台湾林口、三井ガーデンホテル台北忠孝などを視察し、当社が注力する海外事業の成長性や現場の実態を確認しました。こうした取り組みを通じて、取締役会の監督・助言機能のさらなる発揮につなげています。


2025年度プロジェクト見学会

  • 日本橋の街づくり(ミクストユース物件・エリアマネジメント等)

  • 台湾(商業施設/住宅/ホテル)

  • MIYASHITA PARK(商業施設)

  • 神宮外苑計画(オフィス/スポーツ·エンターテインメント施設)

  • ららぽーとTOKYO-BAY(商業施設)

台湾・ららぽーと台中での見学会

社外役員ミーティング

当社の事業戦略や各事業に関して、社長取締役執行役員をはじめとして社内取締役と社外取締役・監査役の意見交換の場として、社外役員ミーティングを開催しています。

2025年度は下記内容について、議論を行いました。


2025年度社外役員ミーティング内容(4回開催)

  • ビルディング本部における事業状況および事業戦略

  • 海外事業本部における事業状況と事業戦略

  • 事業推進における収益性およびリスク管理

  • 人材・組織の活性に向けた取り組み


取締役会事務局によるその他のサポート体制

当社は、取締役会において実効性のある議論を行えるよう、情報提供と対話機会の充実に取り組んでいます。社外役員と経営幹部との意見交換の機会を定期的に設けるほか、社外取締役に対する取締役会資料の事前配付・説明、関連資料のアーカイブ化などを通じて、各役員が当社の事業や経営課題への理解を深め、監督・助言機能を十分に発揮できる環境を整備しています。


業務執行状況報告

当社は、社外取締役・監査役の当社事業に対する理解を深め、取締役会における議論の充実につなげるため、取締役会において業務執行状況報告を実施しています。各所管本部の戦略、課題・リスク、エクスポージャーなどの事業状況について議論し、社外取締役・監査役から得られた意見や提言を各所管本部にフィードバックすることで、さらなる企業価値向上につなげています。



戦略


課題・リスク

エクス ポージャー

各所管本部 業務執行状況報告


社長執行役員

植田 俊

副社長執行役員

山本 隆志鈴木 眞吾

徳田 誠

専務執行役員

海堀 安喜嘉村 徹 加藤 智康藤岡 千春持丸 信彦

若林 瑞穂

常務執行役員

富樫 烈 山下 和則松藤 哲哉小野 雄吾篠塚 寛之海藤 明子

上松 大高

執行役員202641日現在)


グループ上席執行役員

遠藤 靖 川村 豊 斎藤 裕 山田 貴夫児玉 光博

(三井不動産リアルティ株式会社)

(三井不動産レジデンシャルサービス株式会社)

(株式会社東京ドーム)

(三井不動産レジデンシャル株式会社)

(三井不動産リアルティ株式会社)

グループ執行役員

大林 修 青木 研 蛭田 和行野島 秀敏

𠮷田 直生

福原 慎一郎尾實 健

斉藤 正義

岩間 威志

(三井不動産商業マネジメント株式会社)

(三井不動産レジデンシャル株式会社)

(三井不動産レジデンシャル株式会社)

(三井ホーム株式会社)

(三井不動産ビルマネジメント株式会社)

(三井不動産レジデンシャル株式会社)

(三井不動産投資顧問株式会社)

(マレーシア三井不動産株式会社)

(英国三井不動産株式会社)

グループ執行役員202641日現在)




執行役員

古田 貴 中村 健和金谷 篤実上田 二郎﨑山 隆央

宇都宮 幹子細田 恭祐

中村 知勇

高波 英明 村田 忠浩 江口 大二郎肥田 雅和 奥植 智彦 大間知 俊彦塩谷 崇

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戦略を支えるインフラ


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詳しくはこちら

報酬制度の概要

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 79

https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2025/0327/download/keiei/20250327.pdf

役員報酬制度に関する方針2025年度策定)

報酬制度の基本方針

①グループ長期経営方針の実現に向けた短期的および中長期的な企業価値向上を強く動機付ける仕組み

②株主の皆様とのより一層の価値共有を図ることが可能な仕組み

③人材確保・維持において競合する企業群と遜色ない、競争力のある水準

④ステークホルダーに対する説明責任を果たすことが可能な、客観性・透明性を備えた報酬体系


個人別の報酬決定プロセス


取締役

役員報酬の基本方針および各報酬の決定方法に基づいて支給額の原案を作成し、独立社外取締役を委員長とする報酬諮問委員会における審議のうえ、取締役会にて決定


監査役


監査役会において監査役の協議により決定

第三者による報酬水準の調査データを参考に、営業収益の規模が同等の国内企業群の報酬水準と遜色ない、競争力のある水準を役位別に設定しています。2025年度より、株式報酬制度の運用性をさらに高めることを目的として、株式報酬の種類において譲渡制限付株式ユニット(RSU)を導入しました。



報酬の種類

固定

業績連動


基本報酬


賞与

株式報酬

譲渡制限付株式

RS

譲渡制限付株式ユニット

RSU

支給方式

金銭

金銭

株式

金銭


業績連動指標


・事業利益

・純利益

ESG取組

・個人評価

EPS

ROE

ESG取組


報酬の目的・概要

【目的】

職責に応じた職務遂行への動機付け

【概要】

  • 株主総会にて決議した報酬限度額の範囲内で、取締役会にて役位別の支給額を決議

・各月に按分して支給

【目的】

短期的な成果創出・業績向上への動機付け

【概要】

・毎期の株主総会にて支給額の総額を決議

・取締役会にて個人別の支給額を決議し、取締役会後に支給

【目的】

持続的な企業価値向上への動機付け、株主の皆様とのより一層の利益の共有

【概要】

・退任時に譲渡制限を解除する当社普通株式(RS)および譲渡制限付株式ユニット(RSU)に基づき退任時に支給する金銭で構成

・株主総会にて決議した範囲内で、取締役会にて個人別の支給内容を決議し、取締役会後にRSおよびRSUを支給

対象役員

社内・社外取締役社内・社外監査役

社内取締役

社内取締役


上限

【取締役】

月額1億円以内

(うち社外取締役分は月額2,000万円以内)

【監査役】

月額2,000万円以内

毎期株主総会にて総額を決議

【譲渡制限付株式(RS)】

株式総数:年675,000株以内

【譲渡制限付株式(RS)の割当のために支給する金銭報酬債権および譲渡制限付株式ユニット(RSU)に基づく金銭の合計額】

年額20億円以内

1 支給するRSの株式数とRSUのユニット数の比率は、原則として75%25%とする。

2 RSU1ユニットは普通株式1株に換算

3 RSUのユニット数のみの総数の上限は設定しないが、RSの株式数とRSUのユニット数を合計した総数は年90万株相当以内を目途とする。

1

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4

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役員報酬の構成比率

2025年度より、役位別の構成比率の目途を改定し、業績連動報酬における賞与と株式報酬の比率を開示しました。

改定前 改定後


会長・社長


社内取締役全体平均

会長・社長


固定

3040

業績連動

6070

4050

5060

100

固定

3035

業績連動

3035

3035

40%前後

3035

25%前後

100

その他の社内取締役


社外取締役・監査役


020406080100

社外取締役・監査役


020406080100


賞与および株式報酬の算定方法

2025年度より、賞与および株式報酬の支給水準の算定において、グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」に即したKPIを新たに設定し、算定式を開示しました。

賞与 株式報酬(RSRSU=7525

× 50%

× 50%)×

×

個人評価結果支給率

95-105%

ESG取組支給率

90-110%

純利益支給率

0-150%)

事業利益支給率

0-150%

× 50%

× 50%)×

ESG取組支給率

90-110%

ROE支給率

0-150%

EPS支給率

0-150%

KPI評価による支給率

役位別基準数

KPI評価による支給率

役位別基準額

個人別支給額    個人別支給数     


KPI> <KPI

KPI

選定理由

事業利益

グループ長期経営方針の定量目標の達成を促す観点から、そのベースとなる単年度の利益を評価することを目的に設定

純利益

ESG取組

グループ長期経営方針で定めているグループマテリアリティに対する取り組みを反映することを目的に設定

個人評価結果

グループ長期経営方針の達成に向けた各役員の成果創出への意識付けの強化を図ることを目的に設定

KPI

選定理由

EPS

グループ長期経営方針の定量目標の達成を促す観点から、その進捗度合いを評価することを目的に設定

ROE


ESG取組

グループ長期経営方針で定めているグループマテリアリティに対する取り組みを反映することを目的に設定

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戦略を支えるインフラ

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サステナビリティ戦略

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戦略を支えるインフラ

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Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 81

「経営会議」が当社グループのリスクマネジメント全体を統括し、その議長である社長執行役員がリスクマネジメントを統括しています。そのもとで「業務委員会」が事業リスクを、「リスクマネジメント委員会」が業務リスクを、それぞれマネジメントしており、これらのリスクマネジメント体制を取締役会が監督しています。「リスクマネジメント委員会」は原則毎月1回開催し、業務リスクの抽出、対応策や再発防止策の検討・立案などのほか、必要に応じて全社やグループ会社への情報共有などを実施しています。


経営会議

社長

取締役会

リスクマネジメント委員会

(業務リスクマネジメント)

業務委員会

(事業リスクマネジメント)

被災リスク管理部門

システムリスク管理部門

品質リスク管理部門

コンプライアンス管理部門

<リスクマネジメント体制図>


業務委員会

事業リスクを管理することを目的として、「業務委員会」を設置し、経営計画および特定の経営課題の審議ならびに遂行管理等を行っています。「業務委員会」が全社および当社グループにおいて果たす役割は以下のとおりです。


  1. グループ戦略の立案、審議

  2. 中長期経営計画および単年度計画の企画立案、事前審議、調整

  3. 特定の経営課題に関する対応方針の審議およびその対応の進捗管理

  4. 組織体制、要員計画等の企画・立案、審議

  5. 全社および当社グループの事業リスクの統括管理

  6. その他重要事項の審議



リスクマネジメント委員会

業務リスクを管理することを目的として、「リスクマネジメント委員会」を設置し、リスクマネジメント方針・計画の策定およびリスク課題の把握・評価、対応策の策定ならびに指示などをしています。

「リスクマネジメント委員会」では、リスクマネジメントに関する国際標準規格ISO31000などを参照し、業務リスクを統括的にマネジメントするとともにPDCAサイクルを確立し、クライシス対応や予防的リスク管理をより的確に実施できる体制としています。コンプライアンス違反と判断された場合は、リスクマネジメント委員会が調査と対処を指示し、モニタリングを行います。「リスクマネジメント委員会」が全社および当社グループにおいて果たす役割は以下のとおりです。


  1. リスクマネジメント方針・計画の策定

  2. リスクマネジメントに関する組織整備ならびに責任・役割の明確化

  3. 管理すべきリスク課題の把握・評価、対応策の策定ならびに指示

  4. リスクマネジメント状況の把握・評価、改善策の策定ならびに指示

  5. 緊急性の高い事件事故等の業務リスクが発生した場合の対応策の審議ならびに指示


グループ会社

https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/ir/library/fs/pdf/YUHO_2603.pdf

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事業別戦略

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リスクマネジメント

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リスクマネジメント委員会

三井不動産 各本部・各部門等および国内外のグループ各社

報告 提案事項/報告


報告 指示/支援


経営層向けセキュリティレポートの実施

セキュリティの脅威・対策状況・リスク・取り組み状況等をわかりやすくまとめた可視化レポートで、リスクや対策の方向性および進捗状況を定期的にご報告しています。


当社アセットに影響のある脆弱性 79

緊急性が高いかつ

脆弱性情報のセキュリティ情報ソースより収集を実施

自社アセットへの影響確認

脆弱性の詳細調査

即時対応した脆弱性 12

緊急性の高い脆弱性 約200

世界中のソフトウェアの脆弱性 約9万件

<脆弱性への対応 2025年度実績>

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4

事業別戦略

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PICK UP


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マネジメントメッセージ


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事業別戦略 Appendix

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コンプライアンス

企業と社会・経済との関わり方

反社会的勢力との取引の排除

当社は、反社会的勢力との一切の関係を遮断し、会社を挙げて断固たる姿勢で臨みます。また、各部門においては、取引の開始前などに、取引先が反社会的勢力でないことを調査・確認します。万一、反社会的勢力による不当な要求または暴力的行為などに直面した場合、当社は、所轄の警察署などに連絡するとともに、法的措置を取るなど必要な対応をします。


公正な取引や競争の徹底

当社は、独占禁止法などを遵守するのはもちろん、不公正な取引や不正な競争行為はしません。また、取引先と対等なパートナーとして誠実に接し、サービスや物品の調達に際しては、公正な基準に基づいて対応しています。

公務員などに対し、不正な利益供与を禁止しています。また、取引先や関係先などとの間であっても、節度を超えた接待や贈答などを行ったり、受けてはいけないこともルール化しています。

また、贈賄防止にかかる取り組み体制や遵守すべきルールを定め、贈賄行為を未然に防止することを目的に「贈賄防止に関する規程」を制定し、実行しています。

②政治家•政治団体への寄付

政党および政治資金団体以外の者に対して、政治活動に関する寄付はしません。また、政治団体の活動に関わる支援を行う場合、政治資金規正法、公職選挙法の関係法令などに則り、適切に対応します。


企業と従業員の関わり方

人権の尊重

性別・年齢・出身地・国籍・人種・民族・信条・宗教・障がいなどによる差別をせず、人権を尊重し、公平な職場の維持に努めます。


会社情報の適切な管理

当社は、文書と情報管理の重要性を認識し、「情報管理規則」

「文書規程」「情報システム管理規程」等に基づき、適切な管理に努めます。


その他

①ルールに則った意思決定

②ハラスメントの禁止

③公私の区別

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3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


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DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


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価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

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INDEX

オフィス

88

90

92

94

96

98

100

マネジメントメッセージ

4 事業別戦略


商業施設

物流施設・データセンター住宅(すまいとくらし) ホテル・リゾート

スポーツ・エンターテインメント

海外事業

PICK UP


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DX戦略

サステナビリティ戦略

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戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


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戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 88

INDEX

オフィス

事業領域

オフィスの開発•運営、テナントへの賃貸、投資家への分譲、管理等

マネジメントメッセージ

市場環境 価値創造の源泉

リスク


<新規賃借する上位6位理由※1

(従業員300人以上の企業)

38%

1フロア面積が

大きなビルに移りたい


31%


都心ミクストユースの割合2

2025年度

62%

PICK UP


CEOメッセージ

取り組みの拡大

1 森ビル「2025年 東京23区オフィスニーズに関する調査」


オフィス × 小学校


オフィス × 店舗

CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略



東京ミッドタウン八重洲

入居企業と連携した城東小学校での特別授業

(ダイキン工業株式会社)

オフィスワーカー向け

足元商業店舗のデリバリーサービス


オフィス × 広場 オフィス × ホール



東京ミッドタウン八重洲


東京ミッドタウン日比谷

日比谷ステップ広場を中心としたエリアマネジメント

ビジネスからエンタメまで対応する都心型ホール

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

貸付面積

(連結)

358m2

5

Appendix

貸付面積首都圏比率

(単体)

90%

2025年度末時点)


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 89

INDEX


オフィス


価値創造の源泉

<賃貸収益推移(連結)>

(億円) 4,269


4,460 4,666


マネジメントメッセージ


4,864

<サービスメニューの一例>

テナント企業向け参加型イベント

入居企業従業者向けのフィットネスジムサービス健康経営支援サービス

働き方・働く場のコンサルティングサービス

3,898


2021 2022 2023


<日本橋•八重洲エリア募集賃料の推移


2024


2025


(年度)

企業の健康経営支援•社内コミュニケーション促進を目的としたイベント•セミナー開催

「八重洲•日本橋•京橋」が東京主要エリアで募集賃料1

入居企業向けの会議室貸し出しサービス

日本橋本町・室町

丸の内・大手町 新橋・虎ノ門

八重洲・日本橋・京橋

桜丘・南平台 六本木・麻布

185%

PICK UP

シェアオフィスサービス


会員数:約33万人

2018年比 約22倍)

拠点数:593 WORKSTYLING125拠点 STATION WORK468拠点

20266月末時点)

50,000


40,000


30,000


健康セミナーの開催

20,000


チーム対抗のウォークイベント

10,000

(円/月・坪)

175%

CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

2010420264

今後の開発パイプライン20266月末時点)

<八重洲•日本橋周辺における再開発パイプライン>

※三幸エステート(株)データより作成。1フロア200坪以上の大規模ビルの共益費込募集賃料

サステナビリティ戦略

国内14物件 うち東京駅周辺の新規プロジェクト6物件


Otemachi One


日本橋室町三井タワー


新日本橋駅


日本橋室町一丁目地区

三越前駅

<オフィス空室率推移(毎年度末時点の空室率)>

低い空室率を維持 2025年度末時点1.6%

(%) 当社(首都圏・単体) 都心5区(出典:三鬼商事(株))

9.2


日本橋一丁目

12番地区

日本橋駅


日本橋


東京ミッドタウン日本橋

日本橋一丁目東地区

東京駅

日本橋髙島屋 三井ビルディング

東京ミッドタウン八重洲


2.7

4.4

3.9


2.2

YAESU CORE

2026年以降の

新規プロジェクト(当社関連)

その他保有物件

1.0


1.3

1.6

2004 2009 2014 2019 2025 (年度)

東京ミッドタウン日本橋 YAESU CORE

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 90

INDEX


商業施設

市場環境

リスク


事業領域


商業施設の開発•運営、テナントへの賃貸、投資家への分譲、管理•運営等


マネジメントメッセージ

価値創造の源泉

テナント数 2,500

20263月末時点)

「ららぽーと」「三井アウトレットパーク」等幅広いアセットを国内外に展開


節約志向のなかで重視される体験型消費


MSP施設+ミッドタウン3施設

<出店分布(ららぽーと•三井アウトレットパーク)>


<施設売上比率※(施設種別)>

による事業影響

機会

海外旅行国内旅行

外食


コンサートなどのイベント

お菓子やスイーツなどの嗜好品

54%


37%


28%


23%


16%


社外取締役座談会人材戦略

DX戦略


告知(イベント認知)チケット販売 グッズ販売

サテライトイベント


<南船橋エリアでの事例>


ららぽーとTOKYO-BAY


商業施設

イベント認知


グッズ購入

チケット購入


回遊効果

施設間の

イベント当日


スポーツ・エンタメ施設


コンサート スポーツイベント

サステナビリティ戦略


ららテラスTOKYO-BAY


三井アウトレットパーク岡崎


LaLa arena TOKYO-BAY


南船橋駅周辺の地図

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

施設展開

84施設

20266月末時点)

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 91

INDEX


商業施設


価値創造の源泉

リアル施設×デジタルでの組み合わせにより顧客基盤を拡大


価値創造の成果

<賃貸収益推移(連結)>

億円)


2,613

2,262


2,865


2,991


マネジメントメッセージ


3,349


三井ショッピングパーク上位会員

(プレミアム・ゴールド)の平均世帯年収

三井ショッピングパーク会員の平均世帯年収

日本の平均世帯年収

年間30万円以上購入のプレミアム会員数は、約20%

2024年度比)

年間1030万円購入のゴールド会員数は、 約10%

2024年度比)

リアル施設

デジタル


2021 2022 2023


<施設売上と変動賃料率の推移>


2024


2025 (年度)


得競争の激化


2020


2021


2022


2023


2024

設立 40物件

33物件 360m2

22 22

28物件 290m2


24

物件 物件 240m2200m2 200m2


390m

2 400m

450m2

2

CEOメッセージ

CFOメッセージ 社外取締役座談会

ナント獲得のための営業

※ 経済産業省データより作成

22

2015


15

2016


19 20

2017 2018 2019


26


2020


23

29



36


42

2021 2022 2023 2024


2025



41


49

2026(年度)

人材戦略

DX戦略

20266月末時点)

サステナビリティ戦略

物流機能の提供にとどまらず、周辺環境の整備や賑わい創出、地域共生を通じてエリア価値を高め、物件価値を向上させる開発を推進しています。また、当社の開発ノウハウを活かし、ワーカーが快適に過ごせる施設づくりを行うことで、テナント企業の人材確保や定着といった課題の解決に貢献しています。



MFLP船橋Ⅲ

地域を巻き込んだイベントの開催

MFLP船橋・&PARK

子持ちワーカーのための託児所

MFLP船橋Ⅲ)

人流創出を促す青宙橋の整備

MFIP羽田)

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

累計総投資額

14,500億円

5

Appendix


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 93

INDEX

マネジメントメッセージ

物流施設

価値創造の源泉 価値創造の成果

当社運営 荷主コミュニティ

1 物流施設の賃貸収益はその他セグメントに含まれます。

MFLPでの最先端ソリューション探索

(ドローン利用、自動倉庫 等)

最先端ソリューションショールーム

提携パートナーによるソリューション開発機能

<街づくり型施設の成約事例や当社施設の空室率>

コミュニティ 参加荷主数 約130社超

のべ参加者数約2,500

拠点再配置•新センター立上げ

街づくり型施設

マーケット比1.3倍の賃料での成約事例2

空室率(首都圏・築1年以上)

20263月時点)

当社開発物件1.7%

⇄ マーケット 9.2%3

当社開発物件

オペレーションの要件定義

2 MFLPLOGIFRONT東京板橋・MFLP船橋・MFIP羽田等の事例

50

提携パートナー

今後の開発パイプライン20266月末時点)

プロジェクト15 物件 うち国内 6 物件 海外 9 物件

3 CBRE調べ/2026.1Q 首都圏大型マルチテナント型物流施設空室率(築1年以上)

PICK UP


開発/運営施設数

89物件


当社テナント数約150

物流の共同化

庫内レイアウト改善•自動化

アカデミア連携当社他本部連携

CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会

データセンター


事業領域

データセンターの開発•運営、テナントへの賃貸、投資家への分譲等

人材戦略

今後の開発パイプライン20266月末時点)

プロジェクト 9 物件


海外 4 物件

(仮称)CapitaLand DC Chennai インド)


(仮称)CapitaLand DC Mumbai インド) (仮称)CapitaLand DC Hyderabad(インド)

DX戦略

市場環境 価値創造の源泉

サステナビリティ戦略

リスク

(千戸)

100 新規販売戸数 中古成約戸数


80


60


40


20


2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

0

機会


2012

2013

2014

2015

2016

2017

2018

2019

2020

2021

2022

2023

2024

2025

(年)

賃貸住宅 新築分譲 シニアレジデンス

賃貸住宅管理戸数 16万戸

2025年度末時点)

マンション分譲戸数 26万戸

2025年度末時点)

36,000

売買仲介取扱件数

40連続No.1

1986年度から2025年度まで

住宅管理 仲介

マンション管理戸数 30万戸

2025年度末時点)

「あたかも一つの会社」のようにグループ各社の連携を継続強化することで顧客への提案力を強化


価値創造の成果

<首都圏物件による売上割合およびマンション計上戸数>高価格帯である首都圏の売上割合が8割超


12.3


14.6

15.8


964

1,120

4,391


3,707 3,283 3,194


3,775 3,208


3,196


3,280


3,693


2025年度)


8.1

9.7

11.3

11.0

9.3

9.8


497

2,747


1 不動産経済研究所の市場データより作成。JV物件の場合は幹事会社に戸数カウント

239

306

311

266 296

400


240

393



2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022


<当社のマンション平均販売価格の推移>

(百万円)


2023


2024


2025

(年度)


<当社の年度別ランドバンク>

2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022


マネジメント

<事業利益の推移>

2023

2024

2025

(年度)


808


PICK UP

150 マンション平均販売価格は堅調に上

146


首都圏を中心とした


9,000


8,800



2025年度末時点)

399

CFOメッセージ 社外取締役座談会

0

2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022


2023


2024


2025

(年度)

2 計画段階の再開発事業を含む

2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

2023

2024 2025

新築請負(その他セグメント)

(年度)

人材戦略

DX戦略

主な今後の開発パイプライン


THE TOYOMI TOWER MARINE&SKY パークタワー渋谷笹塚 パークコート麻布十番東京 ザ タワー ノース/ザ タワー サウス


これまで培ってきた50年以上の歴史と実績を礎とし、従来のオーダーメイド住宅にとどまらず、注文住宅品質の規格住宅である「セレクト住宅」にも注力しています。また、住宅に加え、施設系などの中大規模木造建築なども積極的に展開しています。


その他(その他セグメント)

すまい・オフィス・ホテルなどの分野において、空間デザイン、リフォーム、リニューアルサービスを提供しています。強みである「デザイン力」を活用して、個人・法人の、すべてのお客様に対して、領域を問わず幅広い対応を行っています。

サステナビリティ戦略

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 96

INDEX


ホテル•リゾート

市場環境

リスク


事業領域


ホテル•リゾートの開発•運営等


マネジメントメッセージ

価値創造の源泉


札幌

(万人)


25

2021


383


2022


2,506


2023


3,687


2024

4,268


2025

(兆円)


0.1

2021


0.8


2022


5.2


2023


8.1


2024

9.4


2025

首都圏

宿泊主体型ホテル 約6,700室リゾート・ラグジュアリー 約300

金沢広島 岡山 京都 名古屋


東京 千葉


台湾(台北)

仙台

ハワイ

(オアフ島)

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会

JNTOデータより作成

※ 国土交通省データより作成

福岡

熊本 大阪

沖縄


伊勢・志摩

神奈川

人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略


<宿泊主体型ホテル エリア別室数※> <リゾート•ラグジュアリー エリア別室数※>



室数

割合



室数

割合

合計

11,000

84%


合計

2,100

16

東京

5,400

41%


東京

300

2

首都圏(東京除く)

1,200

9%


沖縄

500

4

京都

1,300

10%


国内その他

600

5

大阪

300

2%


ホノルル

700

5


はいむるぶし

その他

2,800

22%

100室以下を四捨五入しているため合計が一致しない場合があります。

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

物件数•客室数

(海外含む)

52施設 約13,100

20266月時点)

MGH Rewards

Club会員数

129万人

20266月時点)

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 97

INDEX


ホテル•リゾート


価値創造の源泉


価値創造の成果

マネジメントメッセージ

<ホテル•リゾート収益推移>

(億円) 1,775

1,621


リゾート•ラグジュアリー

宿泊主体型ホテル

1,405


高付加価値ブランドとしての評価向上

フォーブス5スター 3ミシュランキー(最高評価)

3物件 4物件

顧客体験価値の向上による

ブランドポジションの変化(三井ガーデンホテル)

ビジネス利用中心

レジャーやリフレッシュなど多様な宿泊ニーズに対応

951


468


<主なラインナップ>


ラグジュアリー

アッパー・

アップスケール

アップスケール

アッパー•アップスケールへブランド認知が向上

Smith Travel Research社が定義するホテルクラス分類

2021 2022 2023

2024

2025

(年度)

PICK UP



<主なラインナップ>


今後の開発パイプライン20266月末時点)


400

<稼働率と平均客室単価(ADR)(宿泊主体型ホテル※)>

稼働率(左軸) ADR(右軸)

(%)

100


80


60


(円)

26,500


22,500


18,500

CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

客室数(海外含む) 730

うち宿泊主体型ホテル 約 室

14,500

リゾート•ラグジュアリー 330


40

10,500


20

2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025

6,500

(年度)


HOTEL THE MITSUI HAKONE 三井ガーデンホテル大阪堂島浜プレミア ウォルドーフアストリア東京日本橋

(東京ミッドタウン日本橋内に開業予定)

※「東京ドームホテル」を除く

34

ADR年平均成長率(CAGR

2022年以降) %

稼働率 過去4年連続 80%

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 98

INDEX

スポーツ•エンターテインメント

東京ドームシティの強み 都心交通至便立地×集客力を持つ多彩な施設の集合体

価値創造の源泉

事業領域

スタジアムを中心としたスポーツ•エンターテインメント施設の開発•運営等


マネジメントメッセージ

立地力 施設力

東京都心に

13haの広大な敷地

東京ドーム 全天候型スタジアム

最大収容55,000

LaQua

       商業施設  遊園地

スパ

東京ドームホテル大規模シティホテル

都心かつ交通至便の広大な敷地 多様な来街者のニーズを満たす豊富な施設


5路線4駅と隣接、高い交通利便性

東京駅 約6

羽田空港 約45

成田空港 約50

三田線 南北線


イベント力

都心における多様なイベントを通じて集客を実現

丸ノ内線


大江戸線


春日

後楽園

SPRING

SUMMER


JR中央線・総武線

東京ドームシティ

飯田橋

JR水道橋

皇居

半蔵門線

水道橋 御茶ノ水

神保町

プロ野球 その他スポーツ

イベント コンサート

ビジネス展示会


PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略


<東京ドームシティ 営業収益推移>

AUTUMN

WINTER

DX戦略

サステナビリティ戦略

20182020年度は当社グループ連結前、2021年度以降は当社グループ連結後の数値になります。


東京ドームシティ来場者数

4,000万人/

2019年度)

百万円)

87,048 91,557


39,756


59,388

73,142


2018 2019 2020 2021 2022 (年度


東京ドームシティ

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 99

INDEX

マネジメントメッセージ

スポーツ・エンターテインメント

東京ドームシティ

収益の基盤 価値創造の源泉


東京ドームシティにおける各アセットについて、主な収益の源泉を紹介します。

地下鉄 春日駅

[大江戸線/三田線]

東京ドーム

[丸ノ内線•南北線]

後楽園駅

地下鉄

LaQua

※ 黄色いビル、後楽園ホールビル、アトラクションズ、ミーツポート、プリズムホール等

(仮称)新秩父宮ラグビー場2030年開業予定) (仮称)Kubota LaLa arena

20268月にクボタ、三井不動産、関電不動産開発が、大阪市浪速区のクボタ旧本社跡地活用に関する基本協定を締結しました。収容人数約1.25万人の多目的アリーナである(仮称)Kubota LaLa arenaを核に、ホテル、商業施設を含む複合開発について

外観イメージ

具体的な検討を開始していきます。

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 100

INDEX


海外事業

価値創造の源泉

2つの顔を併せ持つ


デベロッパー

(不動産の目利き力)


マネジメントメッセージ


機関投資家

(資金調達力)

三井不動産は海外事業においても、多用途の不動産を見極め、企画・開発・運営まで関与するデベロッパーとしての力と投資家視点で取得・売却を規律ある形で判断する力を併せ持っています。価値創出後には利益を顕在化し、資金回収とバランスシートの適切なコントロールを進めることで、成長機会を取り込みつつ資本効率の向上を図ります。保有だけではなく、開発・マネジメントを組み合わせて、賃貸収益と売却益の双方を創出していきます。

海外事業50年超

(信用力)

歴史と経験の蓄積



海外事業の歴史

&マークの理念に基づき、現地社員の採用・登用を進めるとともに、73社の現地パートナーとの協働を通じて、ネットワークを活用した情報収集や協業先選定を行い、成長市場における案件獲得力を高めています。また、50年超にわたる海外事業の実績を通じて現地パートナーからの信頼を獲得し、地域に密着した事業を推進しています。


ローカル化推進

(ネットワーク)

現地社員の採用•登用によるローカル化の推進 海外パートナー戦略


PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

三井不動産アメリカ 50

1973年米国三井不動産設立)

海外事業人員数(施設運営会社を除く)


総人数(概算)


うち現地採用

現地パートナー数


2017年度


8年間で


2025年度

DX戦略

サステナビリティ戦略


1990年設立) 35

英国三井不動産

8年間で1.8


250

450

8年間で2.1


140

290

40 1.8 73

三井不動産アジア 50

1972年合弁会社TID社設立)

主なパートナー企業

米国

Related, Tishman Speyer, Hines

英国

Stanhope, EDGE Technologies

シンガポール

Hong Leong Group

2017 2025(年度) 2017 2025(年度)

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix


Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026


101

INDEX


マネジメントメッセージ

海外事業


価値創造の源泉


オフィス 商業施設 物流施設 分譲住宅 賃貸住宅 ホテル・リゾート


海外事業展開エリアと資産額


Maple Terrace / Dallas

50&55 Hudson Yards / New York

Television Centre/ London

三井アウトレットパーク台湾林口 / Taipei

ららぽーと台北南港 / Taipei

賃貸住宅 オフィス


<エリア別資産残高>

オフィス

米国

1.9兆円

分譲住宅 オフィス


英国

商業施設

商業施設


国内

68%

(約7.0兆円)


三井不動産グループ総資産

10.1兆円

2025年度末)


海外

32%

(約3.1兆円)


Honolulu


San Francisco

Dallas Los Angeles


New York

0.4兆円

London

APAC

0.7兆円

Shanghai

PICK UP

CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会

欧米

APAC

オフィス 16

1

商業 -

11

賃貸住宅 15

1

ホテル•SA•物流 4

10

20263月末時点稼働物件数>

Bengaluru BangkokTaipei

Kuala Lumpur Singapore


Sydney

人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略


Halekulani / Honolulu

ホテル・リゾート

Mission Rock / San Francisco

賃貸住宅 オフィス

1251 Avenue of

the Americas / New York

オフィス

RMZ Ecoworld 30 /Bengaluru

オフィス

Somerset Rama 9 /Bangkok

サービスアパートメント(SA

55 Pitt Street /Sydney

オフィス

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 102

INDEX

マネジメントメッセージ

海外事業

価値創造の源泉

オフィス 商業施設 物流施設 分譲住宅 賃貸住宅 ホテル・リゾート

米国

収益の基盤

NORTH AMERICA


米国事業のポートフォリオ

<エリア別資産高>


<エリア別•アセット別 投資残高構成比>


Seattle

Boston New York

New Jersey

Wahington, D.C.

現預金・

その他流動資産

10%


東海岸 約60%

1.2

東海岸

賃貸住宅 分譲住宅等


オフィス

90%

Denver

San Francisco Los Angeles

Phoenix San Diego


Dallas

Atlanta Nashville

サンベルト約10%


米国エリア別

兆円 1兆円


西海岸 サンベルト


PICK UP


市場環境

Houston


事業戦略


西海岸 約20%

資産残高


物流


賃貸住宅

30%


オフィス

50%


Honolulu

オフィス


分譲住宅


賃貸住宅

90%


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

リスク

APAC

Bangkok Bengaluru

Shanghai

Taipei, etc


Manila

稼働物件数20263月末時点) オフィス 6物件

Kuala Lumpur

Singapore

APAC国別資産残高構成比>



Sydney

Jakarta


※サービスアパートメントを含む

インドネシア•フィリピン

中国インド

稼働物件数20263月末時点)

オフィス 1物件 賃貸住宅 1物件商業施設 11物件 ホテル•SA•物流 10物件

タイ       

10%

マレーシア     

10%

現預金•

その他流動資産


台湾

40%


市場環境

リスク

今後の開発パイプライン20263月末時点)

サステナビリティ戦略

オフィス

2物件

ホテル•SA•物流 9物件

オフィス

4物件

分譲住宅 600

商業施設

2物件 分譲住宅 23,000

ホテル•SA•物流 3物件

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

資産残高

7,600億円

資産残高

4,300億円

3

戦略を支えるインフラ

大半のアセットクラス

商業施設分譲住宅

4

事業別戦略

オフィス投資残高

80%

5

Appendix


三井不動産の価値創造


価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 104

INDEX

マネジメントメッセージ

海外事業

価値創造の成果


PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

1

三井不動産の価値創造

オフィス ―米国を中心に海外事業収益の岩盤として確立—

3物件合計 賃貸等不動産 含み益約9,000億円


3物件       

賃貸等不動産 連結評価益合計

5055 Hudson Yards

1251 Avenue of the Americas

3.9兆円

20263月末時点)

その他資産

賃貸住宅 ―米国•サンベルトにおいて供給を加速—

累計

7,000戸超

新規供給

2,000戸超

新規供給

1,500戸弱

Denver

Centennial

Nashville Raleigh

新規供給

2,000戸超

Phoenix

Dallas

Atlanta

新規供給

1,500戸弱

Houston

Fort Lauderdale

2024

2025 2026 2027以降(年度)

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

商業 ―アジアを中心に新たな収益の岩盤として成長—

商業施設 11物件

三井アウトレットパーク

クアラルンプール国際空港 セパン

三井アウトレットパーク 台湾林口

ららぽーと台北南港

賃貸ラボ&オフィス ―需要を適切に捉え欧米でプロジェクトが進捗—

Innovation Square Phase

サンディエゴ 米国 ボストン

(仮称)大英図書館再開発事業

Torrey Heights

英国 ロンドン

安定収益の拡大と資産回転による分譲収益の計上を通じ、

2027年度 海外事業利益

1,000

313

600

1,000

億円規模

億円規模へ

億円

2025年度

億円程度

2026年度

2027年度


三井不動産の価値創造


財務データ

財務ハイライト

価値創造に向けた戦略


戦略を支えるインフラ


事業別戦略 Appendix


Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 105


(百万円)

年度

2015

2016

2017

2018

2019

2020

2021

2022

2023

2024

2025


経営成績

営業収益

1,567,969

1,704,416

1,751,114

1,861,195

1,905,642

2,007,554

2,100,870

2,269,103

2,383,289

2,625,363

2,709,747

事業利益※1

202,482

232,698

245,902

262,147

280,617

203,770

244,978

305,405

339,690

398,688

445,120


賃貸2

124,112

135,774

138,338

141,945

145,893

120,777

129,983

149,795

167,805

176,429

177,011

分譲2

44,525

65,285

83,010

98,037

123,745

118,213

138,343

145,868

131,969

167,078

193,182

マネジメント※2

52,446

53,838

48,727

53,445

55,670

39,969

57,205

63,383

66,289

71,642

80,891

施設営業※2

3,690

26,333

38,610

46,345

その他※2

11,888

10,901

12,312

10,890

2,291

27,215

29,641

904

2,185

6,569

10,178

消去又は全社※2

30,490

33,102

36,487

42,171

46,982

47,974

50,912

49,047

54,892

61,641

62,488

経常利益

182,521

219,607

240,341

254,106

258,510

168,865

224,940

265,358

267,890

290,262

313,319

親会社株主に帰属する当期純利益

117,722

131,815

155,874

168,661

183,972

129,576

176,986

196,998

224,647

248,799

278,684


財務状態

総資産

5,363,477

5,551,751

6,284,723

6,802,731

7,395,359

7,741,972

8,208,012

8,841,396

9,489,527

9,859,856

10,103,474

販売用不動産※3

1,167,745

1,334,167

1,524,863

1,630,558

1,907,839

1,930,528

2,051,704

2,163,634

2,375,281

2,500,757

2,603,087

有形•無形固定資産

2,968,975

2,967,788

3,318,928

3,500,482

3,753,141

3,796,800

3,914,135

4,293,130

4,405,526

4,707,418

4,679,110


資本的支出

207,172

173,745

440,752

390,514

379,279

565,266

272,389

386,592

246,609

362,760

246,375

減価償却費

67,460

71,357

70,167

79,034

91,434

98,196

111,500

125,298

133,726

140,516

150,976

有利子負債※4

2,226,236

2,287,489

2,604,656

2,906,610

3,481,117

3,623,438

3,667,234

4,048,531

4,430,422

4,416,086

4,632,547

自己資本

1,922,305

1,984,635

2,204,882

2,342,512

2,408,679

2,555,885

2,796,474

2,900,726

3,110,088

3,146,837

3,277,508


キャッシュ•フロー

営業活動によるキャッシュ•フロー

32,154

227,432

30,143

216,709

87,094

187,862

271,469

297,708

241,697

599,252

145,270

投資活動によるキャッシュ•フロー

239,719

201,583

365,464

388,895

532,806

131,035

210,057

422,034

286,987

321,970

179,014

財務活動によるキャッシュ•フロー

201,110

15,071

289,150

231,238

467,751

66,565

139,600

111,448

59,988

269,367

59,118

現金及び現金同等物の期末残高

109,966

148,546

100,708

157,682

179,472

187,723

142,682

132,310

179,249

163,272

82,317


1株当たり指標※5

EPS1株当たり純利益)(円)

39.7

44.5

52.6

57.1

62.8

44.8

61.5

69.3

80.2

89.3

101.0

BPS1株当たり純資産)(円)

648.5

669.5

743.7

794.9

826.8

885.5

980.7

1,035.8

1,109.9

1,135.1

1,206.1

配当金(円)

10

11

13

15

15

15

18

21

28

31

35


財務指標

ROA(%)6

4.14

4.59

4.58

4.44

4.18

2.84

3.31

3.86

3.94

4.12

4.46

ROE(%)7

6.20

6.75

7.44

7.42

7.74

5.22

6.61

6.92

7.47

7.95

8.68

D/Eレシオ(倍)8

1.16

1.15

1.18

1.24

1.45

1.42

1.31

1.40

1.42

1.40

1.41

自己資本比率(%

35.8

35.7

35.1

34.4

32.6

33.0

34.1

32.8

32.8

31.9

32.4

総還元性向(%

25.2

25.5

35.0

35.1

36.9

44.2

46.6

44.9

52.7

52.7

54.9


1 事業利益=営業利益+持分法投資損益(不動産分譲を目的とした関係会社株式売却損益含む)+固定資産売却損益なお、2023年度以前は営業利益の数字を記載しております。

2 2023年度よりセグメント変更を実施。従来の「賃貸」「分譲」「マネジメント」「その他」の4区分から「賃貸」「分譲」「マネジメント」「施設営業」

「その他」の5区分に変更。2022年度については新セグメント組替後の実績を記載。

3 販売用不動産+仕掛販売用不動産+開発用土地+前渡金

4 短期借入金+NR短期借入金+CP+短期償還社債+NR短期償還社債+社債+NR社債+長期借入金+NR長期借入金

5 普通株式1株につき3株の株式分割を行っております。2022年度以前は前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、数値を算定しております。配当金については小数点以下を四捨五入しております。

6 2023年度以前:ROA=(営業利益+営業外収益)/総資産期首期末平均残高 2024年度以降:ROA=事業利益/総資産期首期末平均残高

7 親会社株主に帰属する当期純利益/自己資本期首期末平均残高

8 有利子負債/自己資本

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 106


財務データ

財務分析2025年度)

マネジメント 施設営業

賃貸 営業収益

事業利益 営業収益 事業利益

営業収益

十億円)

872.3


936.6


事業利益

(十億円)

176.4


177.0


年度

2024

2025


オフィス•商業施設


収益

オフィス

466,601

486,495

商業施設

299,100

334,919

貸付面積(千m2

6,345

6,633


オフィス

所有

2,059

2,069

転貸

1,573

1,517


商業施設

所有

2,005

2,248

転貸

708

800

その他

収益


106,628

115,186

収益合計

872,331

936,601

事業利益

176,429

177,011

(百万円)

十億円)

486.2

511.4

(十億円)

80.8

十億円)

71.6

224.0 244.1

(十億円) 46.3

2024

2025(年度)

2024

2025(年度)

2024 2025(年度)

2024 2025(年度)

(百万円)

2024 2025(年度)

2024 2025(年度)

38.6

(百万円)

年度

2024

2025

プロパティマネジメント

収益

¥361,400

¥376,330

営業利益

38,464

44,334

仲介•

アセットマネジメント等

収益

124,891

135,139

営業利益

33,177

36,557

収益合計

486,291

511,470

事業利益

71,642

80,891

年度

2024

2025

ホテル•リゾート

収益

¥162,105

¥177,584

稼働率(%)

82

85

スポーツ•

エンターテインメント


収益

61,948

66,561

収益合計

224,054

244,146

事業利益

38,610

46,345

首都圏オフィス空室率(単体)

3.8

3.4

2.6

2.2

1.7 1.9

3.1

3.2

2.2

1.3 1.6

2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025(年度)

※ 国内宿泊主体型ホテル

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


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サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


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財務データ — 財務分析(2025年度)


その他

営業収益

十億円)

284.6 288.2


事業利益

(十億円)

6.5

10.1


年度

2024

2025

新築請負•リフォーム等

¥244,370

¥247,300

新築請負受注工事高

138,680

131,294

その他

40,245

40,956

収益合計

284,616

288,257

事業利益

6,569

10,178

(百万円)


(百万円)

年度

2024

2025

2025年度年間配当金

35/

期首残高

¥3,592,735

¥3,807,255


期中増減額

214,520

77,714

期末残高

3,807,255

3,729,540

期末時価

7,492,787

7,714,645

含み益

3,685,532

3,985,104

自己株式の取得

2025128日~

202639


570億円(実施済み)

賃貸等不動産連結貸借対照表計上額


2021 2022

2023

2024

2025(年度)


D/Eレシオ

倍)





1.31 1.40


1.42


1.40

1.41

2021

2022

2023

2024

2025(年度)

純資産/自己資本比率

34.1

32.8 32.8

31.9 32.4

2,913.7 3,031.2 3,234.6 3,270.7 3,384.8

十億円)



純資産(十億円) 自己資本比率(%)

(注) 1.連結貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額および減損損失累計額を控除した金額です。

親会社株主に帰属する当期純利益に対する 総還元性向


54.9%(予定)

  1. 連結会計年度増減額のうち、主な増減額は不動産取得

    124,549百万円)による増加、売却(82,433百万円)による減少等です。

  2. 連結会計年度末の時価は、原則として「不動産鑑定評価基準」に基づき自社の鑑定部門にて算定した価額です。


2021

2022

2023

2024

2025(年度)

2021

2022

2023

2024

2025(年度)

1

三井不動産の価値創造

2

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3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

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マネジメントメッセージ


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非財務データ

非財務ハイライト


(年度)


詳しくはこちら https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/


三井不動産(単体)従業員構成

<年代別男女比>

項目

単位

2018

2019

2020

2021

2022

2023

2024

2025


温室効果ガス(GHG)排出量

SBT基準に基づく)

t-CO2

5,076

4,383

4,690

4,199

5,503

3,941

4,611

3,822


環境指標※1

うちScope1

t-CO2

90

104

115

140

183

186

209

213


うちScope2

t-CO2

395

413

363

438

457

430

319

323

うちScope3

t-CO2

4,591

3,865

4,211

3,621

4,863

3,325

4,083

3,285

エネルギー消費量※2

MWh

1,454,755

1,488,256

1,433,237

3,653,327

3,935,352

4,135,836

4,240,123

4,391,512

水使用量(取水量)2

m3/

5,407

5,726

5,365

11,849

14,210

15,347

16,145

16,902

水使用量(排水量)2

m3/

5,595

5,539

4,711

10,445

12,546

13,714

14,417

15,025

廃棄物排出量※2

t/

47,271

47,188

38,080

112,375

127,369

137,986

141,460

144,905


人材指標

従業員数(連結)

19,081

20,864

23,992

24,408

24,706

25,593

26,630

27,704


うち三井不動産(単体)

1,577

1,678

1,776

1,898

1,973

2,049

1,928

1,981

女性管理職比率(単体)3

3.3

4.5

5.7

6.8

7.7

9.2

10.2

11.1

女性総合職比率(単体)3

11.0

12.5

14.3

16.5

18.0

19.7

18.9

22.4

女性採用比率(単体)

41.3

39.5

37.5

40.5

44.1

48.6

41.2

40.9

障がい者雇用率(単体)4

1.77

2.04

2.07

2.14

2.52

2.74

2.74

2.55

1人当たり研修時間(単体)5

時間

16.9

20.0

19.8

21.8

28.2

28.4

32.2

32.1

1人当たり研修投資額(単体)6

万円

13.1

13.2

13.4

13.4

有給休暇取得日数

14.1

14.9

13.8

15.0

16.2

16.2

15.7

15.6

育児休業等取得者数(比率)

男性(単体)7

27

84.4%

25

61.0%

28

70.0%

38

79.2%

59

122.9%

63

116.6%

50

100.0%

64

103.2%)

育児休業等取得者数(比率)

女性(単体)

15

100.0%

10

100.0%

13

100.0%

20

95.2%

22

100.0%

25

96.0%

23

100.0%

25

100.0%)

育児休業取得者の復帰率

(単体)

100.0

100.0

100.0

100.0

100.0

100.0

100.0

100.0

健康診断•人間ドック受診率

(単体)

99.5

99.8

99.5

100.0

100.0

100.0

100.0

100.0

離職率(正社員)

0.77

0.53

0.51

0.81

0.66

0.93

1.31

1.28

従業者エンゲージメント

(単体)8

92

92

92

94

女性 男性


60代以上

24人(19.7%


98人(80.3%



100人(28.1%

50


204人(48.6%

40


398人(51.8%

370人(48.2%

30


262人(53.3%

20


10


256人(71.9%


216人(51.4%


230人(46.7%

2人(40.0%3人(60.0%


202641日時点従業員の人数(契約社員、他社からの出向者を含め、他社への出向者を除いた人数)


1 三井不動産および連結子会社のうち、建物保有会社もしくは従業員100人以上の会社が保有する施設となります。集計範囲・方法の見直し等により数値が変動する可能性が

あります。

2 20182020年度:対象範囲は原則として「エネルギーの使用の合理化等に関する法

律」に基づいて報告義務のある施設となります。ただし、一部の施設を除きます。

3 翌年度41日の数字。

4 当該年度61日の数字。2026年度は2.84%

5 研修時間を正社員数で除した数字。

6 研修投資額を正社員数で除した数字。

7 2021年度以前は育児目的休暇の取得率。2022年度以降は分母は該当年度に配偶者が出産した男性社員の数、分子は該当年度に出生時育児休業・育児休業・育児を目的とした休暇制度による休暇のいずれかを取得した男性社員の数です。配偶者が出産した年度と、育児休業等を取得した年度が異なる男性社員がいる場合、100%を超えること

があります。

割合)。

8 「当社で働いていることを誇りに思う」に5段階で上位2つに回答した割合(肯定的回答

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

INDEX

PICK UP


CEOメッセージ CFOメッセージ 社外取締役座談会人材戦略

DX戦略

サステナビリティ戦略

マネジメントメッセージ


三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

戦略を支えるインフラ

事業別戦略 Appendix

Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 109

非財務データ

賛同するイニシアチブ 社外からの評価202687日時点)

三井不動産グループの理念や目標と合致する国際的イニシアチブ「国連グローバル・コンパクト」をはじめ、以下の憲章等に賛同・署名しています。




人材


DX



THE INCLUSION OF Mitsui Fudosan Co., Ltd. IN ANY MSCI INDEX, AND THE USE OF MSCI LOGOS, TRADEMARKS, SERVICE MARKS OR INDEX NAMES HEREIN, DO NOT CONSTITUTE A SPONSORSHIP,

ENDORSEMENT OR PROMOTION OF Mitsui Fudosan Co., Ltd. BY MSCI OR ANY OF ITS AFFILIATES. THE MSCI INDEXES ARE THE EXCLUSIVE PROPERTY OF MSCI. MSCI AND THE MSCI INDEX NAMES AND LOGOS ARE TRADEMARKS OR SERVICE MARKS OF MSCI OR ITS AFFILIATES.


Morningstar, Inc., and/or one of its affiliated companies (individually and collectively, Morningstar) has authorized Mitsui Fudosan Co., Ltd. to use of the Morningstar Japan exREIT Gender Diversity Tilt Logo (Logo) to reflect the fact that, for the designated ranking year, Mitsui Fudosan Co., Ltd. ranks in the top quintile of companies comprising the Morningstar® Japan ex-REIT Gender Diversity Tilt IndexSM (Index) on the issue of gender diversity in the workplace. Morningstar is making the Logo available for use by Mitsui Fudosan Co., Ltd. for informational purposes. Mitsui Fudosan Co., Ltd. use of the Logo should not be construed as an endorsement by Morningstar of Mitsui Fudosan Co., Ltd. or as a recommendation, offer or solicitation to purchase, sell or underwrite any security associated with Mitsui Fudosan Co., Ltd. The Index is designed to reflect gender diversity in the workplace in Japan, but Morningstar does not guarantee the accuracy, completeness or timeliness of the Index or any data included in it. Morningstar makes no express or implied warranties regarding the Index or the Logo, and expressly disclaim all warranties of merchantability or fitness for a particular purpose or use with respect to the Index, any data included in it or the Logo. Without limiting any of the foregoing, in no event shall Morningstar or any of its third party content providers have any liability for any damages (whether direct or indirect), arising from any partys use or reliance on the Index or the Logo, even if Morningstar is notified of the possibility of such damages. The Morningstar name, Index name and the Logo are the trademarks or services marks of Morningstar, Inc. Past performance is no guarantee of future results


※グループ複数社が取得、当社単体は2段階

サステナビリティ


1

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2

価値創造に向けた戦略

3

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4

事業別戦略

5

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PICK UP

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DX戦略

サステナビリティ戦略

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三井不動産の価値創造

価値創造に向けた戦略

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Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 110


非財務データ

気候変動への対応

https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/esg_csr/pdf/2025/2025_TNFD_report.pdf

三井不動産グループは、自然資本とそのリスク・機会を適切に管理することが、企業の持続可能性を高めるうえで重要であると認識しています。2023年に定めた生物多様性方針のもと、街づくりや保有林での活動など事業活動を通じて生物多様性に配慮し貢献していくとともに、自然資本に関する情報を透明性高く開示することで、ステークホルダーとの信頼関係を強化し、持続可能な経済活動と豊かな「環境」づくりに取り組んでまいります。

当社は、自然関連の財務情報開示に関するイニシアチブである「自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures、以下「TNFD」)」に賛同し、20244月にTNFDが推奨するガイダンスの受け入れ機関(TNFD Adopter)としての登録手続きを完了しており、TNFDアーリーアダプターとして20254月に公開した

TNFDレポート」の概要をご紹介します。

Locate | 地理的位置の重要性

当社グループの事業の立地と自然への依存•影響

TNFD提言に基づく事業分析をするにあたり、当社グループの事業活動は、立地場所の観点で分類すると、都市部を中心としたビル・商業施設・住まいなどによる「街づくり」、自然の恵みを活かした「リゾート」、北海道内の森林に立地する「保有林」の大きく3つに分類できます。自然への依存・影響について、ENCOREを参照しつつ、事業活動の内容や立地場所を考慮して、主な項目を特定しました。



生態系サービスへの依存

街づくり

リゾート

保有林

開発

運営


供給 サービス

淡水供給



バイオマスの供給




調整•維持サービス

気候調節



水流調整




土壌と土砂の保持

洪水・暴風雨緩和



花粉媒介




土質調節




生物学的防御





文化的サービス

視覚的アメニティ



レクリエーション等




事業による自然への影響

街づくり

リゾート

保有林

開発

運営


陸、淡水、海洋利用の変化

陸上生態系の利用

淡水生態系の利用



海洋生態系の利用



気候変動

GHG排出量


資源使用

水の使用



汚染

固形廃棄物


GHG大気




水質汚染


土壌汚染




騒音など



侵略的外来種

侵略的外来種導入


【依存の重要性の評価基準】

高:事業の供給源として機能している、または、良好な業績を支えている。ほかの方法で代替が困難。

中:事業の供給源として機能している、または、良好な業績を支えている。ほかの方法で代替が可能。

低:事業の供給源として機能したり、良好な業績を支えたりしているとは、言えない。

【影響の重要性の評価基準】

高:自然の状態を変化させている。他者の生態系サービスの利用への影響が大きい。中:自然の状態を変化させている。他者の生態系サービスの利用への影響は小さい。低:自然の状態をあまり変化させていない。

1

三井不動産の価値創造

2

価値創造に向けた戦略

3

戦略を支えるインフラ

4

事業別戦略

5

Appendix

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価値創造に向けた戦略

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Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 114

非財務データ — 生物多様性の保全


Locate | 地理的位置の重要性

優先拠点の選定

当社の直接操業拠点を、立地場所の特性によって大きく「街づくり「」リゾート「」保有林」の3つに分け、生物多様性に取り組


Evaluate | 生態系•生物多様性への影響と依存関係

優先拠点に選定した「日本橋の街づくり」と「保有林」について、それぞれが依存する生態系サービスおよび自然への影響を、事業活動の内容や地理的条件も踏まえて分析した結果、主に下表記載の内容があると整理しました。

日本橋の街づくり

街づくり

日本橋

リゾート

保有林

む優先度の評価を行いました。評価は、①自然関連課題(依存・影響)によって生じる事業へのリスク・機会の大きさ、②各拠点と生物多様性の重要地域(KBA)や保護地域との近接度の、2軸で行いました「。街づくり」は、当社グループの事業全体に占める割合も大きいため、自然関連課題によるリスク・機会が大きいと判断しました。特に日本橋の街づくりは、現在「日本橋再生計画」としてエリア全体で地域コミュニティとも一体となって取り組んでおり、自然への依存や影響も大きいと認識しています。保有林(北海道で全71団地、総面積約5,000haを保有)は、それ自体が自然環境と密接に関わっており、また、生物多様性の重要地域や保護地域と近接していることから、生物多様性配慮の必要性が高いです。リゾートは、事業特性上、自然が持つレクリエーションサービスや視覚的サービスに大きく依存しています。また、一部が国立公園特別地域内に立地しているなど、重要な自然保護地域と位置的に密接な関係があります。以上を踏

自然関連課題による

事業へのリスク・機会の大きさ

まえ「、日本橋の街づくり」と「、保有林」を優先拠点に選定しました。今後、リゾートも含むその他の拠点でも、生物多様性に取り組むことを検討していきたいと考え

<生態系サービスへの依存>


分類

具体的な依存関係


供給 サービス

森林資源の活用

木造建築に使用する国産木材の供給

水資源の活用

建物内で利用する水資源の供給


調整•維持サービス

緑地による調整

都市部での緑化がヒートアイランド現象の緩和や生物多様性の保全に寄与

水資源による調整

都市の水質維持、洪水や浸水災害の防止


文化的サービス

水景の活用

日本橋川や隅田川などの水辺空間が地域の環境美化に寄与

舟運の活用

環境負荷低減につながる移動手段として舟運を活用

緑地の整備

地域住民や来街者に癒しや満足感を提供

保有林

分類

具体的な依存関係

供給 サービス

木材生産(グループにおける木造建築への活用)


調整•維持サービス

生物多様性による外来種の侵入の抑止、病虫害の軽減森の手入れによる土砂流出防止

水源涵養機能

CO2吸収、地球温暖化防止

文化的サービス

主に当社グループ社員を対象とした植林研修

<生態系サービスへの依存>

<事業による自然への影響>

分類

具体的な影響


陸、淡水 利用の変化

緑地の拡大

不動産周辺で創出している緑地が生き物の生息地となる

水景の整備

日本橋川や隅田川の水辺空間の状態が変化し、水生生物の生息場が変化

気候変動

GHG排出

建物の開発時・運用時にGHGを排出

資源使用

森林資源の活用

木材需要が森林資源の利用を促進


汚染

水資源の使用

不動産運営に際しての水使用

汚染物質の排出

建物の開発時・運用時に発生する廃棄物や大気汚染

侵略的外来種

外来種の導入

緑化の一部で、侵略的外来種が導入される可能性


分類

具体的な影響


陸、淡水、海洋利用の変化


人工林拡大による、森林全体での生物多様性低下の可能性


伐採後、豪雨などによる土壌の流出可能性

流出した土壌が河川や海の生態系に影響を及ぼす可能性

<事業による自然への影響>

ています。

各拠点と生物多様性の重要地域•保護地域との近接度

1

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非財務データ — 生物多様性の保全

Assess | 生物多様性関連のリスクと機会 Prepare | 生物多様性配慮の取り組み状況

LocateおよびEvaluateフェーズで特定された、事業が依存する生態系サービスおよび事業による自然への影響に起因する、自然関連のリスクと機会の特定を以下のとおり行いました。

日本橋の街づくり

三井不動産グループ生物多様性方針に基づき、これまでのフェーズにおける評価を用いて、「日本橋の街づくり」および

「保有林」において、当社グループが行うべき取り組みを以下のとおり策定しました。これまでも当社グループでは、新規開

分類

具体的なリスクの内容


物理的リスク

(急性•慢性)


気候変動、洪水や浸水

日本橋川や隅田川の氾濫による洪水や浸水、地震による液状化などによる日本橋エ

リアへの被害

気候変動による渇水などによって、水不足が深刻化し、事業運営に必要な水が十分に

供給できなくなる可能性

文化的サービスへの依存

福徳神社の森や日本橋川の舟運など文化的サービスの低下、日本橋の街の魅力の

低下


移行リスク


政策・法律

国や自治体による環境規制が強化され、緑化や水景整備に追加のコストが発生する

可能性

市場

ESG投資の基準に適合しない場合、資金調達が難しくなるリスク

評判

環境配慮が不十分と見なされることで、企業のレピュテーションが損なわれるリスク

<自然関連のリスク>


保有林

<自然関連のリスク>

<自然関連の機会>


分類

具体的な機会の内容


市場


資源循環を実現する木造建築や水景整備を通じた競合他社との差別化


環境配慮型の街づくりがテナントや顧客の満足度向上


環境負荷低減につながる移動手段として舟運を拡大し、観光資源としての価値を向上


評判


環境配慮型の街づくりを通じて、企業のレピュテーションの向上


地域社会や自治体との連携を強化し、信頼関係を構築

<自然関連の機会>

発事業を行うに当たって、開発敷地内に保存・保全すべき樹木や樹林等の自然環境の有無を確認し、必要に応じて樹木や樹林等の保存・移植、保全等を行ってきました。

また、自然地の多い地域の開発については、環境影響評価や自然保護等に係る法令・条例に基づき、動植物や生態系への環境影響評価を実施しています。

今後、今回対象とした日本橋や保有林での分析をより進めるとともに、日本橋以外での街づくりやリゾートなどで、分析を拡大していくことを検討してまいります。



日本橋の街づくり

保有林


リスクと影響の管理

街づくりにおける環境との共生宣言「& EARTH for Nature」等の施策を推進し、リスクの低減を図る


「三井不動産グループ保有林生物多様性配慮基本計画」を推進し、リスクの低減を図る


指標•目標


モニタリングのための指標・目標の設定を継続検討していく


モニタリングのための指標・目標の設定を継続検討していく

<優先拠点における取り組み>

分類

具体的なリスクの内容


物理的リスク


気候変動による極端な気象条件(台風、豪雨、干ばつなど)が森林の健康状態を悪化させ木材供給が不安定になるリスク


移行リスク

(評判リスク)


森林管理が不十分な場合、企業のレピュテーションが損なわれるリスク

分類

具体的な機会の内容


市場機会


ライフサイクルで環境負荷の少ないとされる木造建築の市場拡大


資本•

資金調達


OECMなどの認定を受けた自然保護エリアに対する財政面・金融面などのインセンティブ導入

1

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戦略を支えるインフラ

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Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 116


会社概要/株式情報2026331日時点)

株主名

所有株式数

(千株)

所有株式数の割合

%

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

490,148

18.04

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

182,961

6.73

ステート ストリート バンク アンド トラストカンパニー 505001

(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)

97,181

3.58

ジェーピー モルガン チェース バンク 385642

(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)

47,469

1.75

GOVERNMENT OF NORWAY

(常任代理人 シティバンク、エヌ•エイ東京支店)

46,001

1.69

ジェーピー モルガン チェース バンク 385781

(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)

45,219

1.66

JPモルガン証券株式会社

44,734

1.65

鹿島建設株式会社

40,088

1.48

ザ チェース マンハッタン バンク エヌエイロンドン エス エル オムニバス アカウント

(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)

38,172

1.40

ステート ストリート バンク アンド トラストカンパニー 505103

(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)

31,932

1.18

合計

1,063,910

39.15

個人•その他 5.03%

証券会社 4.02% 自己名義株式 1.39%

その他国内法人            5.91%            

                   外国人 51.14%

金融機関        32.50%          

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編集方針

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Mitsui Fudosan Co., Ltd. INTEGRATED REPORT 2026 117


「三井不動産 統合報告書2026」の発行にあたって

「統合報告書2026」では、グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」の実現に向けた経営の意思と進捗をより明確にお伝えするため、CEOメッセージ、CFOメッセージ、社外取締役座談会を冒頭に配置しました。また、20267月に公表されたコーポレートガバナンス・コードの改訂を踏まえ、取締役会における議論の活性化や事務局機能の強化に向けた取り組みなど、コーポレート・ガバナンスに関する開示を拡充しました。事業別戦略では、各担当本部の価値創造の源泉とその成果を紹介しております。本報告書が、株主・投資家の皆様との建設的な対話を深め、幅広いステークホルダーの皆様に当社グループへの理解と信頼を一層深めていただく一助となることを願っています。最後に、本報告書の作成プロセスが正当であり、記載内容が正確であることを、ここに表明いたします。引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。


専務執行役員

藤岡 千春

三井不動産グループの経営戦略および事業活動の全体像を、株主・投資家をはじめとするすべてのステークホルダーの皆様に正しく理解していただくためには、業績や事業概要、経営戦略などの財務情報に加えて、社会・環境・人材、ならびにガバナンスといった非財務情報を体系的に捉え説明することが重要と考えています。こうした考えから、非財務情報の一層の充実化・統合化を図り、本統合報告書を発行しました。編集にあたってはIFRS財団の推奨する「国際統合報告フレームワーク」や、経済産業省が提唱する「価値協創のための統合的開示・対話ガイダンス」を参照し、ステークホルダーの皆様の視点を重視した編集に努めました。 なお、本統合報告書には、当社グループをご理解いただくために、重要性の高い情報を集約し、掲載しています。より詳しい内容は、下記の各種コミュニケーションツールをご覧ください。

当社の価値創造にとっての重要度

決算説明資料

有価証券報告書

統合報告書

TNFDレポート

内部統制報告書

コーポレート・ガバナンス報告書

サステナビリティレポート

決算短信

ステークホルダーにとっての重要度

統合報告書の位置付け


Webサイトのご案内

コーポレートサイト

https://www.mitsuifudosan.co.jp/


IR情報

https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/ir/


サステナビリティ/ESG

https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/

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